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2016年2月1日 

■ハーレーダビッドソンジャパンが2016年モデルの発売を開始

 ハーレーダビッドソンジャパンは、昨年10月の発売以来、多くのライダーの支持を集めるスペシャルモデル“Sシリーズ”に、新たに「LOW RIDER S」をラインナップ。また、ダークな外観に進化を遂げたファクトリーカスタムモデルの最高峰“CVO”にも「CVO Pro Street Breakout」をラインナップ、1月28日から発売を開始した。

●LOW RIDER S

 LOW RIDER Sは圧倒的なハイパフォーマンスを誇る“Screamin’ Eagle Twin Cam 110エンジン”を搭載したブラックアウトスタイルが特長の新しいパフォーマンスクルーザーで、先ごろリリースされた「Fat Boy」と「Softail Slim S」モデルに続く3番目のSシリーズクルーザーラインナップ。車両のスタイリングを担当したハーレーのスタイリングディレクター、Brad Richardsさんによれば「ライダーの皆さんから、伝説のFXRモデルのような、アグレッシブなパフォーマンスベースモデルはいつ出るのかという数多くの問い合わせをいただいてきましたが、まさにこれがその回答です」とのこと。

 Screamin’ Eagleエンジン以外の特徴としては、個性的なスピードスクリーンを採用し、路面の状況確認が容易に可能となっていること、ソロシートと切り落とされたリアフェンダーによってスッキリとした車両後部、ゴールドのタンクバッジは1977年のXLCRモデルへのオマージュが込められているという。ちなみに希望小売価格は2,290,000円(消費税込み)。
 

●CVO Pro Street Breakout

 CVO Pro Street Breakoutは、モーターサイクル業界で初となるSmoke Satin Chromeを採用したフィニッシュでディテールを極めた、他に類のないパフォーマンスクルーザーだ。きめ細かいデザインとディテールを重視、最先端のフィニッシュとテクスチャを使用したダークな外観を特徴としているという。ドラッグレーシングを強く意識したスタリングは「ストリートで得たインスピレーションに、変化する嗜好を組み合わせています。CVOユーザーが期待している深みのある繊細さと価値、自信を独自の方法で実現。明るいクローム以外にも、ブラッシュ/酸化加工、クリアコートなどのカラーオプションを提供予定です」(同Brad Richardsさん)。

 スモークサテンクローム以外の特徴は、スタイルを刷新したダービー/タイミングカバー、斬新にカットしたブラックマフラー、フラットな1.25インチのドラッグスタイルハンドルバー、スピードスクリーンなど。希望小売価格は、3,390,000円(税込)。
 
■ハーレーダビッドソンジャパン http://www.harley-davidson.co.jp/

2016年2月1日 

■この春のトライアンフはニューモデルラッシュ! 新型ストリーツインをはじめ、毎月ニューモデルが登場

 トライアンフモーターサイクルズジャパンは、1月下旬、寒波にすっぽりと覆われた都内の東京タワースタジオで「ニューモデル国内発表会」を開催した。マスコミや一部熱烈トライアンフユーザーを招待した会場で明らかとなったのは、今年、トライアンフがニューモデルを、毎月順次投入し一大攻勢をかけるというものだった。

 トライアンフモーターサイクルズジャパンの野田一夫社長自ら2016年のニューモデルの紹介にあたり、ショー形式で次々と今後国内発売が開始される予定のニューモデルが紹介されていった。その2016年ニューモデル第一弾は、現代的に楽しく乗りやすく生まれ変わった新型Bonnevilleの“Street Twin”で、トライアンの“新車フラッシュ”がスタートを切った。プライスが100万円を切るモデルもラインナップされるなど話題性も十分。この春はトライアンフに注目だ。

Street Twin

ニューモデルラッシュ、その第一弾は新型ストリートツイン。ベーシックカラーの「ジェットブラック」は100万円を切って999,500円(消費税込み)のプライス設定。他の、「クランベリーレッド」「アルミニウムシルバー」「マットジェットブラック」も1,021,500円で発売。まったく新しい水冷2気筒SOHC4バルブ、899㏄エンジンを搭載。最高出力55PS(40.5kW)/5,900rpm、最大トルク80Nm/3,230rpmの高トルク型エンジンで、大幅に向上した燃費性能も特徴だ。

Bonneville T120

1,197cc水冷2気筒SOHC4バルブエンジンは旧世代よりも54%も向上させた最大トルク105Nm/3,100rpmを発生。最高出力は59kW(80PS)/6,550rpm。スムーズでリニアな出力特性を持っている。それでいて270度の点火間隔を採用したことにより、トライアンフらしい鼓動感も楽しめるという。価格は1,450,000円から。写真右はオリジナルの1959年モデル。

Thruxton R

スタイリングイメージ以外はすべてが一新されたという“正統派トライアンフモダンクラシックスポーツ”のThruxton。国内へ導入されるのはBrembo製モノブロックキャリパーやSHOWA製ビッグピストンフォーク、Ohlins製リアサス、Pirelli製Diablo Rosso CorsaタイヤなどでスペックアップしたThruxton R。写真右はオリジナルのThruxton500レーサー。

Speed Triple S/R

新しい1,050㏄3気筒エンジンは、104か所のパーツが一新され、全回転域でトルクアップが図られている。ライディングモードや切り替え式ABS,切り替え式トラクションコントロールなど、ライダーフレンドリーなニューテクノロジーを満載。デザインDNAは引き継ぎながらも新しい顔となったツインヘッドライトと新設計ボディワークなど。手前がベリーパンやカーボンパーツのついたR。

■取材協力:トライアンフモーターサイクルズジャパン http://www.triumphmotorcycles.jp/