CB125F 教習車仕様 486,000円(12月11日発売)
★ホンダ CB125F 教習車仕様 車両解説
海外向けCB125Fをベースに小型限定普通二輪免許向け教習車として発売
ホンダが、海外向けのCB125Fをベースに教習車仕様としたCB125Fを全国の自動車教習所を対象に発売する。
4ストローク空冷単気筒SOHC2バルブ、124ccエンジンを搭載するシンプルなモデルで、教習車仕様として転倒時に車両の破損や損傷を軽減させる大型のサイドバンパーを、フロントとリアの左右に装備。30km/hまたは40km/h(切り替え式)の走行速度や、ブレーキの操作状況、エンジン停止状況などを教習指導員へ視覚的に伝える教習用の表示ランプを車体前後に装備している。メーターパネル内には、「ギアポジションインジケーター」も採用。
国内市場での原付二種クラスの“CB”ブランドのロードスポーツモデルといえば、2001年2月に、CB125Tが最後のモデルチェンジを行なって以降は“空白状態”となっている。さらにこのCB125T、同じ空冷4ストロークでも2気筒エンジンなので、空冷4ストローク単気筒で、となると、さらに遡ること今から33年前、1982年12月にマイナーチェンジを受けたCB125JXがラストとなっている。
原付二種ブームといってもスクーターばかりで、すっかり忘れ去られた感のある“125ロードスポーツモデル”に久々の新製品のニュースでした。といってもこのモデル、残念ながら一般向けには販売されませんのでご注意を。並行輸入で販売されているCBF125などの、125ロードスポーツの売れ行きはどうなのでしょう。
★Honda プレスリリースより (2015年11月27日)
小型限定普通二輪教習車「CB125F 教習車仕様」を自動車教習所向けに発売
Hondaは、日常の移動手段として幅広い層のお客様に支持されている「原付二種」※1市場の活性化を目的に、「小型限定普通二輪免許」※2の教習車として「CB125F 教習車仕様」を全国の自動車教習所を対象に12月11日(金)に発売します。
CB125F 教習車仕様は、欧州で販売している「CB125F」をベースに、国内の二輪教習に適した特殊装備を付加した自動車教習所専用モデルです。エンジンは、発進・停止のしやすさに配慮し、低速時での粘り強い出力特性に加え、扱いやすい変速比配分の5速マニュアルトランスミッションを採用した空冷・4ストローク・OHC・単気筒125ccエンジンを搭載。コンパクトな車体とあいまって、教習生が扱いやすい教習車を目指しました。また、転倒時における車両の破損や損傷を軽減させる大型のサイドバンパーを、フロントとリアの左右に装備。30km/hまたは40km/h(切り替え式)の走行速度や、ブレーキの操作状況、エンジン停止状況などを教習指導員へ視覚的に伝える教習用の表示ランプを車体前後に装備しています。視認性に優れたメーターパネルには、マニュアルトランスミッションの操作が初めての教習生にも選択したギアが容易に判別できる、「ギアポジションインジケーター」を採用しています。車体色は爽やかなイメージのパールサンビームホワイト1色の設定です。
※1 総排気量が50cc超125cc以下の第二種原動機付自転車の略称
※2 総排気量が125cc以下の二輪の自動車を運転できる免許
- ●販売計画台数(国内・年間)
- 800台
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- 486,000円(消費税抜き本体価格450,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には、保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。
- ※「CB125F 教習車仕様」は、自動車教習所専用のモデルで、一般に販売する計画はありません
★主要諸元
車名型式 | EBJ-JC64 | |
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CB125F 教習車仕様 | ||
発売日 | 2015年12月11日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.035×0.765×1.080 | |
軸距(m) | 1.290 | |
最低地上高(m) | 0.160 | |
シート高(m) | 0.775 | |
車両重量(kg) | 131(141、装備含む) | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L) | 56.3(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※3 | |
52.3(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)※4 | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 2.0 | |
エンジン型式 | JC64E | |
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 124 | |
内径×行程(mm) | 52.4×57.8 | |
圧縮比 | 9.2 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 7.8[11]/7,750 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 10[1.0]/6,250 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 13 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.076 |
2速 | 1.875 | |
3速 | 1.409 | |
4速 | 1.120 | |
5速 | 0.937 | |
減速比1次/2次 | 3.350/3.000 | |
キャスター(度) | 26°00′ | |
トレール(mm) | 97 | |
タイヤサイズ | 前 | 80/100-18M/C 47P |
後 | 90/90-18M/C 51P | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 機械式リーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※3 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※4 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
製造事業者/五羊-本田摩托(広州)有限公司 製造国/中国 輸入事業者/本田技研工業株式会社