Ninja H2R 5,724,000円(11月1日~受注)
★カワサキ Ninja H2R 車両解説
スーパーチャージド・ニンジャ、Ninja H2サーキット仕様の2016年モデルを受注
川崎重工ガスタービン・機械カンパニー、航空宇宙カンパニー、そして川崎重工グループ全体を横断する技術開発本部が総力をあげて開発した“究極のロードスポーツ”Ninja H2シリーズ。
2013年の東京モーターショーのカワサキブースで、スーパーチャージャー付エンジンの単体モデルを展示。コンセプトを見せるための展示品の一つとして認知されたそれは、それほど話題を集める存在とはならなかった。が、実際には走行可能なマシンに搭載され着々と開発が進められていた。そして2014年の11月4日、カワサキはスーパーチャージド・エンジンを搭載した市販マシンを「Ninja H2」シリーズとして正式に発表した。
ちなみに公道仕様マシンが存在し、それが「Ninja H2」で、もう一つのサーキット仕様が「Ninja H2R」というラインナップになっている。搭載された直列4気筒、998ccエンジンは、スーパーチャージャーを装着することを前提に開発された専用エンジンで、一般のノーマルアスピレーション・エンジンとは、様々な部分で特性が異なっている。そしてそのエンジンに組み合わされたスーパーチャージャーは川崎重工ガスタービン・機械カンパニー、航空宇宙カンパニー、そして技術開発本部との協働により設計された「全てを自社設計、開発とすることで、モーターサイクルのエンジン特性に合わせた高効率なスーパーチャージャー」が実現したという。
シリンダー背面にレイアウトされたスーパーチャージャーは、高回転化に有利な遠心式が採用されている。インペラの駆動に遊星ギアを採用することで出力損失の最小化と、機構のコンパクト化が図られ、通常のステップアップギアで1.15倍に加速された後、さらに遊星ギアで8倍に。エンジンが14,000rpm時には、実に130,000rpmへと増速されるという。インペラは、直径69mm、12枚のブレードを持ち、圧送能力は、200リットル/秒、吸入気のスピードは秒速100m、その時の圧力は大気圧の2.4倍となるという。
2015年7月、サーキット仕様の「H2R」の国内発売がアナウンスされた。メーカー希望小売価格540万円というプライス設定だった。
今回もサーキット仕様のH2Rのみの国内販売で、2016年モデルとして11月1日~2016年2月15日の受注期間で、受注後約2~3ヶ月で納車される予定だ。価格は本体価格で30万円値上がりとなった。
★KAWASAKI プレスリリースより (2015年10月29日)
2016年モデル Ninja H2R 新発売のご案内
- モデル情報
- 車名(通称名) Ninja H2R
- モデルイヤー 2016
- マーケットコード ZX1000PGF
- 受注期間 2015年11月1日~2016年2月15日
- メーカー希望小売価格 5,724,000円
- (本体価格5,300,000円、消費税424,000円)
- カラー(カラーコード) ミラーコートスパークブラック×リアルカーボン(GRY)
- ■Ninja H2Rは株式会社カワサキモータースジャパンが認定した取扱指定店のみでのお取り扱いとなります。
- ■この車輌は特殊なクローズドコース専用車輌であり、メンテナンスやユーザーサービスに特別要素が必要となりますので、「Ninja H2R 取扱指定店」でのお取扱いとなります。取扱指定店は、株式会社カワサキモータースジャパン ホームページにて公開しています。
(2015年10月現在) URL:http://www.kawasaki-motors.com/mc/lineup/ninjah2r/ - ■受注生産のため、締切後の受注はできませんのでご注意ください。
- ■当モデルは公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。 また、ナンバーを取得するために必要な一切の書類は発行いたしません。
- ■当モデルは保証(クレーム)の対象外商品です。
- ■車体カラーは撮影条件などから、実際の色と多少異なる場合があります。
- ※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
★主要諸元
車名型式 | -(ZX1000PGF) | |
---|---|---|
Ninja H2R | ||
受注期間 | 2015年11月1日~2016年2月15日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.070×0.770×1.160 | |
軸距(m) | 1.450 | |
最低地上高(m) | 0.130 | |
シート高(m) | 0.830 | |
車両重量(kg) | 216 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費消費率(km/L) | -(国交省届出値 定地燃費値) | |
-(WMTCモード値) | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 3.4 | |
エンジン型式 | - | |
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 998 | |
内径×行程(mm) | 76.0×55.0 | |
圧縮比 | 8.3 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 228[310]/14,000(ラムエア加圧時:240[326]/14,000) | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 165[16.8]/12,500 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション、遠心式スーパーチャージャー | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | |
潤滑油方式 | ウェットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 5.0 | |
燃料タンク容量(L) | 17 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.188 |
2速 | 2.526 | |
3速 | 2.045 | |
4速 | 1.727 | |
5速 | 1.524 | |
6速 | 1.348 | |
減速比1次/2次 | 1.551/2.333 | |
キャスター(度) | 25.1° | |
トレール(mm) | 108 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/600 R17 |
後 | 190/650 R17 | |
ブレーキ形式 | 前 | φ330mm油圧式デュアルディスク |
後 | φ250mm油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | φ43mm倒立テレスコピック式 |
後 | スイングアーム | |
フレーム形式 | トレリス |
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。
※当モデルは公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。また、ナンバーを取得するために必要な一切の書類は発行いたしません。
※当モデルは保証(クレーム)の対象外商品です。