ジョグ CE50(JOG SPECIAL) 160,920円(3月10日発売)

★ヤマハ ジョグ CE50(JOG SPECIAL) 車両解説

ヤマハの定番スクーター「ジョグ」の復刻カラー版を限定発売

1983年3月に発売開始されたヤマハの看板原付スクーター、ジョグシリーズ。幾多の変遷を経ながら30年以上も継続生産されてきた数少ない長寿モデルでもある。2ストロークエンジンを搭載したモデルの期間が24年もあり、膨大なヒストリーとなってしまうのでここでは省略させていただくが、大まかには7世代に分けられる。

そして経済性や、環境性能に対応すべく、4ストロークエンジンが採用されて登場したのが2007年10月。フューエルインジェクション、そして吸気2、排気1という変則的な3バルブのヘッドを持つ4ストロークエンジンが搭載され「ニューフレンドリーJOG」として発売されている。

フューエルインジェクションは、吸気通路の圧力変位から運転状況を検知する小型の最新センサーを採用したほか、小型インジェクター、フィルター類をモジュール設計することなどにより、軽量コンパクトなシステムとして開発された。この時の4ストロークモデルが基本はそのままに、細かなモデルチェンジが行われたのみで現行モデルへと継がっている。

最近では、2011年1月にカラー設定の変更と、ZRに専用のスモーク調メッキ立体エンブレムが採用されるマイナーチェンジを受けている。また2013年2月には、ピンク系の新色が追加され、計5色のラインナップとなっていた。2014年12月には、シートのデザイン変更によりシート高を標準モデルよりも25mmダウンさせた低シート仕様が登場し(シート高725mmから700mmに)、更なる扱いやすさで女性ユーザーにもよりやさしい仕様としたモデル、ジョグ プチをラインナップに追加している。カラーもそれに合わせ女性向けの3色を設定したという。

2015年10月には、エンジンを中心にマイナーチェンジを受けたばかりで、ジョグシリーズ全体で改良が行われ、排気系を見直すことでエンジンの出力を3.1kWから3.3kWに、トルクも3.9N・mから4.2N・mに向上させた。また、新型ECUの採用とO2フィードバック制御を追加し、F.I.システムの変更などにより燃費性能も30km/hの定地燃費で66.0km/Lから69.7km/Lへアップ、WMTCモード値でも50.1km/Lから56.5km/Lへと向上を図った。

今回は、このジョグに1980年代の人気カラーリングをイメージした復刻カラー版が登場。1,500台の台数限定で発売されることになった。「ダークグレーイッシュブルーメタリックA」という’84年モデルのジョグカラーと専用グラフィックを採用したモデルだ。

ジョグ CE50(JOG SPECIAL)。カラーは「ダークグレーイッシュブルーメタリックA(ブルー) 」。
ジョグ CE50。1984年発売の「ジョグ CE50E」イメージのカラー&グラフィックを採用。

★YAMAHA プレスリリースより (2016年2月2日)

33年のロングセラー、原付一種スクーターに懐かしの復刻カラー
「ジョグ CE50(JOG SPECIAL)」を限定発売

ヤマハ発動機株式会社は、1983年の初代型からのロングセラー、原付一種スクーター「ジョグ CE50」に1980年代のカラーリングをイメージした「ジョグ CE50(JOG SPECIAL)」を追加、台数限定にて2016年3月10日より発売します。

「ジョグ CE50(JOG SPECIAL)」のカラーは、「ダークグレーイッシュブルーメタリックA」(ブルー)で、1984年モデル「ジョグ」を彷彿させるツートンカラーに専用グラフィックをあしらいました。なお、本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。

<名称>
「ジョグ CE50(JOG SPECIAL)」
 
<発売日>
2016年3月10日
 
<メーカー希望小売価格>
160,920円(本体価格149,000円/消費税11,920円)
 
<カラーリング>
・ダークグレーイッシュブルーメタリックA(ブルー)
 
<販売計画>
1,500台(限定生産、国内)