ZOOMER 10th Annversary 236,250円(6月16日発売)
★ホンダ ZOOMER 10th Annversary 車両解説
7月10日までの期間限定受注で10周年記念モデルを発売
「新たなスクーターカテゴリーを創造するモデルとして、Ape(エイプ)の開発を手がけた“Nプロジェクト”による2作目の製品で、個性を大事にする若い人達の感覚に合わせ、ネイキッドスタイルに、前・後の極太タイヤや、デュアルヘッドライトを採用するなど新感覚のデザイン」として2001年6月1日に発売開始された“遊び心にあふれた50ccネイキッドスクーター”ZOOMER(ズーマー)。そのZOOMERが発売以来10周年を迎え、記念モデルが登場だ。
Nプロジェクトの作品といえばあえなく1代で消え去ってしまったモデルもあるが、このZOOMERに関してはきちんと若い人達の感性をとらえることに成功したと言えるだろう。
ちなみに2001年の発売以来、毎年のように新色攻勢をかけており、若い人達の関心を引きつける努力を惜しまなかったことも、10年間にわたって人気を保ってきたひとつの要因だろう。
ZOOMER発売以来の変遷を紹介しておくと、発売翌年の2002年1月31日、兄弟モデルともいえるNプロジェクト第3弾「Bite(バイト)」が登場。3月8日にはZOOMER初のトピック、3000台限定でシルバー塗装(アキュレートシルバーメタリック)の「ZOOMER・スペシャル」が追加発売される。フロントフォークカバー、前・後ホイールを同系色のシルバーに。
2003年1月10日には、プラズマイエロー、バージンベージュという新色2色を追加。継続色のブラックと合わせて3色ラインナップに。ちなみにこの年の3月には、Nプロジェクト第4弾の「Solo(ソロ)」が発売されている。そしてZOOMERでは、5月30日にも新色カムフラージュグリーン、さらに12月20日にはファイティングレッドとシャスタホワイトの2色を追加ラインナップしてる(黄とベージュは廃止)。
2004年は、Nプロジェクト第5弾「PS250」が発売された年だ(6月30日)。ZOOMERでは、年間1,500台限定のスペシャルカラー、パールコーラルリーフブルーのメタリック塗装モデルが登場。翌2005年10月29日にはプラズマイエローのカラーリングを復活させ、光の当たり具合で表面の色合いが変わるステッカーを採用。そして2006年1月17日発売で、ホワイト・シートを採用し、メタリック基調のマットアクシスオレンジメタリック、ナッソーブルーメタリックの2色を設定した「ZOOMER・デラックス」タイプの追加をアナウンスしている。
2006年のZOOMERは、7月20日発売で期間限定受注のスペシャルモデル「ZOOMER・スペシャルエディション」が登場。「鮮明で爽やかなバイスブルーと、落ち着いた輝きで高級感あふれるムーンストーンシルバーメタリック」の2色を設定。バイスブルーにはホワイト・シートとホイール、ムーンストーンシルバーメタリックにはシルバー・シートとフレームに車名ロゴステッカーを配した。
2007年はZOOMER初のマイナーチェンジが行われた年だ。10月5日発売で、ZOOMER、ZOOMER・デラックスともに電子制御燃料噴射システムが新たに搭載され、環境規制対応が図られている。ウインカーも操作が簡単なプッシュキャンセラー式となり、ホルダー締め付けタイプのパイプハンドルも採用された。2008年は、1月22日発売で受注期間限定販売の「ZOOMER・スペシャルエディション」が登場。専用色のモンツァレッドを採用するとともに、車体色に合わせたレッドとブラックのツートーンシート、レッドスプリングのリアサスなどを採用。そしてこの年はさらに11月21日発売で、ZOOMERにはファイアリーオレンジとカムフラージュグリーン-R、ZOOMER・デラックスにはハーベストベージュの新色を設定。シート下のフレームも車体と同色となっている。
若者のバイク離れが鮮明になり、原付スクーター市場も絶不調となっていたことから2009年、2010年はさすがに新色攻勢もお休みで、新たな動きがあったのは2011年に入ってから。2月10日発売でZOOMERに新色のクリッパーイエローとバージンベージュ-Rという2色を追加。継続色のブラック、カムフラージュグリーン-Rと合わせて4色のラインナップに。また、ZOOMER・スペシャルはラインナップから落ちてZOOMERの基本モデルだけの構成となった。
そして今回の10周年記念のアニバーサリーモデル登場へと繋がる。受注期間は6月14日から7月10日まで。車体色とフレーム色を同色のホワイトとし、シリーズ初採用となるレッドのシート、同じくレッドの専用ロゴステッカーを採用したモデルだ。
★HONDA プレスリリースより (2011年6月14日)
50ccのネイキッドスクーター「ZOOMER(ズーマー)」の発売10周年を記念した「ZOOMER 10th Anniversary」を受注期間限定で発売
Hondaは、遊び心にあふれたデザインのネイキッドスクーター「ZOOMER」の発売10周年を記念し、専用色を施した「ZOOMER 10th Anniversary」を、6月16日(木)に受注期間限定※1で発売します。
「ZOOMER 10th Anniversary」は、車体色とフレーム色を同色のホワイトとし、シリーズ初採用となるレッドのシートや同じくレッドの専用ロゴステッカーを組み合わせた鮮やかなカラーリングで、「ZOOMER」の持つ個性をより際立たせています。
「ZOOMER」は、新たなスクーターカテゴリーを創造するモデルとして、2001年6月に発売。車体にカバー類の無いネイキッドスタイルに、前・後の極太タイヤやデュアルヘッドライトを組み合わせた個性的なデザイン、遊びの自由度を広げるシート下の積載スペースなど、既存の50ccスクーターの概念に捉われない自由な発想により、個性を重視する若者層を中心に支持されているロングセラーモデルです。また、環境性能に優れた水冷・4ストローク50ccエンジンを搭載。2007年には電子制御燃料噴射装置(PGM-FI※2)や触媒装置(キャタライザー)を採用するなど、装備の充実や排出ガスのクリーン化とともにスムーズな走りに磨きをかけてきたモデルです。
※1 受注期間は、2011年6月14日から7月10日までです
※2 PGM-FI(Programmed Fuel Injection)は、Hondaの登録商標です
- ●販売計画台数(国内・年間)
- 1,000台(受注期間限定)
- ●メーカー希望小売価格
- 236,250円(消費税抜き本体価格 225,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | JBH-AF58 | |
---|---|---|
ズーマー | ||
発売日 | 2011年6月16日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.860×0.735×1.025 | |
軸距(m) | 1.265 | |
最低地上高(m) | 0.145 | |
シート高(m) | 0.735 | |
車両重量(kg) | 87 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L) | 75.0(30km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 1.9 | |
エンジン型式 | AF69E | |
水冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 49 | |
内径×行程(mm) | 37.8×44.0 | |
圧縮比 | 12.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 3.1[4.2]/8,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 4.0[0.41]/5,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
始動方式 | セル式(キック式併用) | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 4.8 | |
クラッチ形式 | 乾式多板シュー式 | |
変速機形式 | 無段変速式(Vマチック) | |
減速比1次/2次 | 2.850/0.860 | |
キャスター(度) | 26°30′ | |
トレール(mm) | 75 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/90-10 57J |
後 | 130/90-10 61J | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーティング・トレーリング |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニット・スイング式 | |
フレーム形式 | アンダーボーン |