2015年11月17日 

■ヤマハが2016年5月末から欧州で発売する新ネイキッド「MT-10」をEICMAで発表

 ヤマハ発動機は、クロスプレーン型クランクシャフトを備えた998cm3、水冷直列4気筒エンジンを搭載する新製品「MT-10(エムティー・テン)」を2016年5月末から欧州で発売を開始、また、11月19日からイタリア・ミラノで開催されるEICMAにて展示すると発表した。

「MT-10」は、MTシリーズの最高峰モデルとして企画・開発され、“意のままに操れるストリート最強スポーツ性能”と“多用途で楽しめる機能”を集約させたモデルと説明されている。

 主な特徴としては、1)低中速のトルク特性を重視したセッティングを施し、クロスプレーン型クランクシャフトの特徴であるリニアなトルク感とコントロール性を備えたエンジン、2)「MT-07」と同じ1,400mmのショートホイールベースとするなど、軽快なハンドリングをもたらすシャーシ、3)積極的なスポーツライディングからツーリングまで幅広いシーンに適したライディングポジション、4)クルーズコントロールシステムなど多用途で楽しめることに配慮した各装備、5)“The King of MT”のデザインコンセプトによるフラッグシップモデルとしての存在感や引き締まったボディなどが特徴のスタイリング、など。

 これまでヤマハは「Torquey×Agile」をコンセプトとする“MTワールド”を、モーターサイクルの新しい世界観として提唱してきており、「MT-09」をはじめ「MT-09 TRACER」、「MT-07」、「MT-03」、「MT-25」など、ユーザーニーズにきめ細かく呼応した製品を展開し、高い支持を得てきた。今回発表した「MT-10」は、発売から1年間、EU圏内で3,500台の販売を計画している。

■ヤマハ http://www.yamaha-motor.co.jp/