2013年6月13日
■公明党が「オートバイ議員懇話会」を設置
駐車場問題、高速道路通行料金の見直し、ETC装備費用の助成制度など、二輪業界が抱える課題の解決を目的に設置。業界と連携をはかりつつ、具体的な取り組みを進めていくという。
6月13日、衆議院第2議員会館で行われた懇話会では日本自動車工業会(JAMA)、全国オートバイ協同組合連合会(AJ)といった二輪業界関係者が出席。公明党議員を前にJAMAが「オートバイを取り巻く現状と課題」を説明、AJからは駐車場の設置、取締りに対する要望があげられた。また、兵庫県二輪自動車協同組合からは、フェリーの廃船によって125cc以下のバイクが淡路島に渡れなくなっている現状も伝えられている。
2013年6月12日
■ヤマハが新開発3気筒搭載2014年欧州市場向け新製品「MT-09」を発表
ヤマハは、このほど新開発の850cc直列3気筒エンジンを搭載したスポーツモデルの新製品「MT-09」を、欧州市場に向けて2013年9月前半から発売すると発表した。
「MT-09」は“Synchronized Performance Bike”のコンセプトのもと、欧州二輪車市場のメインカテゴリー「ロードスポーツ」クラス、なかでも近年伸長傾向の700~999ccクラスに導入する新製品で、ちなみにこのモデルは、ヤマハの新中期経営計画(2013年~3ヵ年)にあたる“先進国・二輪車事業におけるラインナップ充実”を具現化する新製品第2弾となるという。また、クロスプレーンコンセプトに基づいて開発された新エンジンは、今後先進国向けモデルの核となるコンポーネントのひとつとして位置づけられている。
ヤマハの調査によれば、欧州でのスポーツバイク市場では、近年、日常用途の中に楽しさを求める傾向がみられ、「ロードスポーツ」カテゴリーの人気が高まっているという。“大きい”“速い”という従来の価値観ではなく、“身の丈にあったスポーツ性能”が改めて見直されており、今回の新製品「MT-09」では“走る楽しさ”“音や鼓動感”“デザイン”といったモーターサイクルの根源的かつ普遍的な魅力を、ヤマハ独自の設計思想“人機官能”に込めて開発したと説明している。
“クロスプレーンコンセプト”に基づいて開発されたエンジンは、ライダーのスロットル操作に対し、リニアなトルクを実現。水冷4ストローク直列3気筒DOHC4バルブ、847ccのダウンドラフト吸気FIエンジンで、バルブ挟み角は26.5°(吸気13°+排気13.5°)とナローに配置しコンパクト燃焼室を形成、素早い燃焼による高いトルクを引き出している。
燃料供給は、YCC-T(ヤマハ電子制御スロットル)を採用。軽量アルミ鍛造ピストン、放熱性に優れるメッキシリンダー、振動低減を図るバランサー、ヤマハの市販多気筒モデルでは初のオフセットシリンダー、トルク特性に貢献する不等長吸気ファンネル、などとの相乗効果により優れた走行性と燃費性を両立させている。
排気系は、エキゾーストパイプと3段膨張構造サイレンサーを一体成形した3into1タイプ。排気効率、消音効果だけでなくマス集中化による軽快なハンドリングに貢献している。エキゾーストパイプは、変色や錆、汚れの付着の抑止効果のあるナノ膜コーティング処理が施された。
車体では、剛性バランスに優れ、個性的なボディを形作る軽量アルミ製フレームを採用。コンパクトなライディングポジションとスリムな足回りを実現するため、リアアームピボットはフレーム外側締結とし直列2気筒なみのフットレスト幅となっている。
アルミ製テーパーハンドルを採用。軽量で強度バランスに優れるだけでなく、オフテイストも演出。前後約400mmのロングシートは、タンデム側との段差が少なく自由度のあるライディングポジションを可能としている。シート前端は、グリップ性とフィット感に優れるフロステッドパターンの表皮を溶着しており、マン・マシーン一体感を演出。ニーグリップ部を大きく窪ませた燃料タンクは、スリムなライディングポジションに貢献。
スタイルは、ネイキッドとスーパーモタードの“異種混合”ハイブリッド・デザイン。マスフォワードシルエットによる自由に振り回せる軽快感、どんな方向にも動きやすい“塊”を連想させるマス集中感、そしてモータードイメージ、オフロード車イメージなど様々な要素をシンクロさせている。
このほか、油面変動が少ない異形オイルパン、YAMAHA D-MODE走行モード切り換えシステム、ラジアルマウントフロントブレーキキャリパー、フル液晶メーターパネル、アルミ鍛造ブレーキ&シフトペダル&フットレスト、などを採用している。
■2014年モデル「MT-09」主要諸元(フランス仕様を除く)
全長×全幅×全高:2,075mm×815mm×1,135mm シート高:815mm 軸間距離:1,440mm 車両重量:188kg エンジン:水冷・4ストローク・直列3気筒・DOHC・4バルブ 総排気量:847cm3 内径×行程:78mm×59.1mm 圧縮比:11.5:1 最高出力:84.6kW(115PS)/10000rpm 最大トルク:87.5N・m(8.9kgf-m)/8500rpm 始動方式:セル式 燃料タンク容量:14L 燃料供給:フューエルインジェクション タイヤサイズ(前×後):120/70ZR17M/C(58W)×180/55ZR17M/C(73W) 価格:税込み7,790ユーロ(参考:イタリア価格、各国で異なる) 販売計画:年間11,000台。
2013年6月12日
■創立50周年のアルパインスターズ、“ライフスタイル”と“機能・安全性”を融合させたカジュアル・モデルをニューラインナップ
ロードレース世界最高峰・MotoGPで“最速”を争っているトップ3ライダーの身を包んでいる他、様々なモータースポーツ・シーンでの“a☆”マークでお馴染み、アルパインスターズが2014年モデルを発表。全60品目ほどをラインナップする。
2014年モデルのポイントは、新たなラインとして「RIDEOUT」を追加したこと。街着としても使えるカジュアルなデザインと、ライディングウェアとしての機能、安全性を融合させたシリーズだ。さらにTシャツやパーカーといった、RIDEOUTシリーズのインナーとしてコーディネイトできる「ROGUE」も新ラインとして追加されている。プロテクションを備えたデニムパンツ「TECH DENIM」も5バリエーションと充実。
全天候に対応するアドベンチャーツーリング・シリーズはオールシーズン快適に進化を果たした他、定番ライディングブーツも「SMX6」へと一新。グローブ、ツーリングバッグにもニューアイテムを投入するなど、注目の多いアルパインスターズ2014年ニューコレクションは9月より順次発売となる。
問:アルパインスターズ・セールスルーム TEL 043-202-0680
http://www.alpinestars.com/
2013年6月11日
■イエローコーン、秋冬アイテムを発表
1987年にモーターサイクル・カジュアルブランドとして誕生した「イエローコーン」。その力強いイメージはすっかりライダーに浸透、多くのファンを生み出している。
そんなイエローコーンのライセンス使用権を取得、2013年春夏アイテムよりリリースを開始したF.W.G.ジャパンは早速、秋冬アイテムを発表。ジャケットの素材に国産生地を採用(合皮を除く)することで、縫製部分などの耐久性を向上させたという。
デザインは伝統のイメージを継承したモデルから、新たなイメージに挑戦したものなど、様々なアイテムをラインナップ。カラーはワンポイント含め、イエローを多く使っているのが特徴だ。イエローコーンのアイデンティティにもなっている“十字”のデザインをアレンジすることで、ミリタリー・イメージに仕上がったモデルも秋冬アイテムの見どころと言える。
問:F.W.G.JAPAN TEL 0879-23-1780
http://www.yellowcorn.co.jp/
2013年6月10日
■“伊達男”が実践している「TMAX530のあるライフスタイル」を提案
TMAX530国内発売(6月25日)を記念したパーティー「『TMAX530 STYLE』 Special Day」が6月8日、表参道Rギャラリーにて報道関係者や一般ユーザーを招いて催された。
このパーティー、車両の展示やトークショーなどを通じ、TMAX530の多彩な魅力を提案。
2001年の初代モデル誕生以来、TMAXはオートマチック・スーパースポーツとしての卓越した走りはもちろん、日常のコミューターとしてファッショナブルに乗りこなすためのデザイン、工夫にこだわった、完全なるブランドイメージを確立した数少ない国産車。
TMAXは欧州、中でも“伊達男”の多いイタリアで高い人気を博している。今回のパーティーでは、そんなイタリアンたちのライフスタイルとファッションにTMAX530がいかにマッチしているか、多くの来場者がイメージしたであろう空間となった。
2013年6月7日
■関西エリアで初開催「弐輪道 Enjoyライディングレッスン」
7月19日(金)、大阪・舞洲スポーツアイランド 空の広場にて開催。講師にモーターサイクルジャーナリストの柏秀樹さん を招き、“受講すると必ず上手くなる”評判のスクール だ。
レッスンはレベルに合わせて2パターン設定されているので安心。受講料は「お試し半日コース」(座学1時間、実技2時間)が5,000円、1日かけてじっくり練習ができる「しっかり練習コース」(座学1時間、実技5時間)が10,000円(お弁当付)。見学無料。申込みは2りんかん各店にて。
問:ドライバースタンド 弐輪道事務局 TEL 048-499-7700
http://driverstand.com/
2013年6月7日
■ヒョースン9車種のリコール(平成25年6月6日届出)
対象車両は型式GT250R(通称名:GT250R)の車台番号KM4MJ51E871105165 ~ KM4MJ55B5A1101520(製作期間:平成19年5月9日 ~ 平成22年8月2日)の804台、型式GT250(通称名:GT250)の車台番号KM4MJ51B871104863 ~ KM4MJ55A4A1100401(製作期間:平成19年8月15日 ~ 平成22年8月26日)の315台、型式GT125R(通称名:GT125R)の車台番号KM4MF51E981102679(製作期間:平成20年1月4日)の1台、型式GT125(通称名:GT125)の車台番号KM4MF52B181501414 ~ KM4MF52BX81501430(製作期間:平成20年7月7日)の5台、型式GV250(通称名:GV250)の車台番号KM4MJ54A791100017 ~ KM4MJ54A0A1101482(製作期間:平成21年2月16日 ~ 平成22年9月9日)の427台、型式GV125C(通称名:GV125C)の車台番号KM4MF52A981100491 ~ KM4MF53A6A1100436(製作期間:平成20年1月4日 ~ 平成22年9月17日)の217台、型式RT125D(通称名:RT125D)の車台番号KM4SF42A671100223 ~ KM4SF42A2A1101750(製作期間:平成19年5月28日 ~ 平成22年8月16日)の173台、型式RX125SM(通称名:RX125SM)の車台番号KM4PF42B771100097 ~ KM4PF42B381101006(製作期間:平成19年7月11日 ~ 平成20年3月10日)の207台、型式RX125D(通称名:RX125D)の車台番号KM4PF42A171100006 ~ KM4PF42A671100194(製作期間:平成19年5月30日 ~ 平成19年11月26日)の92台、計9型式(計9車種)、計2,241台。
不具合の部位(部品名)は 「制動装置」(ブレーキパッド)。
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は 「主制動装置のブレーキパッドにおいて、摩擦材とバックプレートの接着が不十分であったため、使用環境によって接着面へ水が浸入し、錆が発生することにより、最悪の場合、摩擦材が脱落してブレーキが利かなくなるおそれがある」というもの。
改善措置の内容は「全車両、ブレーキを点検し、該当するブレーキパッドは対策品に交換する」という。
問:ヒョースンモータージャパン TEL 03-6659-5921
2013年6月6日
■あの興奮・感動を再び!「Red Bull X-Fighters World Tour OSAKA 」を特番放送
大阪城公園 西の丸庭園でアジア初開催となった、フリースタイル・モトクロスの世界大会「Red Bull X-fighters 2013」は、威風堂々の佇まいを誇る日本を象徴する建築物の前で繰り広げられた世界最高峰のライダー達の華麗なトリック、そして日本人初優勝というフィナーレに、11,000人 の観客は酔いしれた。
そんな世界的イベントを残念ながら現地で見られなかった人に朗報! 6月16日(日)の26時20分(予定)より、フジテレビにて特番放送されることになった。もちろん、現地でライブ感を味わった人も、もう一度興奮してみてほしい。
RED BULL X-FIGHTERSオフィシャルサイト
http://www.redbullxfighters.com/ja_JP
こちらで動画が見られない方、もっと大きな映像で楽しみたい方は、YOUTUBEのサイト「http://youtu.be/N3kCLFge1iI」で直接ご覧ください。 |
こちらで動画が見られない方、もっと大きな映像で楽しみたい方は、YOUTUBEのサイト「http://youtu.be/sX_HrR-yi3s」で直接ご覧ください。 |
【番組名】
驚異のスーパーバイクトリック!! Red Bull X-Fighters 2013 Osaka
【放送チャンネル】
フジテレビジョン
【放送日時】
6月16日(日) 26:20 ~ 27:20(予定)
【実況】
佐野瑞樹(フジテレビアナウンサー)
【解説】
梶野仁司
【リポート】
三田友梨佳(フジテレビアナウンサー)
2013年6月6日
■求人情報「ラフ&ロード」
「高機能アパレルやカスタムパーツで知られるラフ&ロードでは企画・開発スタッフ、WEBデザインスタッフを募集中。企画立案からデザイン、商品生産管理、情報発信など物作りの全てを行っていただきます。あなたの経験を活かしてライダーの立場に立った物作りを一緒にしていきませか?」
●資格:イラストレーター、フォトショップ、HTML等の知識をお持ち方で神奈川県横浜市近辺在住の方、または転居が可能な方 高卒以上 経験不問 要自動二輪運転免許 原付可
●応募方法:電話にて詳細問い合わせ 担当:柳沼
(株)ラフアンドロードスポーツ
神奈川県横浜市港南区日野中央1-16-8
TEL 045-840-6633
e-mail :saiyou@rough-and-road.co.jp
2013年6月5日
■「日本維新の会オートバイ議員連盟」設立、二輪業界にはどんな変化をもたらす!?
「日本維新の会オートバイ議員連盟」が6月5日、設立された。 バイク環境の改革に向けた活動でお馴染み、自民党オートバイ議連時代には事務局長を務めていた衆議院議員の松浪健太氏が昨年結党された日本維新の会に参加したことで、彼が中心となっての設立と言える。
駐車場問題など、日本のバイクを取り巻く環境は今も未整備の状態にある。日本維新の会オートバイ議連は「二輪車に関係する法律を一本化することによって、オートバイが持つ本来の特性を最大限に活かし、国民生活への寄与と近未来の望ましい交通社会の構築を目指すこと」を目的とする。
目的達成に向けた主な活動は①オートバイ一括法※の制定に向けた取り組み②オートバイの運行における交通安全意識の啓蒙啓発と安全運行に通じる環境づくり③オートバイによる内外需の拡大に通じる活動④オートバイの持つ機能をさらに活かせる環境づくり⑤その他、本会の目的を達成するため必要な事業を推進すること。
「オートバイ国家戦略2013」と題した日本維新の会オートバイ議員連盟の提案は、自民党オートバイ議連などと“超党派議連”を組織し、国会審議に結びつく展開にしていきたい、と松浪氏は語っている。
※オートバイ行政推進一括法:125cc以下の二輪車をすべて同じカテゴリーにしたり、駐車場や高速道路といった二輪車ユーザーの不利益など、問題を一気に解決することを目的としたもの。