2015年12月25日 

■“公道走行可能なMotoGPマシン”こと「RC213V-S」が世界で初めて納車された!

世界で初めて納車されたRC213V-S とジョン・ブラウン氏

 日本での車両価格は税込2190万円 (ヨーロッパでは税込18万8000ユーロ)、世界最高峰のロードレース・MotoGPを戦うホンダRC213Vに公道を走るための装備を施した、一般ユーザーが所有し運転できるマシン「RC213V-S」。

 7月13日より世界同時に商談受付がスタートとなった“夢のバイク”が12月21日、イギリスにあるホンダモーターヨーロッパのレース活動拠点にて納車が行なわれた。イギリスで販売される車両はすべて同拠点にて専属のテクニカルスタッフによって納車・サービスが行われるという。

 世界で初めてRC213V-Sのオーナーになったのは、イギリス・マンチェスター市にあるホンダの二輪販売店オーナー社長であるジョン・ブラウン氏。RC213V-Sは「VFR750R(RC30)」「VTR1000SP-1」「VTR1000SP-2」「CBR900RR Fireblade」「VF1000F」 といったホンダの名車が揃う彼のコレクションに追加されることとなった。


ジョン・ブラウン氏のコメント
「初めてこのプロジェクトを知った時、私は絶対RC213V-Sを買わなければいけないと決めました。HRCのレース活動の歴史の一部が手に入るなんて、これ以上のチャンスはありません。申込受付が開始されたと同時にWebサイトで登録し、オーダーが受理された通知を受けた時は、本当に特別な日となりました。私は17歳の時に家族が経営する販売店に入社して以来、ずっとHondaディーラーとして活動してきました。イギリスでは長年トップ3に入り続けています。今回のマシンは、私のバイクコレクションの素晴らしい一つとなります。私の夢を叶えてくれたHondaに感謝します」

本田技研工業株式会社 鈴木哲夫 執行役員のコメント
「ジョン氏のように特にHonda製品に情熱を持っている方へ、世界で最初にRC213V-Sをお届けすることができて、本当にうれしく思っています。開発では、RC213V-SをMotoGPマシンに限りなく近づけるように努力を続けてきましたので、お客様がワークスマシンの『RC213V』に乗っているようなライディングエクスペリエンスを味わっていただけると思います。ぜひコレクションにしたいという要望や、早く乗りたいというご意見など、市場からは大変大きな反響をいただいています」


※RC213V-Sの松井 勉さんによるロードインプレッションはコチラ(http://www.m-bike.sakura.ne.jp/?p=102583)、熊本製作所で一台一台手作業によって 生産される模様はコチラ(http://www.m-bike.sakura.ne.jp/?p=103864)へ。