※編集部宛のメールはこちら「bg@mr-bike.jp」へ。
2012年3月18日
初のミニバイク巻頭特集
- Noah Sellen @ 1:02 PM
お久しぶりです。
あまりに寒いので南半球に逃避しておりました。そんなわけで更新をサボったわけっす。国内にいなかったのでご勘弁を。
さぁ、今月はミニバイク特集ですよ! 以前から編集部では「いつかはやりたいミニバイク特集」とささやいていたのですが、ミニバイク特集はあんまり売れないというジンクスがあって、趣味の雑誌なんだから売れなくたって面白ければいいじゃんという時代でもなくなっちゃったので「やりたいけどちょっと怖い」という状況だったのですね。
でも、先月号が王道の大型カワサキ車特集だったから(つっても絶版車の世界も多種多様になってきたから何が王道かはもはやわからないのですが)、じゃミニバイクをやるならこのタイミングしかないだろう、ということになった次第です。
一言にミニバイクといってもこれがなかなか難しい。僕なんかは原付が爆発的に売れた後の世代だから、一種の狂気だったという人もいる「あの時代」を知らない。だけど副編集長安生氏は「MBが一番カッコいい。読者もMBに一番グッとくる」と断言するんだ。申し訳ないけどMBに思い出も思い入れもない僕はそーんなに見た目が美しいマシンだとは思ってなかったのだけど、読者の皆さんは僕より1世代上ですから安生さんの言うようにググッとキテルといいなぁと思ってるところ。だっていまどき表紙がMBなんてバイク雑誌、ありえないじゃんね(笑)
原稿の方は「懐かしいあの時代を振り返るようなモノ」を書くように頼まれたけれど、そもそも「あの時代」を知らないんだから難しい。だから自分の原付時代の話を書き始めたらそれはそれで盛り上がってきて、そんでかなりの量を書いて満足したら、後になって「スペースが足りないから本文が入らない。書いてくれた量の1/4ぐらいまで減らして書き直し!」と言われました。そんな殺生な! 結局なつかしの原付時代についてはちょっとしかかけなかったけど、そんな自分のバイクの道を振り返りながら原稿を書いたのもまた楽しかったからいいかな。悔しいから全文ここに掲載しようかとも思ったけど誰も読んでくれないだろうからやめときます(笑)
自分の世代はNS50Fも過去のもので、NS-1ですね。ヤマハはTZR50ですよ。YSRなんてとっくになかった。さらにはビジバイベースのオシャレモデルが流行って、YB-1とかコレダスクランブラーとかいっぱいありました。若い世代の読者に共感が得られれば嬉しいと思ってますが、どうすか?
原付走り屋はステッカーで盛り上がる、なんつー話で盛り上がったのは、巻頭の50Γを貸してくださった、二輪販売店勤務の相原さん(p15左上参照)。あんなファッションがあったとかあんなステッカーがあったとか、僕の世代のことも良く知っていて大変嬉しかった。それこそ安生さんあたりが全く知らない、より新しい世代のお話。バイクブーム後のライダーである僕はいつも編集部では肩身がせまい思いをしているのだけど、共通の世代の話が出来る人がいて本当に嬉しかったっす、相原さん!
その相原さんが送ってくれたのが写真のステッカーセット。
しかも丁寧に付箋でコメント付(笑)
キスレーシングステッカーには
「80年代~90年代にKISSレーシングは欠かせません!!」
RKの反射ステッカーには
「当店にあったレアステッカー! 『キミは光っているか!』」
バンソウコウステッカーには
「クアンタムのキズ隠しに!!」 (撮影当日に新品のアライクアンタムJをちょっとぶつけた)
そしてDEAD-LINEのステッカーには
「『PRODUCED BY NOAH』もはや説明は不要かと!!」
いやはや、なかなか面白いお方です(笑)
原付特集は「あのモデルがないじゃないか」とか「いや、むしろこっちの方が有名だった」とか、色々思うところのある人もいるでしょう。とにかく台数が多くてまとめるのが難しかった特集ですが、ページ数も多くて読み応えはあるかな、と。今のスタッフになって初めての原付巻頭特集。ご賞味くださいませ。 (ノア)