2016年4月11日
■KTMが690 DUKE&690 DUKE Rをリニューアル、2016年モデルとして発売開始!
KTMは、3月のモーターサイクルショーで日本国内初披露を行った2016年モデルの発売を順次開始する。まずは、ボアxストロークを見直し、5馬力ものパワーアップを果たしたミドルクラス・ネイキッドバイクの定番、690DUKEと690DUKE Rを市場に投入。
例年イヤーモデルを前年のイタリア・ミラノ国際モーターサイクルショー(EICMA)でデビューさせ、春のモーターサイクルショーで日本国内デビューを飾るKTM。ことしも4月に入り、順次2016年モデルとして出荷が開始される。その第一弾が、フルモデルチェンジといってよいほどの大きな変更があったこの690 DUKEと690 DUKE Rの2モデルだ。
690ccというビッグ・シングルエンジンを搭載する現在唯一のストリート・スポーツ・バイク、690 DUKEシリーズ。スタンダードモデルといえる690 DUKEは、リーズナブルなプライスながら充実した装備と、KTMらしい軽量さ、優れた燃費、使い勝手の良さで2012年のフルモデルチェンジ以来人気を博してきた。その4代目からバトンタッチした2016年モデルは、素性の良い基本的な車体設計を生かしながら、エンジンを大きく変更。ボア×ストロークも見直され、最高出力を5馬力向上。同時に、ヘッド部分にカウンターバランサーを新たに装備し、ビッグシングルとは思えないほどのスムースなパワーデリバリーを実現している。
電装系も一新させ、新たに採用されたLCD多機能ダッシュボードは、照度も自動変化させるなど、最先端の技術を取り入れている。これに加えて、1190 ADVENTUREや1290 SUPER DUKE Rで鍛えられた電子制御技術を投入。コストを抑えつつも、「トラック・パック」という形で3モードのトラクションコントロールをはじめ、急激なエンジンブレーキを緩和する「モータースリップ・レギュレーション」や、ABSをフロントのみにしてよりスポーティーな走行を可能にする「スーパーモト・モードABS」など、より安全に、より楽しくスポーツライディングが楽しめる環境もオプションで提供されている。
車体周りでは、高出力化したエンジンに合わせてスタビリティを増す方向でフロントフォークのオフセットを最適化。よりスリムで足つきを改善しながらもホールド性を向上させつつ快適さも損なわない新しいエルゴノミックデザインのシートもスタンバイ。
690 DUKE Rは、スタンダードモデルに前後フルアジャスタブルサスペンションをはじめ、アクラポヴィッチ製エキゾーストシステム、ブレンボ製モノブロック・フロントブレーキキャリパーなど、走りに特化した装備がプラスされたスポーツモデル。エンジンはスタンダード比5psの出力向上を果たし、車両重量もさらに1kg軽量化され、147.5㎏になっている。
●メーカー希望標準小売価格:KTM 690 DUKE 950,000円、KTM 690DUKE R 1,200,000円。4月16日から、全国のKTM正規販売店店頭で発売開始。
■KTM JAPAN: http://www.ktm-japan.co.jp/