2016年1月21日 

■世界一過酷な戦いがフィニッシュ、KTMが15連覇達成! 三橋も日本人初完走

 1月2日にアルゼンチンのブエノスアイレスをスタート、ボリビアを経由し、1月16日にアルゼンチンのロサリオでゴールを迎えた「ダカールラリー2016」。15日間に及んだ世界一過酷な戦い、今年は悪天候によるスペシャルステージのキャンセルなどから始まり、後半戦のコース設定や高い気温が参加者を苦しめるという波乱の展開に。

 最終(総合)結果はトビー・プライスが優勝。自身にとって初の栄冠であり、KTMにとってはさらに連勝を15に伸ばす結果に。ホンダ勢はTeam HRCのホアン・バレダがトラブル、パウロ・ゴンサルヴェスが大転倒によるメディカルチェックでリタイアとなり、Honda South America Rally Teamのケビン・ベナバイズが4位に。ヤマハはエルダー・ロドリゲスが5位に入った。

 また、四輪で5度の市販車クラス優勝を誇るラリースト・三橋 淳はKTMを駆り再び二輪でダカールラリーに参戦。南米に舞台を移したダカールラリーで日本人初完走を果たした。

ダカールラリー2016・総合順位
1位:T.プライス (KTM)
2位:S.ソヴィッツコ (KTM)
3位:P.クインタニラ (ハスクバーナ)
4位:K.ベナバイズ (ホンダ)
5位:H.ロドリゲス (ヤマハ)
6位:A.ファン・ベヴェレン (ヤマハ)