シグナス-X XC125SR 307,800円(11月20日発売)
★ヤマハ シグナス-X XC125SR 車両解説
シグナス-X XC125SRが軽量化や各部のグレードアップを図って4代目に
2003年7月の発売(当初は5月の予定だった)以来、ヤマハの原付二種スクーターの顔として定着してきたシグナス-Xシリーズ。
ちなみに“SR”というのは、シリーズの中でもよりスポーティーなバージョンで、2004年8月からシリーズに加わっている。スポーティーなカラーリングをはじめとして、3段階調整式リアサス、ブラック仕上げのフロントフォークアウターチューブ、同じくブラック仕上げの前後アルミホイールなどを採用するモデルだった。2005年10月には、ヤマハの50周年を記念した“50th Anniversary”モデルも発売された。
2007年10月には、シグナス-Xシリーズ初の本格的なモデルチェンジが行われて2代目に発展している。平成19年国内排出ガス規制に対応するためのF.I.化や、ポジションランプ一体型ヘッドライト採用、シートの快適性アップを含むボディスタイルの変更、そして新型メーターパネルの採用などが行われた(SRは12月発売)。
ここ数年はスポーティ・バージョンのSRの変更が中心となり、2011年2月には、アナログ式タコメーターと、ホワイト、オレンジ、グリーンから液晶画面の照明色を選べるデジタル式スピードメーター、タンデムステップ、そして新立体エンブレムなどが採用されるマイナーチェンジが行われている。また台数限定で、SRに“ヤマハ・ファクトリー・レーシング”の伝統カラーを纏ったロードレース世界選手権参戦50周年記念モデルも2012年2月に発売された。
最近では、2013年2月に3代目シグナス-Xシリーズとなるモデルチェンジが行われ、より大型化されたヘッドライト、そしてその左右には、LEDポジションライトも追加され、テール回りはLED化が行われた。ボディの基本構造は変わらないものの、トランク容量も約31.0リットルへと増加されるなど、使い勝手の面でも熟成が行われた。2014年4月には、YSP誕生30周年を記念した限定カラー&グラフィックモデルが発売されている。2015年2月には、ビビッドなカラーリングの“SHOW OFF SPORTY”系3色と、都会的な落ち着いたセンスの“URBAN SPORTY”系2色の計5色のラインナップとカラー設定の変更で2015年モデルとなっていた。
今回、4代目ということで“クリーン・ダイナミック・テクノロジー”をキーワードにスタイルを一新。新型フレームに新型前後サス、新型5本スポークホイール等が採用された車体に、実用域のトルクを向上させ、加速性能を向上させながらも実用燃費をアップした新型エンジンを組み合わせている。コンセプトは“ダイナミック・シグナス-X”。
★YAMAHA プレスリリースより (2015年10月22日)
トータルなアグレッシブを図った4代目モデル誕生
新型「シグナス-X XC125SR」発売
ヤマハ発動機株式会社は、スポーティ感溢れるスタイルと走りの良さで人気の原付2種スクーター「シグナス-X XC125SR」をモデルチェンジし2015年11月20日より発売します。
新型「シグナス-X XC125SR」は、“ダイナミック・シグナス-X”をコンセプトに開発、外観・性能・操作系トータルのグレードアップを施しました。エンジンは、実用域のトルクを向上し、加速性能を向上させながらも、実用燃費も改善しました。車体は、新作フレーム、新作フロントフォーク&リアアーム、新作5本スポークホイールなど、随所に軽量化技術を織り込み、車両重量は現行比4kg低減とし、優れた走行性と加速感に貢献させました。また新たに200mm径リアディスクブレーキを採用しました。
スタイルは“クリーン・ダイナミック・テクノロジー”の指針のもとに刷新。新たに新リフレクター採用のヘッドライト、LED導光体併用ポジションランプ、LEDと導光材を組み合わせたテールライト、青バックの液晶メーターなどを採用しテクノロジー感を強調しました。
今回の「シグナス-X XC125SR」は、2004年の初代型、FI採用の2代目(2008年)、LED ランプ等の装備で充実を図った3代目(2011年)に続く4代目となります。なお、本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。
- 名称
- 「シグナス-X XC125SR」
- 発売日
- 2015年11月20日
- メーカー希望小売り価格
- 307,800円(本体価格 285,000円/消費税 22,800円)
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
- カラーリング
- ・マットブラック(新色:マットブラック)
- ・ディープパープリッシュブルーメタリックC(ブルー)
- ・ビビッドレッドメタリック5 (レッド)
- ・ホワイトメタリック1(ホワイト)
- ・ブラックメタリックX(ブラック)
- 「シグナス-X XC125SR」フィーチャーマップ
- ★青バックライトの液晶ディスプレイ採用スピードメーター
- ★新リフレクター採用ヘッドライト
- ★導光材併用LEDポジションライト
- ★新作軽量フォーク(現行比 10%軽量化)
- ・ウェーブ形状ディスクブレーキ
- ★新作軽量ホイール(現行比 6%軽量化)
- ★新作軽量フレーム(現行比 質量5%軽量化)
- ・500mℓペットボトル2本を収納できるフロントポケット
- ・大容量約29ℓシート下トランク(ジェットヘルメットを収納してもさらにゆとりがあります。サイズ、形状によっては収納できないものもあります)
- ★導光材料併用LED テールライト
- ★200㎜径リアディスクブレーキ
- ★新作軽量リアアーム(現行比 40%軽量化)
- ★新作軽量ホイール(現行比 16%軽量化)
- ★新設計吸排系、新設計吸排カム軸、低ロスベアリング採用空冷ATエンジン
- ・始動性、燃費性、環境性能に優れたFI
- ・放熱性に優れたメッキシリンダー
★主要諸元
車名型式 | EBJ-SEA5J | |
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シグナス-X XC125SR | ||
発売日 | 2015年11月20日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.895×0.690×1.115 | |
軸距(m) | 1.305 | |
最低地上高(m) | 0.115 | |
シート高(m) | 0.775 | |
車両重量(kg) | 118 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 43.3(国交省届出値 定地燃費値※2 60km/h 2名乗車時) | |
39.1(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時※3) | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | E3T5E | |
空冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 124 | |
内径×行程(mm) | 52.4×57.9 | |
圧縮比 | 10.1 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 7.2[9.8]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 9.9[1.0]/6,000 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | T.C.I.式(トランジスタ) | |
潤滑油方式 | ウェットサンプ | |
潤滑油容量(L) | 0.9 | |
燃料タンク容量(L) | 6.5 | |
クラッチ形式 | 乾式遠心シュー | |
変速機形式 | Vベルト無段 | |
変速比 | 2.500~0.768 | |
一次/二次減速比 | 1.000/10.400 | |
キャスター(度) | 27°00′ | |
トレール(mm) | 90 | |
タイヤサイズ | 前 | 110/70-12 47L |
後 | 120/70-12 51L | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニットスイング | |
フレーム形式 | バックボーン |
※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
※3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。