2015シーズンからTeam KAGAYAMA SUZUKI Asiaに合流し、アジア5か国を転戦するFIMアジアロードレース選手権(ARRC)スーパースポーツ600クラスに参戦を開始したナイトロ・ノリ。2016シーズン第2戦は、タイのブリラム。5月初旬といえば、タイで最も暑い時期。厳しい暑さの中でのナイトロ・ノリ(#41 Team KAGAYAMA SUZUKI Asia SUZUKI GSX-R600)の奮闘は続く・・・・・・。 |
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●取材協力-Team KAGAYAMA SUZUKI Asia |
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FIMアジアロードレース選手権 Rd.2 タイ 5月6日~5月8日 チャン・インターナショナル・サーキット(全長4・554㎞/コーナー数12) Team KAGAYAMA SUZUKI Asia #41 SUZUKI GSX-R600 (スーパースポーツ600㏄クラス) 予選=15番手 レース1=12位 レース2=12位 ポイントランキング=10番手 |
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Team KAGAYAMA SUZUKI Asiaの芳賀です。このアジアでの選手権も2年目のシーズンを迎えて、今回は、タイのブリラムです。昨シーズンも、第4戦、第6戦の2回開催となったサーキット。そやからチームとしてもデータはあるし、それなりに走れるはず、やったんやけどねぇ。 レースウィークスタートからは、まぁ順調といえば順調。トップとのタイム差は1秒くらいあったけれど、レギュレーションのタイヤを消化しつつ、セットアップを進めていったんやわ。転倒があるわけでなく、特に大きなトラブルもなくてね。ほんでもアンタ、レース日になってみると、どうもおかしくて…。 旋回性もなく、レースの後半になると、車両のバランスが崩れてくる感じ。トップの集団からジリジリと引き離されていってしまうんだわ。それでもね、まぁ、リタイアせず、ちびっとだけでもポイントを稼いでいっとるし、チームの雰囲気もようなっとるし、まぁ、やれるだけのことはやっとるって感じだわな。 問題点はわかっておるんやて。でもね、それはいかんともしがたい部分もあって、ちびっと困った状態でもあるんやて。このストックのマシンのレースってのはややこしいなぁとつくづく思ったね。これが何でもありやったら次は新兵器を投入しますよってことになるんやけど。できることが限られとるでねぇ・・・、困ったもんやわ。 次はホームコース、鈴鹿だでねぇ、ユキオ(加賀山就臣ゼネラルマネージャー兼監督)、何とかしてちょ~~! |
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レースは2レースともに、中盤ごろから、ペースが明らかに落ちてきて、先頭集団から引き離されていくという展開で、残念ながら見せ場なし、という状況であった。「ファッキンな週末だったね~」と一言・・・。 | ||
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長男である芳賀瑛大(あきと)くんは、スズキ・アジアン・チャレンジというステップアッププログラムで参戦しているが、決勝・練習走行含め6回の走行で4回転倒、レース1は11位、レース2は完走できずと、今回は厳しいレースであった。 | ||
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スズキ・アジアン・チャレンジのシリーズは、今回マシンを一新し、SATRIA F150での挑戦となった。このシリーズのライダーコーチである八代俊二さんやSS600クラスのチームからパティス選手、武田雄一さんなどスタッフ総出でマシンのシェイクダウンを行なった。 | ||
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タイ・スズキも多くのファンとともにバイクツーリングを兼ねて応援に駆け付けた。また、タイで有名な元ミス・タイランド(2001年)のPune Ananyalan(プネ・アナヤラン)さんもこの応援団に合流。彼女自身スズキの1000ccバイクに乗っているという。 | ||
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スズキ・アジアン・チャレンジの150ccのマシンからSS600へのステップアップを果たしたチームメイトのパティス・チョープラテット選手にとっては、地元での開催ということで、期待もかかったが、残念ながらレース1、レース2ともに15位という結果に。 | スズキ・アジアン・チャレンジにやってくるレースクイーン。今回はタイの女性3名がやってきた。毎レース、メンバーが入れ替わる。次は鈴鹿。日本人レースクイーンは誰になるのか、請うご期待! | |
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このレースウィークで、誕生日を迎えた加賀山就臣ゼネラルマネージャー兼チーム監督をSACライダーとスタッフが祝った。 | ||
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芳賀紀行(はがのりゆき)
1975年生まれ。ワールドスーパーバイクをメインに活躍してきた、世界戦43勝を誇るライダー。TEAM KAGAYAMAに合流し、2013年~2015年にかけて鈴鹿8時間耐久レースでは3年連続3位表彰台を獲得している。 |
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