モンキー 336,960円(2月12日発売)
★ホンダ モンキー 車両解説
モンキーに“アドベンチャー”をイメージした専用装備、カラー&グラフィックモデル登場
モンキーといえばリミテッド・バージョン、というイメージがあるくらいにこれまで様々なスペシャル仕様が発売されてきたが、今回はその歴史の中でもかなり異色といえる“アドベンチャー”バージョン。ただし、リミテッドというわけではなく、新色としての追加設定扱いに。
モンキーの特別仕様といえば、最近では、独自の可愛らしいキャラクターとオープンなライセンスで一躍国民的なアイドルキャラクターとなった“くまモン”のイメージを取り入れた「モンキー・くまもんバージョン」が2014年4月に発売されているが、こちらも基本的にはシリーズのレギュラーバージョンの一員としての発売だった。
台数限定販売等の縛りのある“特別仕様”といえば、2013年12月におなじみのブラック・リミテッドをベースにタンクサイドにチェッカーストライプを入れ、シート座面にもくっきりチェッカー柄表皮を採用、とにぎやかなイメージのリミテッドが最後だろうか(受注期間限定だった)。また、2012年2月には、本体のモンキー・シリーズに新色が追加されたのと同時に、鮮やかなモンツァレッドの車体色とシルバーカラーのフューエルタンクという出で立ちで、受注期間限定で販売されたモンキー・リミテッドがある。モンキーの特別仕様の中でも定番と言えるブラックカラーのリミテッドでは、2011年2月にもモンキー・リミテッドが発売されている。
それ以前は若干間隔が空いており、2006年12月にモンキー・40周年スペシャルを発売。モンキーの40周年を記念して“初代モンキー”イメージのチェック柄シートなどを採用したカラフルなモデルだった。また、その年の2月にはモンキーの特別仕様ではこれまた定番の“シルバー”のスペシャルモデルが発売されていた。
さらにモンキーの特別仕様車が人気を集めていた頃をちょっと遡ってみると、2003年12月にはCBX400Fイメージ、2002年11月にはCB750FOURイメージ、同じ年の1月にはCB1100Rイメージ、2001年1月にはFTRイメージのトリコロールの限定カラー、2000年1月にはツートーンカラータンクの新春スペシャル、1997年2月にはモンキー生誕30周年を記念したZ50Mカラーイメージのスペシャル、1996年1月にはゴールドのリミテッド、などなど様々な特別仕様車が登場し“限定バージョンコレクター”も存在していたほどだった。
ブラックカラーの特別仕様としては、1981年3月に発売されたBLACKモンキーが第一弾だろう。その後も1990年1月、ブラックカラーにプラス、ゴールドストライプのモンキー・スペシャルが発売されたり、通常モデルにもそれに近いブラックカラーを基本としたモデルが出るなど、モンキーと黒は相性が良いといえる。
今回追加された“特別仕様”は、モンキーでアドベンチャーのイメージを表現するため、落ち着いたハーベストベージュを主体色に、オレンジ色を各部へ効果的に配することで個性を際立たせたもので、タンクにはヘルメットとゴーグルをつけた愛らしい「猿」をモチーフにした専用デザインのタンクバッジも採用するなど、所有欲を満たすモデルとしている。
その他の仕様では、オレンジ色のパイピングを施したカモフラージュ柄のシート、力強さを演出するオレンジ色の結晶塗装を施したシリンダーヘッドカバー、精悍さを強調するブラックのクランクケースカバー、よりオリジナル感を強める専用デザインのステッカーを貼付したサイドカバー、高級感を際立たせるメッキを施したエキゾーストパイプカバー、足回りにアクセントをもたらす専用のオレンジ塗装を施したリアショックダンパー、リア周りを引き締めるブラックのリアキャリアなどなど。これで価格は据え置きなのでお買い得なバージョンでは。ちなみに、モンキー・くまもんバージョンカラーも継続販売される。
★HONDA プレスリリースより (2016年1月28日)
原付レジャーモデル「モンキー」に新色を追加し発売
Hondaは、50ccの人気レジャーバイクモデル「モンキー」に、アドベンチャーをコンセプトに専用装備を施した、新色のハーベストベージュを追加設定して2月12日(金)に発売します。
Hondaは1967年に初代モデルとして公道走行可能な「モンキーZ50M」を発売しました。小柄で愛らしい車体や粘り強く扱いやすい4ストロークエンジンの搭載などにより、幅広い層のユーザーに好評を得ているロングセラーモデルです。
今回追加する新色はコンパクトで愛らしい伝統のスタイルにアドベンチャーのイメージを表現するため、落ち着いたハーベストベージュを主体色に、オレンジ色を各部へ効果的に配することでモンキーの個性を際立たせています。タンクにはヘルメットとゴーグルをつけた愛らしい「猿」をモチーフにした専用デザインのタンクバッジを採用するなど、所有欲を満たすモデルとしています。
- =その他の専用仕様=
- ・オリジナルデザインの「猿」がモチーフの立体バッジを施したメインキー
- ・ワイルドなイメージを強調するカモフラージュ模様と、オレンジ色のパイピングを施したシート
- ・力強さを演出するオレンジ色の結晶塗装を施したシリンダーヘッドカバー
- ・精悍さを強調するブラックのクランクケースカバー
- ・よりオリジナル感を強める専用デザインのステッカーを貼付したサイドカバー
- ・高級感を際立たせるメッキを施したエキゾーストパイプカバー
- ・足回りにアクセントをもたらす専用のオレンジ塗装を施したリアショックダンパー
- ・リア周りを引き締めるブラックのリアキャリア
- ※プラズマイエローとグラファイトブラック(モンキー・くまモンバージョン)のカラーは継続販売します。
- ●販売計画台数
- (国内・年間) 1,400台(シリーズ合計)
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- モンキー(ハーベストベージュ) 336,960円(消費税抜き本体価格 312,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | JBH-AB27 | |
---|---|---|
モンキー | ||
発売日 | 2016年2月12日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.365×0.600×850 | |
軸距(m) | 0.895 | |
最低地上高(m) | 0.145 | |
シート高(m) | 0.660 | |
車両重量(kg) | 68 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L)※ | 100.0(30km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 1.4 | |
エンジン型式 | AB28E | |
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 49 | |
内径×行程(mm) | 39.0×41.4 | |
圧縮比 | 10.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 2.5[3.4]/8,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 3.4[0.35]/5,000 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) | |
始動方式 | キック式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 4.3 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式4段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.272 |
2速 | 1.937 | |
3速 | 1.350 | |
4速 | 1.043 | |
減速比1次/2次 | 4.312/2.384 | |
キャスター(度) | 25°00′ | |
トレール(mm) | 42 | |
タイヤサイズ | 前 | 3.50-8 35J |
後 | 3.50-8 35J | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディングトレーリング |
後 | 機械式リーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | バックボーン |
※燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。