MBニュース&トピック

 

2013年10月29日 

■BMWのニューモデル、K1600GT Sportの国内発売を発表

 ビー・エム・ダブリューは、直列6気筒エンジンを搭載するBMW K1600GTのラインアップに、よりダイナミックなスタイリングを特徴とするニューモデル、K1600GT Sportを追加し、全国のBMW Motorrad正規ディーラーで11月10日より販売を開始すると発表した。

 K1600GTは、最高出力118kW(160PS)、最大トルク175N・mを発生する直列6気筒DOHC、1,649ccエンジンを搭載し、あらゆる状況下で卓越した動力性能を発揮するとともに、長距離ツーリングへの優れた快適性をも兼ね備えた最高のツーリング・モデル。

 今回発表されたK1600GT Sportは、そのK1600GTに、キセノン・ヘッドランプ、アダプティブ・ヘッドライト、グリップ・ヒーター、シート・ヒーター、クルーズ・コントロール、オンボード・コンピューターなどの安全および快適装備、そして、フットレスト、シート・トップ、ハンドル・バーの3点のポジションを人間工学的に最適なデザインとしたアクティブなライディング・ポジションに加え、サキール・オレンジ・メタリックまたはブラック・ストーム・メタリックのボディ・カラー、ブラック・グロス・ホイール、ショート・ウインドシールド、スペシャル・シート(パイピング付)といった数々の専用装備を採用している。メーカー希望小売価格(消費税込み)は2,899,000円。

■BMW カスタマー・インタラクション・センター:フリーダイヤル0120-269-437 http://www.bmw-motorrad.jp/

2013年10月28日 

■ヤマハ、日本GPで最高峰クラス200勝達成!

 10月27日、ツインリンクもてぎで開催された「ロードレース世界選手権シリーズ第17 戦 日本グランプリ」 のMotoGPクラス決勝は、ヤマハ・ファクトリー・レーシングのホルヘ・ロレンソが今季7勝目を飾り、チャンピオン争いを最終戦まで持ち越した。と同時に、ロードレース世界最高峰クラスにおける通算200勝目をヤマハにもたらしている。

 2ストローク・500cc時代は伝説のライダー、ジャコモ・アゴスチーニ(6勝)、そしてケニー・ロバーツ(22勝)、エディ・ローソン(26勝)、ウェイン・レイニー(24勝)といったアメリカン・ライダーが次々と記録を更新。ルカ・カダローラ(6勝)やマックス・ビアッジ(8勝)らイタリアン・ライダー、阿部典史(3勝)も活躍した。

 4ストローク・MotoGPの時代となり、2004年にバレンティーノ・ロッシがヤマハに加入するとYZR-M1の快進撃がスタート。2007年までに28回の優勝、アッセンTTにおけるヤマハ最高峰クラス150回目の優勝も果たす。尚、2007年以降の50勝中49勝はロレンソとロッシによるものだ。


辻幸一 ヤマハ発動機モータースポーツ開発部門ゼネラル・マネジャーのコメント
「本日、ここもてぎにおいて、このような素晴らしい記録達成の瞬間に立ち会えたことを誇りに思い、非常にうれしく思っている。ホルヘは完璧な走りで勝利を成し遂げ、1972 年以来続いてきた長い成功の歴史を、さらに先へとつないでくれた。ヤマハのホームレースである日本GP で実現できたことも格別の喜びだ」

リン・ジャービス ヤマハ・モーター・レーシング・マネージングディレクターのコメント
「ヤマハのホームレース、日本GP でホルヘがあのような見事なパフォーマンスをみせ、グランプリ200 勝目を達成できたことは非常に素晴らしいことだ。彼はライバルたちから激しいプレッシャーを受けながら、レースウイークを制し、決勝でも圧倒的な強さをみせて完勝した。すべてのライダー、すべてのチームスタッフ、すべてのスポンサーやパートナー、長年にわたり我々の成功を支えてくれたすべての人にお礼を言いたい。バレンシアでは201 勝目を目指そう!」

ホルヘ・ロレンソのコメント
「今日はとても特別な一日。ヤマハの200 勝目を達成することができたことは大変な栄誉。それにライバルメーカーのホームコースだからなおさらだよ! 今日のレースは非常に接近していて難しい戦いだったけれど、最後まであきらめず、少しでも速く、ブレーキは少しでも強く、そして少しでも差を広げるためにベストを尽くした。そしてついには少しアドバンテージが広がったんだ。この勝利を誇らしく思う。結果からみても、状況からみても、チャンピオンシップの行方を考えても、これ以上のことはあり得ないよ」

2013年10月28日 

■新型CRF450 RALLY2連勝&全日本トライアル最終戦で小川が逆転チャンピオンに

 パウロ・ゴンサルヴェスが総合優勝を決めたモロッコラリーから連戦となった「メルズーガラリー2013」が、10月21日から26日までの6日間・6ステージで争われた。結果はサム・サンダーランドとエルダー・ロドリゲスによるTEAM HRCから参戦した二人のライダーが総合1-2位。

 これで新型CRF450 RALLYはアフリカ大陸デビューから2連勝に。モロッコラリーを含めた12ステージで9勝という圧倒的強さでテスト参戦は終了。TEAM HRCとCRF450 RALLYの次の戦いの場は、来年1月にアルゼンチンからスタートする「ダカールラリー」となる。

サム・サンダーランドのコメント
「パーフェクトでした。ダカールを目の前に控えて、自信がつきました。今週は本当にうまくいきました。マシンは非の打ちどころがなく、チームも本当によくやってくれました。TEAM HRCが優勝、2位を独占できたことは、全員が同じ目標に向かって団結していたからこそです。レースを始めてからずいぶん経ちますが、こんなに幸せな気分は初めてです。ダカールに向けて、最高の形でアフリカ大陸をあとにすることができます。これで自信がつき、正しい方向に向かっていることが確信できましたので、今後もまい進していくのみです。先週からの2大会での勝利は、チームの団結力をさらに強める上で非常に重要であり、それに貢献できてとてもうれしく思います」

エルダー・ロドリゲスのコメント
「うれしいです。今日は2位でしたが、今大会では2度のステージ優勝を飾れましたし、なによりHondaが総合優勝できましたからね。リザルトも重要ですが、チームワークも忘れてはなりません。自分自身の調子もよく、2度のステージ優勝を果たせましたが、それもチームが本当によくやってくれたからこそです。マシンはよく走りますし、ダカールに向けていい経験になりました。チームとしていい結果が残せましたし、参戦できてよかったと思います」

山崎勝実 TEAM HRC監督のコメント
「メルズーガラリーでも5度のステージ優勝を飾り、TEAM HRCにとって非常に有益な大会となりました。サンダーランド選手が今日のステージで優勝して総合優勝を果たし、ロドリゲス選手は2位フィニッシュで総合2位を獲得しましたし、なにも言うことはありません。ダカールにも期待が高まっています。応援ありがとうございました」






 一方、10月27日、スポーツランドSUGOで開催された全日本トライアル選手権の最終戦では、シリーズランキング・トップから3ポイントビハインドで挑んだHRCクラブ TEAM MITANI の小川 友幸 が優勝。今回2位の黒山健一と同シリーズポイントで並んだが、シリーズの直近の大会で高得点をあげた者が上位 というルールにより、小川が激しい争いだった今シーズンを制し、念願のチャンピオン獲得となっている。

小川友幸のコメント
「本当に厳しい一年間でした。今日は序盤からリードしていこうと思っていたので、第1セクションでの3点はヤバいな、という感じでしたが、第2セクションで黒山選手が5点になったのを見て、正直ほっとしました。最後の最後まで接戦だったのは、今シーズンを象徴するような戦いでした。厳しかったけれど、楽しい一年間でした」

2013年10月28日 

■ロレンソ圧勝! チャンピオン争いは最終戦に!

第25回「速報もてぎGP ロレンソ圧勝! チャンピオン争いは最終戦に!」

 第17戦日本GPは、10月27日ツインリンクもてぎにて、決勝23ラップのレースが行われ、ヤマハのホルヘ・ロレンソがポール・トゥ・ウィンでもてぎを制した。

 台風の影響で荒れたもてぎラウンド。金曜日のフリー走行は、悪天候による視界悪化によりドクターヘリが飛び立てない問題が生じて全てキャンセル。土曜日午前のセッションは台風の接近に伴う豪雨によりキャンセルとなり、やや小康状態となった午後にぶっつけ本番の予選が行われるという異例の進行スケジュールとなった。
 

 明けて台風一過の決勝日は快晴! 雲ひとつない青空の下、3クラスのレースが行われた。
 MotoGPクラスは前日の予選トップのホルヘ・ロレンソがスタートから勢いよく飛び出し、ロッシ、マルケス、ペドロサ、ブラドル、バウティスタと続くが、2ラップ目のバックストレートエンド、90度コーナーでロッシが痛恨のコースアウトを喫しトップ争いから脱落。
 レースはロレンソ、マルケス、ペドロサの争いとなり、時折マルケスがロレンソとの差を縮め、ラインをうかがう姿勢を見せるが、レース後半もロレンソのペースは落ちることなく、逆にタイヤが厳しくなったマルケスと3秒以上も差をつけてチェッカー。今季7勝目を挙げた。
 2位マルケス、3位にペドロサ、11番手から追い上げたロッシは6位でフィニッシュ。日本人は青山博一が17位、ワイルドカード出場の中須賀克行は11位。
 チャンピオンシップポイントはマルケス318pt、ロレンツォ305ptと僅差 。チャンピオン決定は最終戦バレンシアまでもつれ込むこととなった。


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 Moto2はスタートして2コーナーのクラッシュによりラバトとレディングが欠場。P・エスパルガロが今季6勝目を挙げ、同時に2013年のタイトルを獲得した。
 日本人期待の中上貴晶は予選23番手からのスタートで9位フィニッシュ。ワイルドカード出場の野佐根航汰は16位、長嶋哲太は19位。


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 Moto3ではアレックス・マルケスが初優勝。渡辺陽向が15位でポイント獲得。ワイルドカードの2人、全日本選手権J-GP3クラスで3勝、ランキングトップの山田誓己は23位。アジアドリームカップチャンピオンの尾野弘樹はレース2ラップ目に転倒リタイア。

※なお、ワイルドカードで出場した中須賀克行らが参戦する全日本ロードレース選手権最終戦は今週末、鈴鹿サーキットで開催されます。
(レポート・撮影 楠堂亜希)

2013年10月25日 

■チュートリアル福田とミニバイクを楽しむ、11月のMOTORISEを見逃すな!

 毎週火曜日23時からBS11(日本BS放送)にて放送中、“大人のバイク時間” としてすっかりお馴染み「MOTORISE」。11月は、番組ナビゲーターの中野真矢とアシスタント・古澤 恵 、ゲストとして“バイク芸人”福田充徳を加えた3人がサーキットでミニバイクを楽しむ特集だ。

 11月5日放送の前編「ミニバイクでサーキット レッスン編」(11月19日再放送)では基本姿勢やコーナリング、実践的なテクニックまで判りやすくレクチャー。

 さらに11月12日放送の後編「ミニバイクでサーキット レース編」(11月26日再放送)では中野監督の下「MOTORISE RACING」チームを結成、2時間耐久レースに参戦! レッスンの効果を発揮し、表彰台に上ることできたのか!?

 11月のMOTORISE、ミニバイクに大人3人が本気で挑む姿など見どころ満載だ!



MOTORISE
http://www.bs11.jp/entertainment/917/

2013年10月25日 

■バイク王とルパン三世の新CM第5弾、全国放映開始!

 バイク買取専門店「バイク王」が今春よりキャラクターとして起用している「ルパン三世」の新CMが10月25日よりオンエア中だ。

 今回で第5弾となる新CM「乗ってないならバイク王」篇は、愛車をガレージに置きっぱなしにしているルパンが、峰不二子らに背中を押されて愛車をバイク王に売却するというストーリー。本格的に描かれたガレージ、五ェ門が斬鉄剣を手入れしている後ろで鯉が跳ねるなど、一瞬しか映らないシーンにもこだわりが詰まった作品に仕上がっている。

 尚、新CMはバイク王のウェブサイトで見ることも可能だ。

バイク王
http://www.8190.co.jp/



2013年10月25日 

■バイクを眺めながらイタリアンを堪能「カスタムバイクカフェ ZZR編」

 カワサキZZR系カスタムを得意とする「K-2 PROJECT」、カワサキ正規取扱店「プロショップサイトウ」が11月29・30日、12月1日の3日間限定開催。場所は茨城県つくば市のレストラン「inca rose」(インカローズ:茨城県つくば市東新井19-6 TEL 029-859-8677)。

 “創作イタリアン×カスタムバイク”というコラボ企画で、内容はカスタムバイクや新型バイクを眺めながら本格イタリアンを堪能できるというもの。当日は2014年モデルのNinja ZX-14Rもお披露目。
ランチ1,260円~、ディナー2,625円~となっている。

問:K-2 PROJECT TEL 0297-47-8187

2013年10月24日 

■応募者全員に作品ステッカー、審査員からのメッセージを!「第11回ブリヂストン こどもエコ絵画コンクール」

 「こどもエコ絵画コンクール」は環境に対する取り組みの一環として、子どもたちの絵から見えてくる自然への思いをしっかり受け止め、未来の子どもたちにも大切な自然環境を残していきたいという考えのもと 2003年より開催。毎回素晴らしい作品が寄せられている。
 
 今回のテーマは「みんなに みてほしい しぜん」。日常の生活の中の自然や生き物たちを自由に描いた個性溢れる作品を募集する。

 応募作品の中から、公平かつ厳正な審査を行い、受賞作品を決定。応募者には参加賞として全員に、応募作品をプリントしたステッカーがプレゼントされる。

 さらに、11回目を迎える今年は、子どもたちの個性や感性を育てるという観点から、応募者全員に講評として「審査員からのメッセージ」を返信。自らの思いが詰まった作品に対する大人からのメッセージが、子どもたちの「環境への意識」のみならず、彼らのユニークな視点を伸ばし自尊心を形成していくためにも貢献できるものと捉えているという。

応募要領
●コンクール名:「第11回ブリヂストンこどもエコ絵画コンクール」
●絵画テーマ:「みんなに みてほしい しぜん」
●応募期間:2013年12月1日(日)~2014年1月31日(金)(必着)
●応募資格:小学6年生以下(0歳~小学6年生まで)の日本在住者
●審査員: ヒサクニヒコ(漫画家)、ミロコ マチコ(絵本作家・画家)、島田紀夫(ブリヂストン美術館 館長)他を予定
●受賞者数:
<個人賞>
ブリヂストン大賞5点、ブリヂストンサイクル賞10点、ブリヂストンスポーツ賞10点、ブリヂストン賞76点、エコ絵画賞2,000点 他

<団体賞>
団体上位賞6団体、環境学習賞3団体
※ブリヂストン大賞受賞者をハワイ、オーストラリア、北海道、沖縄、屋久島へのエコツアーに招待。ツアー先の選択不可。
※本年より「審査員特別賞」は「ブリヂストン大賞」に改称。

 応募方法他、詳細は下記にて。

ブリヂストン こどもエコ絵画コンクール
http://www.bridgestone.co.jp/sc/ecokaiga/

2013年10月23日 

■スーパーバイク世界選手権、カワサキのサイクスがチャンピオン獲得!

 10月20日、スペインのヘレス・サーキットで開催されたスーパーバイク世界選手権(SBK)最終戦において、Ninja ZX-10Rを駆るトム・サイクスが念願の世界タイトルを手に入れた。Kawasaki Racing Teamにとっては1993年、スコット・ラッセル以来2度目のタイトルとなった。

 総合2位のラバティ(アプリリア)に37点差、総合3位のギュントーリ(アプリリア)に38点差をつけ最終戦に挑んだ総合首位のサイクス。予選ではトップグリッドを敢えて狙わずスーパーポール2位に留め決勝へ。第1レースで3位以上であれば自力タイトル獲得という状況の中、“自分との戦い”で3位フィニッシュ。昨年、わずか0.5ポイント差で逃したタイトルを見事獲得してみせた。

 プレッシャーから開放された第2レースでは2位を獲得。サイクスは今シーズン、Ninja ZX-10Rでポールポジション8回、9回の優勝を含む18回の表彰台と13回のファステストラップというチャンピオンに相応しい成績を残している。

 一方、併催となるスーパースポーツ選手権ではNinja ZX-6R駆るケナン・ソフォーグルが2位に。個人タイトルの獲得はならなかったが、カワサキにマニュファクチャラー・タイトルをもたらした。

トム・サイクスのコメント
「今のこの気持ちをうまく表現できない。いつもは冷静でいられるのだけど、マニクールの後からは落ち着かなかった。世界チャンピオンを考えると、鳥肌が立ち、何か魔法にかけられているよう感じがした。でも、実際にタイトルを獲得した後のこの気持ちに比べたら、全然たいしたことはなかったよ。とにかく、第1レースですべてのエネルギーを使い果たしてしまい、第2レースはうまく走るのが目標だった。レースでトップになるのは難しいと思っていた。トップに近づきたいと願っていたけれど、優勝は期待していなかった。僕のマシンはとても調子が良かったけれど、今回はラバティのレースだった。今日は色々なことを含めて、最高の1日だった。世界チャンピオンになり、レースでは表彰台に立てた。今年、このチームと一緒にレースができて本当に幸せだ。チャンピオンシップにおいても、最終ラウンドをこの美しいサーキットで戦い、素晴らしいファンの前でタイトルを決めることが出来て、とてもうれしい。僕のチームはほとんどがスペイン人だから、彼らにとってはホームラウンドだった。まだタイトルを獲得したという実感はないし、まだピンと来ていないけれど、すぐに来ると思う。サポートしてくれたすべての人たちに感謝したい」

スーパーバイク(ライダー・ランキング)
1位 トム・サイクス(カワサキ) 447ポイント
2位 ユージン・ラバティ(アプリリア) 424ポイント
3位 シルバン・ギュントーリ(アプリリア) 402ポイント

スーパーバイク(マニュファクチャラー・ランキング)
1位 アプリリア 550ポイント
2位 カワサキ 501ポイント
3位 BMW 443ポイント

スーパースポーツ(ライダー・ランキング)
1位 サム・ロース(ヤマハ) 250ポイント
2位 ケナン・ソフォーグル(カワサキ) 201ポイント
3位 ファビアン・フォレ(カワサキ) 140ポイント

スーパースポーツ(マニュファクチャラー・ランキング)
1位 カワサキ 270ポイント
2位 ヤマハ 258ポイント
3位 ホンダ 165ポイント

2013年10月23日 

■ドゥカティが500台の限定生産で1199スーパーレッジェーラを発売

ドゥカティが500台の限定生産で1199スーパーレッジェーラを発売

 ドゥカティは、最新のリミテッド・エディションであり、極めてエクスクルーシブな夢のモデルといえる、1199スーパーレッジェーラを発表した。このニューモデルは、チタニウム、マグネシウム、カーボンファイバーといった最先端の素材を組み合わせることにより、市販されているモーターサイクル史上最高のパワー・ウェイト・レシオを実現したといわれるマシンだ。200HPを超えるパワーと、わずか155kgの乾燥重量により、「真のイタリアン・パフォーマンス」を最大限に具現化しながら、革新的なエンジニアリングとスタイリッシュなデザイン・アプローチを表現している。

 開発のベースとなったのは、1199パニガーレ R。ベースモデルと呼ぶにはあまりにも贅沢なモデルだが、このパニガーレ Rをベースに、マグネシウム製モノコックフレームとマルケジーニ製鍛造マグネシウム製ホイールで軽量化。さらにカーボンファイバー製のリア・サブフレームとボディワーク、ステンレス製のヘッダー以外はすべてチタニウム製のフル・エグゾーストシステム、リチウムイオンバッテリーなどを採用。また、エンジンとシャシに使用される多数のボルト、ナットをチタニウム製に。

 ビレットフォークボトム付オーリンズ製FL916フロント・サスペンション、チタニウムスプリングを採用するオーリンズ製TTX36リア・サスペンションという軽量・ハイパフォーマンス・コンポーネントを採用。ブレンボ製M50モノブロック・ブレーキキャリパには、レーシングスタイルのMCS 19-21フロント・マスターシリンダーとリモートアジャスターを組み合わせ、ファイナルドライブには、軽量で知られるアルミニウム製リア・スプロケットとスーパーバイク直系の520ドライブチェーンを採用。また、カーボンファイバー製ボディワークは、「R」仕様のアドオン・エアロキットを装着した状態と同じ形状にするなど、細かいところまでこだわった製品作りが行われている。

 スーパーレッジェーラの心臓であるスーパークアドロエンジンでは、1199Rですでにコンロッドとインレットバルブにチタニウムが使われていたが、さらにエグゾーストバルブにもチタニウムバルブが採用された。そしてドゥカティの市販車では初となる、2本リング仕様のスペシャルピストンが使われている。重量とフリクションを劇的に軽減、さらにパフォーマンスを向上させるために、燃焼室もスーパーバイク仕様のピストントップ形状とし圧縮比をアップ。超軽量クランクシャフトにはタングステン製ウェイトを追加して精妙なバランス取りも実施している。これらの結果、最高出力200HPを超えるパフォーマンスが可能となった。

 販売はデスモセディチRRまたはスーパーバイクRバージョンのオーナーから提供されることになっており、現在のところ、予想を上回るペースで受注が推移、500台の限定生産のうち75%が既に販売済みとなっているという。国内導入は2014年5月以降の納車予定で、価格は6,700,000円!(消費税8%適用)

 イタリアのミラノで開催されるEICMA(エイクマ)ミラノモーターサイクルショーのドゥカティブースに展示される予定なので、気になる方は現地までお出かけ下さい。

●ドゥカティジャパン http://www.ducati.co.jp/