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2016年8月29日
保険金詐欺
- Noah Sellen @ 7:24 AM
「保険金詐欺」なんて言われるととっても悪いことに感じるでしょ?でもね、多かれ少なかれボーダーライン的なことが多いのが保険業界でしょう。僕もちょっとだけ身に覚えがあります。
例えばバイクでもらい事故して、もうほぼ10/0でむこうが悪い、と。そうなるとじゃあバイクを補償してもらうのはもちろんのことなのだけど、ヘルメットやらウェアなんかも補償してもらっちゃったりするでしょう。これが難しい。
だって確かに買ったばかりのレーシンググローブに穴が開いたっていうなら新しくしてほしいけれど、買って1年ぐらい使ってるツーリンググローブがちょっとほつれちゃったならどうよってハナシ。
すでにちょっとボロくなってき始めてるし、ほつれた所を縫えば機能的にはまた使える。だけど10/0だし、補償してもらっちゃおうか、なんてことになる。
これって詐欺?正当な請求?
バイクの傷もそう。例えばマフラーにキズがつきました。だけど実は今回の傷以前にも傷がついてました。……どうする? 新品にしてもらうのか、それともそこそこの中古を買ってもらえれば満足するのか……。難しい所ですよ、とても。厳密に言えば、今回の事故以前の程度のものを補償すればいいわけでしょうから、新品にすることはないはず。だけど都合よくそんな中古品が見つからなかったりするし、結局やっぱり新品になったりする。
マフラーみたいに傷が明らかなものはまだしも、バーエンドにキズがつきました、だけど今回細かく見たから気づいたけど、もしかして、もしかしたら、前からついてたキズかもしれない……なんてことがあるじゃない。でも「いや、きっと今回付いたものだ!」と思いこんだり、もしくは本当は思っていなくても主張したりしちゃう。
結果として、バイクは事故以前以上にピカピカになることだって考えられるし、ウェア類も補償されて新しくできちゃったりする。ヒドイ場合はウェアを補償してもらったのに、今回の事故で傷ついたウェアをそのまま使ったりしちゃってね。保険会社からしてみれば「そのまま使ってるんだったら補償しなくても良いじゃん!」なんていうことだってあるわけだ。
ということで、保険ってとても難しいことだとは思う。不当に請求はしたくないけれど、特にもらい事故だった場合は遠慮して損するようなことはしたくない。いいあんばいに折り合いがつけばいいのだけど、僕がかつてGSF1200でもらい事故した際には相手方の保険会社に想像以上の補償をしてもらっちゃってちょっと恐縮してしまった。それはバイクショップがうまいこと交渉してくれたのか、それとも保険会社がとにかく十分な補償をするという方針なのかわからないけれど、10/0の場合は特に、保険会社はけっこうな額を支出することになるでしょう。
先日バイクの保険の更新をしました。保険に入ってからもう10年は経ってるはず。保険を使うような事故なんてしたことないのに、ここ数年毎年保険料が上がってます。年齢が上がって、事故もしてなくて、補償内容も変わらないのに、保険料が上がっていくんだ……。困るなぁ。こんな高額だと複数台のバイクには乗れなくなるね。でもそれは少なからず、もともと傷アリのマフラーを新品にしてもらったり、まだ使えるグローブを新品にしてもらったりしてきた我々にも原因があるわけで、因果応報といいますか、巡り巡るんだろうね。もちろん消費税増税やら景気が悪いってこともあるけどさ。
そしたらこんどは車の保険の更新の案内が来ました。ネットで契約するダイレクト型の保険に入ってたのだけど、これもなんと年間で7000円もの値上げ!目を疑う上げ幅ですが、案内には小さく(お客様によっては保険料が上がってる場合があるよ)って書いてありました。上がる場合!? 7000円だぞ!? 事故もしてないのに!
車も2台持ってますが、こりゃなかなかの負担です。いやー、乗り物を持つってのは大変だ!早くどこかの保険会社が、車両ではなく人にかける保険を出してくれないかな。僕に保険がかかってればバイクだろうが車だろうが自転車だろうが何を運転していようがとにかく相手方には対人対物無制限ってやつ。自分の車両とかは一切保証しなくていいから、最低限何かの時には相手に迷惑をかけないで済む、という保険。お願いしますよ。絶対入るから。
保険料に押しつぶされそうでちょっと愚痴でした。
さて、宣伝!
もうすぐそこまで迫ってますが、ミスターバイクBGの8月号でも告知した
「ライダー300人でサバイバルゲームをやってみよう!」の
The MBF
が9/4に千葉県印西市で開催されますよ。
サバイバルゲーム、いわゆるサバゲはBB弾で撃ち合う疑似戦闘ゴッコ。ハマる人が多いからね、僕もやったことはないけれどきっと楽しいんだよね。銃がまた色々あって、突き詰めていく人は自分で改造したり、装備も色々揃えたり、バイクと通じる部分も多いのでしょう。ライダーでやってる人も数人知っております。
こんなサバゲ、やったことないとどうやって初めていいのかわからないのはバイクと同じ。そこでこのMBFでは全てレンタルでOKという、誰でもウェルカムな初心者向けサバゲなんですって。お昼ご飯も付くって言うから、サバゲが気になる方は是非。
あとね、とても大切なことだけど、キレイなトイレがあるんだって!トイレがきれいじゃないと奥さんや彼女連れてけないもんね!
下記からどうぞ!
http://pontecial-monster.com/MBF/
(ノア)
2015年4月13日
豪華商品多数用意、「Mr.Bike BG5月号」でモニタープレゼントやります!
- mrbike_news @ 12:49 PM
明日、4月14日発売(地域によっては遅れるところもあります)のミスター・バイクBG5月号にて読者アンケートを実施、アンケート回答者に豪華商品が抽選で当たるモニタープレゼントが行われます。
アンケートは綴じ込みハガキで気軽に回答できますのでよろしくお願いいたします。詳しくは明日発売のミスター・バイクBG5月号にて!
(ミスター・バイクBG編集部)
2015年1月19日
2015 2月号発売中
- Noah Sellen @ 3:05 PM
そうだったよ、すっかり忘れてた。ってこたないか、忘れてはいないけどさ!
今月は年始恒例のカスタム号です。全国のお店が最新のカスタムマシンを撮って送ってくれて、スペックと共にどどんと巻頭特集です。ま、10年前と全く変わらないものもあれば、おっ!となるものもありますな。
個人的には空冷カスタムの世界では表面処理に興味あります。モリブデンショットとかさ、アペックスミューとかさ、なんだか色んな処理があるみたいだけど、それぞれがどんな効果があって、どういう処理をしなきゃいけなくて、耐久性はいかほどで、いくらかかるのか。知りたいなぁ。なかなか自分ではエンジン内部までやることはないからそれを活用することは少ないだろうけど、興味があるっす。
もう一つは現行車カスタムも興味あります。現行車はイジるところがないって言うけどさ、実際に乗ると「あ、ここをもうちょっとこうしたらきっとイイぞ!」なんて思うことは少なくない。絶版車みたいに視覚的にもアピールできるようなカスタムにはならないかもしれないけど、ちょっとやってスゲー良くなるんですよ~的な裏技小ネタなんか、聞きたいなぁ!
巻頭以外では、巻末第二特集でネオクラシックを取り上げてます。でもね、ネオクラじゃないの!あるメーカーに広報車をお借りしに行ったら「あー、BGさんでもネオクラやるんですね」なんて言われて心外! 違うんですよ、ただ懐かしいねってハナシじゃなくて、ここに接しやすいスポーツの本質があるんじゃないの?って提案なんです。ま、読んでみて下さい。
イベントでは147ページから「サイドウェイトロフィ」ってのに行ってきました。海外でこういったクラシックイベントの取材をしてきている僕ですが、これに行くと「なんだよ、高い飛行機代払って海外まで行くことないじゃん!」って思っちゃうぐらい貴重なバイクが出てきます。いいねぇ! 扉の写真は英車ヴェロセットに乗るTRカンパニーの社長さんです。またカッコいいんだ!
198ページにはマン島で走る無限の神電3が袖ヶ浦を走ったという記事。おー!見に行きたかったなぁ!マン島で走るこの電気バイククラスは本当に不思議。マン島は遠くからコ―――――――っと排気音が聞こえてきて、お、きたきた、なんてなるんだけど電気バイクたちは音がしないからね、よそ見してサンドイッチ食べてる間に過ぎ去ってっちゃう!
後は新車関係かな。280ページのVFR800Xは本当に良かったな!値段は張るけど良いバイクと思います。値段が張れば良いバイクじゃなきゃマズいか。でもほんと、こりゃあいいです!と思えました素直に。ウインカーの位置だけが困る。ホーンと逆なんだよねスイッチが。間違えてホーンを鳴らしちゃうのも腹立たしいんだけど、反対にホーンを鳴らしたい時に鳴らせないのは危険だと思うんですよ僕は。皆さんはどう感じていますか?
そんなこんなで2015年2月号、ご賞味くださいませ。
(ノア)
2014年12月2日
よきライバル「アンダー400」はミスターバイク的?
- Noah Sellen @ 6:19 PM
すっかり寒くなりましたね。
寒くなってすっかり忘れてましたが、今年の秋口には「パワーエンデューロ」ってのに参戦しました。BG誌面でも2か月にわたって報告したとおり、8時間もの耐久レースです。
例年はハマヤ先生が一人で8時間を走る「アイアンマン」というクラスに出場するのだけど、それはともかくとして行き帰りのトランポの運転までするのは危ないよ!とヘルプを申し出たら参戦させられた、という無茶な展開はもうすでに読んでいただいているでしょう。
誌面にも出てきたライバルチームはクレタという会社の人たち。「風まかせ」とか「カスタムピープル」そして「アンダー400」等の雑誌を出しています。
この「アンダー400」ってのは誌名通り、400cc以下のバイクのみ扱う雑誌で、日ごろからバイクは400ccぐらいで十分じゃあん?なんて言ってる僕はたまに買ってます。今風の雑誌なんだけど、内容はどこかミスターバイク的なんだよね。カブに過積載してみたり、モペッドで京都から東京までレースして負けたら罰ゲームとか、トリシティでオフロード攻めてみたりとか。たぶん昔からのミスターバイク読者の人は、ちょっとおバカなその感じが好きになると思いますよ。
そんなアンダー400で、パワーエンデューロの記事が展開されているわけです。BGでは敗者の弁の報告だけど、アチラは勝者の弁。憎たらしいけれどしょうがない、負けは負け。そしてクラッチが終わってニッチもサッチもならなくなった時に助けの手を差し伸べてくれたのもライバル「アンダー400」なのです。
さらに憎らしいのは、KTMのRC390の試乗会で行われたプレス対抗レースの模様も展開していて、これでも実は僕ら(ノア&ハマヤチーム)は負けているんです。そんなはずはないだろう!ツクバのコース1000はけっこう得意だよ? …勝負の行方と勝利の真相は「アンダー400」にて読んでみて下さい(笑)
画像の号がそれら記事が載ってる号ですが、「アンダー400」は隔月刊だからそろそろ品薄のハズ。偶数月の6日発売だって。ということは次の号がそろそろ出てくるってことですね。BG共々、楽しめる雑誌と思います。良かったらどうぞ。
そのBGですが、次号の編集作業が佳境に入っております。ご期待ください。
(ノア)
2014年7月24日
ヤマハのここが好き!
- Noah Sellen @ 8:49 PM
写真がどこかわかりますか?
スロットルのグリップと、スイッチボックスの間です。写真ではSRですね。
ヤマハ車ではとっても高い確率でここにプラスチックの円盤が挟まっています。そうとう旧いのはわからないけれど、少なくとも普段接することができる程度の年式の中古車から、現在も売られている現行車まで、コレがついてない機種が思いつかない。
これはねぇ、まかり間違ってゴムが伸びたり引っ張られたり膨張したりしたとしても、スイッチボックスと擦れちゃってアクセルが戻らなくなることを防いでくれる機能なんです。
そんなことあるかい? と思うかもしれないけれど、バイクを車に積んだ時にグリップ部から引っ張っちゃったりするとスイッチボックスの方にグリップのゴムが寄っちゃったりするし、へんなケミカルをこぼしたりするとグリップがブヨブヨになったりする。さらにはオフ車でドロドロ遊びをするとここに泥や砂利が入り込んでアクセルが戻りづらくなることがままある。
ヤマハでは「これは危ないよね」と認識し、それを防ぐためにこの円盤を入れてるわけだ。このコストカットの時代に「大丈夫だよ!そんなのレアケースじゃん。他のメーカーもやってないし」なんつって省略されてしまいそうなパーツなのに、なくならない。
ヤマハの良心を感じるなぁ!
うん、素晴らしい。ヤマハさん、僕は見ています!やめないで下さいね。
つぶやきでした。 (ノア)
2014年6月13日
CTX700!!
- Noah Sellen @ 10:26 PM
ミスター・バイクBGにて、カタナに関する様々なことを書き連ねるコラムの長期連載をしている大野団長をご存知の方、は、だいぶBGを読み込んでるんだろうなぁ。
ご存じない方のために簡単に言いますと、むかーしはBG誌面にもよく登場し、若い腕自慢的な、え? そんな言い方したら失礼? いやすみません、当時のことは僕もあんまり知らないんですけどね。
僕がBGに関わるようになった時にはすでに「カタナの人」で、テイストとかに出ててさ、すでにショップも持ってたから全てにおいてとってもしっかりしているお方で、僕がいろんな適当な整備をしてたりすると怒られたり、軽い気持ちでヘラヘラとレースに参戦するとやっぱり怒られたり、ちょっとしたカミナリオヤジ的な、そんなお方。…で合ってるのかなぁ(笑)
ともかく、この大野団長は「おらぁ!」とか「くるぅあぁ!」とか「オス!」とか「テメコノヤロ!」とか、そういったイメージの人で、だからこそ団長なんでしょう。サーキットでのバイクの乗り方もなかなか強引で、「スムーズ」とか「セルフステア」とかそういう概念が吹っ飛ぶパワフルライディング。いやいや、いい意味で(??)、ですよ。
そんな大野団長からお電話。
「おおぅ! ノアぁ! おめちゃんとメシ食ってっかぁ!?!?!? がははは! ところでよぉ、館山にメシ食いに行くんだけどよぉ、CTX700ってすげーよさそうじゃねぇか!?」
うぷぷ(笑) あの大野団長がCTXかぁ!
「最高っすよ!」 と即答。
「だぁるぅおおおぉ!! やっぱりな! あれは良いと思ったんだ! やっぱよ、趣味の絶版車を持ってるんなら2台目は新車だな! おう!」
…と切られた。
ふふふ、面白い。サーキットではあんな激烈ライディングなのに、確か以前も公道ではマジェスティかなんかに乗ってたなぁ。
サーキットで存分にスピードは出すから、公道までシャカリキに飛ばさなくていいんだよ、と言ってたっけ。
で、改めてCTX。
これがあんまり街で見ないんだ……。
実はすっごくいいバイクなんですよ。プレス向け試乗会の後にインプレを書いた時にも同じ表現をしたけれど、NCエンジンここに極まれり! といった感じ。
最初は普通のスポーツモデルであるNCシリーズに搭載されたこのエンジンは、ディーゼルターボみたいに低回転がとても力強い代わりに高回転域は回らない設計。これに違和感を覚える人はやっぱり少なからずいたりして。
個人的にはそんなに嫌じゃなくて、公道では本当に想像以上に速いしスッゲー燃費良いし、ラゲッジスペースあるし「いいじゃない!」と思ってはいたけれど、サーキット走行会とかにもっていって楽しい類のバイクではないし、ま、パキーン!とぶっ飛んでいく突き抜け感というか、そういう感覚は確かに少ないもののどちらかというと好きな方。
ところがCTXになるとこのエンジンの良いトコロばかりを感じることができるんですよ。足を投げ出すクルーザースタイルだからか、低回転モリモリエンジンが凄く「らしい」し、クルーザースタイルにもかかわらず意外に高いレベルでスポーツもできちゃう。ブレーキもよく効くし、そして何より快適。
大野団長に即答した「最高っすよ!」は、本心です。
普段はサーキットで暴力的な乗り方をしている人が、週末にはタンデムでツーリング&ランチ、なんていうにはこの上ないでしょう。それでいてクルーザーモデルに見られることもある、操る楽しさの犠牲がCTXでは、ない。
NM4という目を引くモデルが出ちゃったこともあって、もともと目立ってなかったCTXはさらに隠れちゃったけれど、こういうバイクに乗ることで幸せなバイクライフが開ける人はけっこういるように思います。大野団長には本当に買ってほしい。そしてBG誌面で「すげーイイ新車、買い増した」と報告してほしいなぁ!
(ノア)
2014年2月15日
ミスターバイクBG 3月号が発売されました
- Noah Sellen @ 3:32 PM
さて、前回なんで音について書いたかって、これが答えですね。
ミスターバイクBG3月号が昨日発売されて、その巻頭特集が音にフォーカスしたものだったわけです。
今やネットの世界が一般化したから音が出るサイトもいくらでもあるけれど、あえて音が出ない紙媒体でこのテーマを取り上げるとは、さすがBG!(なのか??)
色々と想像しながら読んでいただければ幸いですが、p6~7の見開きとか、p10~11の見開きなんかは、わざとバイクの後ろを空けてあるですよ。バイクの後ろに引っ張られている音を皆さんに想像してもらおう、というわけですね。
33ページにわたるボリュームを持たせた特集で、読む部分も多くありますのでごゆっくりご賞味くださいませ。
えー、個人的な活動を振り返ると、
IBARAGY RESTORATION PROJECTはボチボチ進んでます。多くの読者さんから「どうなのその後」と声をかけていただけるのですが、ま、本当に「ボチボチ」ですね。来月号ではエンジンがかかってるのをお見せできる、かな?
p54からは「軽トラにバイクを積んでくるミーティング」があります。最初は「なんだそりゃ(笑)」と思ったけど、こりゃ大成功でしょう! 寒い冬はバイクで出かけたらかえって危ないこともあるし、軽トラに乗ってればかがみこまなくてもバイクがよく見れる。うーん、また欲しくなるな、軽トラ。
そのあとはミーティングものが続いて、
マニアックバイクコレクション!なんとカバルケイド!必見!
1TGGでは音にフォーカスした特集にちなんで、とても音のいいトライアンフの3気筒を選んでみました。スッゲー速くてひっくり返るね!! 新しく着ているアルパインスターズのRIDEOUTジャケットもとても良いです。
p267からはマン島のレポート最終回をお送りしてます。
…などなど、今月も色んな事がぎっしりです。
雪の中バイクで出かけるなんてやめた方が良いよ。昨夜僕はひどい目にあいました。
こんな日は雑誌でも買ってコタツですよ!
ちなみに世の中の皆さんからは「雪かきで腰痛なんです」なんていう声を聞くのですが、僕はコタツでお餅を食べながらくしゃみしたらプチギックリ腰に……。歩けはするけど、靴下履けない。あーあ、もうしばらく(願わくは春まで)はコタツから出られないな!!
(ノア)
2014年1月15日
ミスターバイクBG最新2月号が出てます
- Noah Sellen @ 6:13 PM
連休で浮かれてたら(世の中がね、僕じゃないよ)、新しい号が出てました。表紙はまさかのゴールドウィング! この4気筒のゴールドウィングが表紙になる雑誌なんて、BG以外では考えられないなぁ(笑)
でもページを開くと、僕がマン島で取材してきたイベントと、カメラマンの増井さんがボンネビルで取材してきたスピードトライアルと、デイトナを走る日本のZという海外で頑張る日本の絶版車特集から始まります。
「世界各地で日本車が愛されてるんだなぁ!」と誇りに思っていただければ幸いです。
目次を挟んだ第2特集は、表紙に出てきたゴールドウィングとその仲間たちです。中古車雑誌という観点では、中古車を買おうにも市場にないぜ!ってバイクを紹介するのはどうかな、ってところだけど、BGって中古車雑誌よりはもうちょっと趣味的なものだからね、他では決して見ることができないであろうこんなバイクもご賞味くださいな。
近々に編集部に行く予定がなかったため今月号は僕も買いました。セブンイレブンで買ったのですが、ポスターがついてるせいで3方向をセロテープみたいのでとめられてた。これの剥がし難いことったら!! 無理に剥がさずに素直にカッターなどで切った方が良いと思います。
ちなみにポスターのB面はマン島での写真を4点採用してもらえました。A面もいいしB面もいいなぁ! と思ったあなた、こりゃ2冊買うしかないっすね(笑)
今月号もよろしくおねがいしまーす! (ノア)
2013年2月6日
ミゾレの日のミドル妄想
- Noah Sellen @ 11:12 AM
BG3月号にとって、昨日は本が印刷される前の最後のチェック、校了といわれる作業の日でした。この校了時にみんなが疲れ果ててると誤字脱字などが増えるわけですが、昨日の編集部はいつもほどドンヨリしてませんでしたので、次号はより完成度の高いのを期待できそうです(笑)
で、年明け恒例の読者の皆様からの年賀状を紹介するページがありました。皆さんバイクライフを楽しんでいるようで何より! わざわざ僕宛に送ってくださった方々、ありがとうございました。
毎年送ってくださる中で特に嬉しいのは、革製品屋さんの「リューグーレザーズ」。もう5年ぐらい前に一度取材したきりなのですが、以来毎年年賀状をくださり、しかも必ず社長から一言直筆で添えられています。これぞ年賀状でしょう。印刷だけで何も書かないなら、一括送信のメールでも良くね? と思ってしまう人情派の僕です。きっとその姿勢は企業姿勢にも現れているはず、とリューグーレザースを応援している次第です。
もう一つ、必ず一筆添えてくれるのは「KTMジャパン」。僕みたいないちライターに一つのメーカーが出す年賀状に、社長及び親しくさせてもらってるスタッフが一言添えてくれる。感激です。やっぱりKTMも応援したくなるわけです。人情派の僕としては。
KTMといえば、僕が勝手に大絶賛してる(そして一般的にも評価の高い人気車種)のが新型の690DUKE。これは本当にイイね! バイクに乗るのが最高に楽しくなる。シチュエーションを選ばずに、クラッチを繋いだ瞬間から楽しい。
去年、新型になって以前の型よりもフレンドリーで扱いやすくなったのも大歓迎ですが、何より凄いのが値段だと思う。82万円ですもの。
僕が愛読してるある二輪雑誌で以前、国内外のミドルクラス(400cc~800ccぐらい)のバイクを集めてミドルの魅力に迫ろうという企画を、数ヶ月にわたってやってたことがありました。色んなライダーがそれぞれ点数を付けて、ベストなミドルはどれだ! とやったわけです。1000ccオーバーはちょっと億劫だけど、軽量車体で70馬力ぐらいあるといいよね、と常々思ってる僕にはぴったりの企画でしょ?
その総集編で優勝したのがトライアンフのストリートトリプル。ま、順当でしょう。とってもいいバイク。楽しいし、ポジションが楽でツーリングできるし、何よりエンジンが最高。「官能的」という言葉はこのエンジンのためにあるようなもんでしょう。
他の上位はKTMの先代690DUKE(まだ新型が出る前だった)や、BMWのF800Rといった外車勢が入ってきたのだけど、その中になんとグラディウスの650がランクイン! しかも上位ですよ。いい意味で「普通」のバイクなのだけど、でも個性豊かな外車勢の中でこの位置はサスガ。とっても素性のいいバイクなんです。
さて、その当時の記事を読み返してたら、グラディウスは外車勢よりも20万前後も安いのにこの順位は凄い、という記載がありました。
その価格(当時)なのですが。
ストリートトリプル:114万4500円(R仕様)スタンダードは99万9600円
690DUKE:121万8000円
F800R:125万3000円(ハイライン)スタンダードは106万4000円
グラディウス650:88万2000円(モトマップ)
うん、こうしてみるとグラディウスは安いような気がするけれど、でもその装備などを見ると、外車勢といくらか差があって、その差の分の価格差かな? とも感じました。
ところがだ、新型の690DUKEは82万円で出たですよ! (2013年はちょっと値上がりしたけど)
しかもトップのストリートトリプルは、スタンダードの方なら100万円切ってるでしょ? こうなってくるとグラディウス、もうちょっと安くならないかなぁ…なんて思っちゃう。いや、とってもいいバイクですよ。価格に見合った。日本で作ってるし。だけど相対的に見て、ね。
今この企画をやるなら、GSR750とか、ホーネット600(新型になってテールカウルがかっこよくなったね!)とか、アプリリアのシヴァーなんかも入れたいと思うけれど、改めてやってもグラディウス650は上位にくると思う。すっげーいいバイクだもの。
Vストローム650が国内販売をはじめたから、次はグラディウス650の国内販売に期待してます。勝手に。Vストロームの逆輸入版は100万円ぐらいだったのが、国内だと88万円。んじゃグラディウスも同じぐらい下がったら76万円ですか? 人情派の僕としては(笑)
ホンダのNC700がこのクラスを一気に活気付かせたと思う。「ななひゃくぅ~!?」なんて、なじみのない響きに最初は戸惑った人もいたけれど、ふたを開けてみればバカ売れ! そりゃそうだよ、僕は前から言ってんじゃん。650ccぐらいのツインは下からトルクもあるし最高速もある程度期待できるし燃費もいいよって。うーん、前に乗ってたホンダブロス650は良かったなぁ!
これに乗っかって、他社も650~750ccツインを出していこう! そしてNCにはRバージョンがあるといいね! 8000回転まで回って、65馬力ぐらいあって、ホイールベースももうチョイ短くて。どうすか、ホンダさん&スズキさん!?
あーあ、長くなちゃった。すみませんね、外はミゾレだから妄想ばかりが広がるんですよ(笑)
(ノア)
2012年7月1日
ベアリング地獄とサビという敵
- Noah Sellen @ 6:28 PM
今日は朝からステムベアリングの打ち替えをした。
昨日は布団を打ち直しに出したけど、それは関係ないな。
ステムベアリングほど走行に影響するものはないんじゃないかなぁ。ここが傷んでると操作性が最悪ですよね。それなのに絶版系でステムベアリングがゴロゴロしちゃってるバイクの多いこと。しかもお店にやってもらうと2~3万したりするからね、中古車を買うときは、もう打ちかえるの前提で考えた方が良いと思います。
今日やったのは04年式のDトラッカーだったのでたったの8年落ち。BGとしては新車!ぐらいの認識でしたが、4年間屋外保存(というか放置)車だったためか、きれいに下側だけにサビが出ていました。きっと水がたまって錆びていたんだろうけど、それをグリスアップせずに「どれどれ」なんつって走り出しちゃったから写真のようなことになったのだと思う。表面のメッキが剥がれちゃってるもんね、8年落ちのバイクでなかなか見ないなこりゃ。
ステムベアリングに違和感があったら、バラしてみてグリスアップするという人もいるけど、僕は必ず交換しちゃう。だってベアリングそのものは5000円もしないでしょ。なのにバラす作業はけっこう大変。せっかくバラしたんなら新品にしちゃった方が後々いいじゃん? しかもバラしてみた後で交換かグリスアップで済むかの判断をしたら、交換だった場合、部品が届くまでそのままだからね、軒下整備としてはそれはできない。洗濯物干せないもん。
抜き取ったレースが一部切れているのは、この古いレースを新しいレースにあてがって、新しい方を圧入するのに使うから。サンダーで切れ目を入れておかないと古いほうのレースも一緒に圧入されちゃって抜けなくなるからね。サンデーメカにとっては知られた小技でしょうけど、自分でこの技を思いつくのに、そうだなぁ、僕は5年ぐらいかかってるんじゃないかな? 何度ステムベアリングの打ち替えで苦労したことか…… 気づいた時、「絶対誰か知ってたはずなんだから教えてくれればよかったのに!」 と思ったから、ここに記しておきます。
ベアリング地獄とは、1箇所のベアリングを打ちかえると他のも全部打ちかえたくなる病気のことです。ステムやったら前後ホイールもピボットもやりたくなって、さらにはリアサスのリンクのニードルベアリングまでかえたくなっちゃう。
そんな午前中を過ごしました。雨だから試運転はまだ。
……
以上だぜぇ (ノア)