2015年11月17日 

■ホンダが、EICMA2015(ミラノショー)出展モデルの概要を発表
「City Adventure Concept」を世界初公開

 Hondaの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは、現地時間2015年11月16日に以下の発表を行った。
『Hondaは、イタリア・ミラノで開催されるEICMA2015(ミラノショー)に出展する二輪車を発表しました。未来を見据え、アドベンチャーモデルの今後のデザインの方向性を示すコンセプトモデル「City Adventure Concept」を世界初公開。さらに、モデルチェンジを図ったミドルクラス6車種と「CRF1000L Africa Twin」を含む、2016年モデルのフルラインアップも発表しました』。

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EICMA2015でワールドプレミアされた「City Adventure Concept」
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「City Adventure Concept」。“アドベンチャー・スクーター”時代の幕開けか。

「City Adventure Concept」は、全く新しいアドベンチャーモデルの提案、とされるもので、市街地でのライディングにもアドベンチャーのスピリットを取り入れたというスタイルが特徴的だ。スクーターのアドベンチャーモデルといったらいいだろうか。

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「CBR500R」
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「CB500F」 「CB500X」

 モデルチェンジされるミドルクラスモデルは、500ccのCB500F、CBR500R、CB500Xシリーズで、ネイキッドスタイルのCB500Fとスポーティーさを強調したCBR500R、クロスオーバースタイルのCB500Xは、スポーティーな走行性能に加え、ライダーを主眼に置いてさまざまな熟成が図られたという。より魅力的に、そして所有する喜びをさらに追求。LEDのヘッドライトとテールランプの採用、プリロードアジャスターを装備したフロントサスペンション、ブレーキレバー調整機構の装備、ヒンジタイプのキャップを採用し容量を拡大したフューエルタンク、ウェーブタイプキーなどを採用、装備の充実化が図られている。
 CB500Fでは、ネイキッドロードスポーツとしての精悍なイメージをさらに高め、躍動感にあふれたスタイリングを実現。ボディカラーには鮮やかさを強調した6種類を設定。
 CBR500Rでは、印象的なフロントフェイスから、跳ね上げたリア回りまで、エッジの効いたキャラクターラインにより、新たなCBRスタイルを演出。CB500F、CBR500Rともに、よりコンパクトになった新形状のマフラーを装備。内部構造などを変更し、低音の効いた歯切れの良いエキゾーストサウンドも実現している。
 CB500Xの変更点は、従来モデルに比べ上方に100mm高く調整が可能なウインドスクリーンの採用や、フューエルタンクの容量アップに加え、カラーリングやグラフィックも新たに設定されている。

 さらに750ccの“ニューミッドコンセプトシリーズ”、NC750S、NC750X、インテグラもモデルチェンジが図られている。NC750S、NC750X、インテグラともに、EURO4の排出ガス規制に対応。「デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)」では、「Sモード」で、3段階のレベルが選択できる最新プログラムを搭載。また、9色から選択可能なインストルメントパネルや、鼓動感にあふれたエキゾーストサウンドを実現した新形状のマフラーなど、多岐にわたって熟成が行われている。
 3車種ともスタイリングも一新。NC750Sではスペシャル・エディションカラーを2種類設定し、LEDのヘッドライトとテールランプを採用、ネイキッドなイメージにスポーティーなルックスもプラス。インテグラにもLEDのヘッドライトとテールランプを採用。そして、特殊なメタリックペイントを使ったスペシャル・エディションカラーを2種類設定している。NC750Xでは、LEDヘッドライトの採用などで、よりタフで大胆なルックスとなった。

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「NC750X」
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「NC750S Special Edition」 「INTEGRA Special Edition」

 2014年11月に開催されたEICMA2014に「True Adventure」を参考出展し話題を集めたHondaだが、今年はいよいよ市販モデルのCRF1000L Africa Twinをヨーロッパで公開した。LEDのヘッドライトとテールランプを採用したスタンダードモデルに加え、2タイプを設定。ABSモデルは、リア側のABSをOFFに設定可能とし、「Hondaセレクタブル トルク コントロール」とナックルガード、エンジンガードを搭載。デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)モデルは、Honda独自のDCTテクノロジーをさらに進化させ、3種類のシフトパターンを選択可能な「Sモード」や、クラッチ制御をレスポンス重視の特性に切り替えられる「Gスイッチ」も搭載。また、登降坂角を推定し、坂道でも適切なギアを選択する新たな機能なども搭載されている。

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