MBニュース&トピック

 

2018年12月27日 

■ドゥカティ・パニガーレV4、V4S、V4 スペチャーレのリコール(平成30年12月10日届出)

 対象車両は型式2BL-DA00J(通称名:パニガーレ V4)の車台番号ZDMDA00AAJB001055~ZDMDA00AAJB004299(製作期間:平成 30 年 3 月 17 日~平成 30 年 7 月 15 日)の68台、型式2BL-DA00J(通称名:パニガーレ V4S)の車台番号ZDMDA00AAJB000882~ZDMDA00AAKB005400(製作期間:平成 30 年 1 月 25 日~平成 30 年 8 月 13 日)の175台、型式2BL-DA00J(通称名:パニガーレ V4 スペチャーレ)の車台番号ZDMDA02AAJB002032~ZDMDA02AAJB004537(製作期間:平成 30 年 5 月 15 日~平成 30 年 8 月 1 日)の26台、計1型式、計3車種、計269台。

 不具合の部位(部品名)は「速度計等(後輪車速センサー)」。

 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「後輪車速センサーにおいて、配策指示が不適切なため、チェーンスライダーに強く接触するものがある、そのため、走行振動等により後輪車速センサーが断線し、最悪の場合、速度計が表示されなくなるおそれがある」というもの。

 改善措置の内容は「全車両、後輪車速センサーの配策を確認し、不適切なものは配策を修正する。なお、当該センサーが断線しているもの又は当該センサーのエラーが記録されているものについては、当該センサーを新品に交換する」という。

 改善箇所説明図はコチラ

問:ドゥカティジャパンお客様相談窓口
TEL:0120-030-292

2018年12月25日 

■普通のライダーが選ぶ「日本バイク・オブ・ザ・イヤー」始まる

大賞・カワサキZ900RSに開発者が

 12月19日、千代田区のホテルで「日本バイク・オブ・ザ・イヤー」の授賞式が、ユーザーや二輪業界関係者ら100人が集まる中で開催された。原付、軽二輪、小型二輪の車格別3クラスと、車格を問わない外国車クラスの合計4クラスから部門賞が選ばれ、それらすべてのモデルから大賞であるベスト・バイク・オブ・ザ・イヤーを選ぶというものだ。


カワサキZ900RSのトロフィーは、モーターサイクル&エンジンカンパニーの設計者である萩尾清二課長が受け取った。「我々が受け入れられるだろうと考えたことと、ライダーのニーズが合致したことは、開発者としてとてもうれしい」と喜びを語った。

 2018年、初めてのベスト・バイク・オブ・ザ・イヤーは、小型二輪部門賞を獲得したカワサキZ900RSが、外国車部門賞のドゥカティ・パニガーレV4Sを抑えて栄光に包まれた。

 このイベントの主催は一般社団「日本二輪車文化協会」(港区赤坂)。《一企業や業界内の損得を優先せず、ユーザーと二輪車マーケットの環境改善を最優先して行動する》団体で、4つの部会が、女性ライダーを増やす活動や親子ライディング教室、事故に巻き込まれた時のファーストエイドの講習など、それぞれの事業を展開する。「日本バイク・オブ・ザ・イヤー」は、そんな活動の1つとして始まった。


普通のライダーが選ぶ今年の1台

 選考委員は14人。能楽師太鼓方の大倉正之助氏、三重県知事の鈴木英敬氏、神戸情報大学院副学長の福岡賢二氏、自民党オートバイ議員連盟事務局長の三原じゅん子参議ら多彩な面々で構成された。主催団体の代表理事である吉田純一氏はこう説明する。

日本バイク・オブ・ザ・イヤーを主催する日本二輪車文化協会・吉田純一代表理事。

「みんなバイクでつながっている人ばかりですよ。ライダーだったり、オートバイ文化に理解が深かったり。秋田書店の牧内真一郎執行役員が入っているのは、漫画『ばくおん!!』を製作する出版社だから。唯一の特徴は、メーカーなんかとしがらみがないこと。その選考委員が、インターネット投票でノミネートされたバイクの中から選んだ結果です」

 乗用車を対象とするカー・オブ・ザ・イヤーを例にするまでもなく、授賞対象となるモデルはいわゆる専門家が選ぶのが一般的だ。専門誌が選ぶ1台も、その代表例だろう。だが、平成最後の年にスタートした「日本バイク・オブ・ザ・イヤー」は、その真逆で“素人らしさ”を前面に押し出した。

 だから、そのほかの部門賞でも、原付はホンダ・モンキー125、軽二輪はスズキV-Storomと目の肥えた専門家が選んだ一品というよりは、誰もが思い浮かべる代表的なバイクが選ばれた感がある。だが、歳月を重ねると、それが他とは違う個性になる可能性を秘めている。

 日本バイク・オブ・ザ・イヤーのエンブレムをデザインしたデザイナーの菊池武夫氏は、この活動に共感してエンブレムデザインを無償で引き受けた。

「バイクは若い時にちょっと乗ったぐらいだけど、バイクのデザインは子供の時から大好きだった。特にクラシックなバイクでいいデザインのものがあるとファイルに収めるという生活を送っています。エンブレムも長く使われることを願って、クラシックの中に今の感覚を入れて、みなさんに愛されるデザインを目指しました」

 吉田氏はオートバイショップの団体である全国オートバイ組合連合会の前会長で、30年以上の長い間、バイク環境の整備に努めてきた。組合活動を離れて、新たに見出したのがその年のベストバイクを選ぶ日本バイク・オブ・ザ・イヤーの創設だった。彼は言う。

「しがらみのない人に選ばれた、一般の目にとまる授賞でありたいと思ってます。だんだんと盛り上げて、今年人気の1台を確かなものにしていきます」

 部門賞のほかに、今年はヤマハSR400ホンダ・スーパーカブ・シリーズも特別賞(ロングランヒット賞)を受賞した。第一回にロングランヒットが特別賞の条件となったのも、人気のバイクを長く世の中に残したいという思いがあるようだ。

(取材・文:中島みなみ)



原付部門賞、特別賞を受賞したホンダモーターサイクルジャパン・赤坂正人氏。 軽二輪部門賞を受賞したスズキ東京支店・赤間俊一支店長。


ドゥカティ・ジャパンのマッツ・リンドストーム社長は、なめらかな日本語で「安全、ハンドリング、楽しさ、すばらしいバイクばかりの中で、(外国車部門賞を)授賞できたことは本当にうれしい。日本のバイクの生活を増やすために頑張りましょう」と語り、ガッツポーズを作った。 特別賞を受賞したヤマハ発動機販売・宮本義信安全副本部長。「1978年に発売を開始したSR400はヤマハの魂といっても過言ではない。デザインを担当したデザイナーでGKダイナミックス社長だった石山篤氏が11月に亡くなったが、その墓前にささげたい」と語った。

2018年12月20日 

■HondaJetが日本での型式証明を取得、引き渡しを開始

 Hondaの航空機事業子会社であるホンダエアクラフトカンパニー(Honda Aircraft Company以下、HACI)は、12月7日に国土交通省航空局から「HondaJet Elite」の型式証明を取得し、12月20日、日本における初号機の引き渡しを行った。また、これを記念して羽田空港内にて式典を開催。国土交通省の蝦名邦晴空局長、HACIの藤野道格社長、日本のディーラーである「HondaJet Japan」(日本での販売は、丸紅エアロスペースをHondaJet Japanに指定し、販売・整備・機体の運用サポートなどの各種サービスを提供する)の遠矢源太郎チーフエグゼクティブらが出席する中、華々しく引き渡しのセレモニーが行われた。

 式典では、蝦名航空局長から藤野HACI社長に型式証明書が授与されたあと、この式典まで公表されていなかった注目の日本での最初の顧客が紹介された。注目のオーナーは、千葉功太郎さんというドローンのクラウドファンディングなどを行っている方で、最新型のHondaJet Eliteのキーが引き渡された。

 ちなみに千葉さん個人で購入というわけではなく、ともに「個人が点から点へ空の最短移動ができる未来社会のインフラ」を目指して活動している堀江貴文さん、山岸広太郎さん他も共同所有者となる予定という。

 HACIは、HondaJet Japanを通じ、2018年6月よりHondaJet Eliteの日本での受注を開始しており、現在までに10機を超えるオーダーを獲得しているという。

 主翼の上面にエンジンを配置したり、自然層流翼型、一体成型複合材胴体などHonda独自開発技術により、クラス最高水準の最高速度、最大運用高度、上昇性能、燃費性能、静粛性および室内サイズを実現した小型ビジネスジェット機として世界中の注目を集めているHondaJet。現在、北米、欧州、中南米、東南アジア、中国、中東、インド、そして日本で販売されている。

phh.jpg ph.jpg
HondaJetの日本国内ユーザー第一号は千葉功太郎さん。 HondaJet Eliteの前でファーストデリバリーセレモニー。

「HondaJetを日本の空で飛ばすことは、我々の悲願でした。Hondaの航空機事業における大きなマイルストーンを達成できて、大変うれしく思います。日本においてもより多くの方にHondaJet Eliteをご利用いただいて、皆様の生活の可能性を拡げていきたいと思います。そして、日本におけるビジネスジェットの普及、さらには新しい交通システムの創造を目指していきたいと思います」(HACI社長 藤野道格さんのコメント)。

「Hondaは世界に誇れる空のパーソナルモビリティーを送り出してきました。この素晴らしいHondaJetを生み出したHACI藤野社長をはじめ、開発チームに御礼申し上げます。私も数回、実際に乗りましたが、その静音性、力強さ、なめらかさ、安全性、安定性、そして何よりも機体の美しさは抜群です。小型ジェット機が普及すると、日本全体が一つの都市圏になり、新しい経済活動が加速します。12月20日は、日本における『空の移動革命 Day1』になると強く確信します」(千葉功太郎さんのコメント)。

「HondaJet Japanとして、最初の引き渡しができたこと、大変うれしく思います。我々HondaJet JapanではHACIと共に、最高品質の製品とアフターサポート等をお客様に提供させて頂くことに注力する決意です。また周辺事業にも取り組み、HondaJet Eliteの利便性を十分発揮できる環境を整え、より多くの皆様に最高の経験をして頂けるよう邁進してまいりたく思います」(遠矢源太郎さんのコメント)

【ホンダ エアクラフト カンパニー(Honda Aircraft Company,LLC)概要】
設立:2006 年8 月
出資形態:American Honda Motor Co., Inc. 100%出資
代表者:社長 藤野 道格(ふじの みちまさ)
所在地:米国ノースカロライナ州グリーンズボロ市

2018年12月20日 

■カドヤ、新春初売りを仙台店にて限定開催

 カドヤ新春恒例の「初売り」を仙台店で実施。今回は2019年1月2日(水)から6日(日)の5日間開催となる。

 直営店で最も早いバーゲンプライスの新春セール、毎年好評の福袋は1万円(ナイロンジャケットや各種小物アイテムなど総額3~4万円相当のアイテム)と3万円(レザージャケットなど総額7~8万円相当のアイテム)のセットを用意。また、仙台初売りでしか手に入らないサンプル品やセール限定のアウトレット商品も多数用意される。

 さらに、購入金額3万円毎に、1会計3回まで魅力満載のくじ引きのチャンス。1等は6万5000円相当のレザージャケットもしくは5万円分の商品券をプレゼント。

 新春初売り期間中の営業時間は1月2日が朝8時から、3・4日は朝9時から(3日間共に夜6時まで)。5・6日は通常営業時間(10時~19時)での開催となる。

カドヤ仙台店
宮城県仙台市若林区六丁の目中町7-73
TEL:022-287-8000

2018年12月19日 

■スズキのプロ・ライダーも楽しんだ日曜日! 「第14回北川圭一杯ミニバイクレース」

 雲一つない快晴に恵まれた12月2日、京都の近畿スポーツランドにおいて開催された「第14回北川圭一杯ミニバイクレース」には過去最高となる238名が参加、3つの耐久レースが展開された。加えて今大会には全日本ロードレース選手権・JSB1000クラスを戦う加賀山就臣、津田拓也、渡辺一樹、生形秀之、そして2005・2006年世界耐久選手権チャンピオンであるスズキ・レーシングアドバイザーの北川圭一らスズキ系ライダーの他、多くの全日本現役ライダーもゲストとして来場。レース終了後は表彰式、抽選会、じゃんけん大会などで夜まで大いに盛り上がる。



 お昼にはエキジビジョンマッチとしてスズキGSX-R125/GSX-S125による7周のスプリントレースを実施。北川、加賀山、津田、生形に加え一般ライダーによる14台がエキジビジョンとは思えない白熱のバトルを展開。レースはヨシムラの津田が制した。

 来年の「北川圭一杯ミニバイクレース」は節目となる第15回。開催スケジュールなどは今後、近畿スポーツランドのWEBサイトを要チェック!

近畿スポーツランド
http://www.kinspo.com/

2018年12月18日 

■H-D 2019年モデル合同試乗会を東海エリアで初開催

「FXDR 114」などハーレーダビッドソン2019年モデル大集結!

 12月22日(土)、豊田スタジアム 西イベント広場(愛知県豊田市千石町7-2)にて開催される「FREE [ER] CHRISTMAS RIDE」(フリー アー クリスマス ライド)は、新登場パワークルーザー「FXDR 114」やApple CarPlay対応の新しいインフォテイメントを搭載するツーリングモデルなど、ハーレーダビッドソン(H-D)の多彩なモデルを会場周辺の公道で体験可能。2019年モデル発表以降、東海エリアでは初となる合同試乗会だ。

 会場内では普通自動車MT免許所持者ならトライク(三輪)が試乗可能な他、子ども含め誰でもH-Dに触れ・跨ることができる「ジャンプスタート」、会場限定のクリスマスプレゼント企画など、ライダーに限らず、多くの人々がH-Dの世界観を楽しむことができる様々なプログラムを用意。

 時間は9時30分から16時30分(試乗受付数に限りがあり。規定数に達した場合、早めに受付終了する場合あり)。参加無料。

FREE[ER] CHRISTMAS RIDE in 豊田スタジアム
https://h-d.jp/event/detail/11114

2018年12月17日 

■ショップオープン情報「バイク王北九州店」

 売り場面積を拡大、12月22日(土)リニューアルオープン。在庫台数は70台と大幅に増加。店頭にない車両でもジャンル・排気量を問わず、全国の常時3,000台以上の在庫の中から探し、店舗への取り寄せも可能。2019年1月31日(木)まではオープニングセールを開催。数量限定のオープニング特選車として現金支払い総額で50ccまでの原付車両を98,000円(税込)、51~250ccクラスの車両を16万8,000円(同)で それぞれ10台ずつ用意。また、期間中にオープニング特選車以外のバイクを購入・成約すると、近隣の「南海部品黒崎店」にて125cc以下のバイク購入・成約で5,000円分、126cc以上なら1万円分の同店用品の割引が受けられるクーポンをプレゼント。アクセスはJR鹿児島本線「黒崎駅」前の国道3号線「筒井町」交差点から国道200号線に入り約1.8km、クルマやバイクは北九州都市高速道路4号線・黒崎インター付近の「引野口」交差点を北へ約1km、国道200号線沿い左手。

福岡県北九州市八幡西区茶売町2-5
TEL:0120-37-8190(販売相談)0120-65-8190(買取相談)
営業時間:10時~19時
定休日:火曜日

2018年12月17日 

■ショップオープン情報「ハスクバーナ 川崎中央」

 1962年に創業の日吉ホンダモーターが2013年のKTMに続き、12月15日にハスクバーナの取り扱いを行う店舗をグランドオープン。KTM グループのモーターサイクルブランド全ての取り扱いを開始した。正規販売店の最新 CI を導入した店舗では、ロードレースの経験が豊富なスタッフによって、より多くの人へハスクバーナ・ブランドの魅力を伝えていくという。店舗へのアクセスは東急・田園都市線「梶ヶ谷駅」より徒歩5分。

神奈川県川崎市高津区末長1-52-22
TEL:044-948-9720
営業時間:10時~19時30分
定休日:水曜日、第3火曜日

2018年12月14日 

■ショップオープン情報「レッドバロン奈良店」 

 旧店舗より南へ約3kmの国道24号沿いへ移転オープン。新店舗には高性能オートバイの整備、フレーム・ホイールアライメントの測定に欠かせない自社開発のコンピュータ総合診断機「ACIDM(アシダム)」を設置。取り扱う車両は●フレームの安全●部品供給の安定●違法改造がない●必要書類の完備など、オートバイに安心して乗るための8種の検査に合格した「譲渡車検」を付けて販売される。

奈良県橿原市十市町839-5
TEL:0744-22-8801
営業時間:10時~20時
定休日:水曜日(祝日の場合は営業)
http://www.redbaron.co.jp/

2018年12月13日 

■マン島TTレースで日本人初優勝の伊藤光夫氏が殿堂入り

1963年のマン島TTレースで、日本人として初めて優勝を果たした伊藤光夫氏。

 一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)は、日本のモータースポーツの歴史を後世に伝え、輝かしい実績のあった選手、関係者を顕彰することを目的に「MFJモーターサイクルスポーツ殿堂」を設立。その栄えある第1回の殿堂顕彰者として伊藤光夫氏が選出された。

 伊藤氏はスズキの社員ライダーとして1959年から1969年にかけて世界ロードレース選手権(世界GP)をはじめとする国内外のレースに参戦。世界GP の一戦として組み込まれていた1963年のマン島TTレースでは50ccクラスでRM63を駆り、日本人として初めて優勝するなど、輝かしい成績を収めている。

 レース引退後もスズキのレース活動に携り、レース車両の開発、世界に通用する技術の向上、後の世界チャンピオンとなるケビン・シュワンツなど優秀なライダーの育成に加え、長きにわたりMFJの技術委員を務めるなど、スズキのみならず日本の二輪車のレースの普及、発展に貢献してきた。

 「MFJモーターサイクルスポーツ殿堂」の授章式は12月15日に行われる。

伊藤光夫氏 のコメント
「この度突然お話を伺い、記念すべき第1回の顕彰者に選出いただいたこと、大変うれしく思っております。しかし、これは当時の担当者全員で成し遂げた事で、私個人が評価されたとは思っておりません。TTレースへの参加を決断された二代目社長、鈴木俊三氏の先を見た英断であり、その時期に参加メンバーに選ばれ、ライダーとして起用され参加した私が優勝出来たことが、光栄であり喜びと感謝の気持ちでいっぱいです」