2012年2月9日
■125cc以下免許が身近になる「実験講習プロジェクト」の結果は!?
日本自動車工業会(自工会)の二輪車特別委員会(二特)が政府関係機関にかねてより提案している「小型限定普通二輪(125ccクラス)免許取得時の負担軽減」。125ccクラスの原付二種は軽量コンパクトで通勤・通学、業務の移動手段としてこれからの生活モビリティとして期待されているだけに、多くの人が関心を寄せているはずだ。
すでに自工会二特 では「普通二輪(小型限定)実験講習プロジェクト」を設け、要望実現化のための具体的なカリキュラムを試作。小型限定普通二輪免許の取得希望者を対象に、カリキュラムが妥当で適正なものであるかどうかの実地検証も行っている。その検証結果をまとめた報告書が発行された(詳細はコチラ )。
教育時間を現行の9時限から6時限に短縮しても同等の十分な教育効果が認められ、1日で6時限(現行は第1段階1日2時限まで、第2段階1日3時限まで)の講習を連続的に実施しても教育効果は十分認められたという。
また、模擬技能検定を行ったところ結果は100%合格ではなかったものの、90%近い合格率に。このことについては、技能講習カリキュラムの6時限目に行う「講習効果の確認(みきわめ)」を厳格に行うことで運転者の技能の習熟度を十分に確認し、技能水準を落とすことなく講習の終了認定、すなわち卒業が可能であるとしている。
自工会二特 では、この報告書を政府関係機関に提出し、今後の要望実現に向けてさらなる働きかけを行っていくという。
日本自動車工業会
http://www.jama.or.jp/