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2014年10月1日 

■ヤマハがインターモトにデザインコンセプトモデル「01GEN」を出展


 ヤマハは、10月1日から10月5日まで、ドイツ・ケルンで開催されている二輪車の国際見本市「インターモト・ケルン2014」において 、デザインコンセプトモデル「01GEN」を参考出品した。

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 創立以来、一貫して“デザイン”を製品づくりの重要な柱として位置づけているヤマハは、2013年、「Refined Dynamism(洗練された躍動美)」をデザインフィロソフィーとして掲げ、ヤマハらしさを具現化する製品の開発に取り組んできている。
 
 このフィロソフィーに基づき、新しい価値観を持つ製品の提唱・創生に常に“挑戦”を続けているヤマハが、新たに提案するデザインコンセプトモデルの第1弾がインターモトに出展されたこの「01GEN」なのだという。
 
 TRICITYで注目を集める“マルチホイール”システム。そのマルチホイールシステムならではの高い運動性能を背景に、オンロード、オフロードを問わず、色々な地形を自在に駆ける抜ける「オン&オフのクロスオーバー」をコンセプトに掲げ、「表・裏の区別がなく、お互いが重なり合い、入れ替わるシームレスなデザインが特徴」というスタイルを採用。また前輪二輪のボリューム感を生かした「フローイングなボディと、メカニカルな骨格の織り成すハーモニーから生まれる、新しくセクシーなデザイン表現を提唱しています」とのこと。
 
 TRICITYで新たなバイクの“姿”を見せてくれたヤマハ。マルチホイールシステムの更なる発展に期待しよう。
 

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■ヤマハ http://www.yamaha-motor.co.jp/

2014年10月1日 

■スズキがインターモトで2015年ニューモデル6機種を発表


 スズキは、9月30日から10月5日まで、ドイツ・ケルンで開催されている二輪車の 国際見本市「インターモト」において 、海外向け二輪車の2015年ニューモデル6機種を発表した。

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 トップで紹介するのは「GSX」シリーズの新ラインナップ、ネイキッドモデルの「GSX-S1000/ABS」と、そのフルカウル仕様車「GSX-S1000F/ABS」だ。
 
 MotoGPマシン「GSX-RR」、そしてスーパースポーツモデル「GSX-R」を旗艦とする「GSX」シリーズに、新たにネイキッドスーパースポーツとして「GSX-S」シリーズが加わることになる。新設計の軽量フレームの車体に、GSX-R1000をベースに改良、発展させた直列4気筒を搭載、力強い低中速トルクと高回転域の出力特性を損なうことなく、一般公道に適したエンジン特性としている。
 
 3段階から選択可能なトラクションコントロールや、ブレンボ製ラジアルマウントフロントブレーキキャリパー、レンサル製アルミハンドルを装備し、ABS仕様車も設定している。また、プッシュスタートシステムをスズキの大型二輪車で初めて採用しているのも特徴だ。
 
 GSX-S1000/ABSは2015年3月より、GSX-S1000F/ABSは4月より、スズキの豊川工場で生産を開始し、欧州、北米などで販売を開始する計画という。
 

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 続いては、国内でも人気のスポーツアドベンチャーツアラー、V-Strom650に、より冒険をイメージさせるというフロントデザインの「V-Strom650XT ABS」が登場した。
 
 街乗りから長距離ツーリングまで楽しめるツーリングモデルとして好評な発売を続けるV-Strom650 ABSだが、今回兄貴分のV-Strom1000に良く似た新デザインのフロントフェイスが与えられた。’80年代のDR750Sに発する“鳥類の嘴”をイメージさせるフロントフェイスだ。また、ホイールにはワイヤースポークホイールが採用され、低速域での衝撃吸収性をより高めている。10月10日から日本国内で販売を開始し、順次欧州や北米などでも販売する計画だ。
 

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V-Strom650XT ABS。 Address。

 海外では、BURGMANブランドで定評のスズキのスクーター・シリーズだが、さらに幅広いラインナップとすべく「Address」の投入も開始する。使い勝手の良い大容量の収納スペースや、優れた加速性能と低燃費が特長の110ccのスクーターで、エンジンの燃焼効率向上と、摩擦抵抗の低減により49km/L(WMTCモード、スズキ調べ)の低燃費を実現しながら、優れた低中速域での発進加速を特長とする。
 
 20.6Lの大容量シート下収納スペースは、フルフェイスヘルメットだけでなく、レインコートやグローブも同時に収納可能で、左側に600ml、右側に500mlのペットボトルを1本ずつ収納可能なレッグシールド内側収納スペースと合わせて十分な使い勝手を提供する。また、シート開錠機能付ステアリングロックも採用。スズキのインドネシア子会社スズキ・インドモービル・モーター社で2015年1月から生産、欧州で販売を開始する計画だ。
 
 スズキを代表するスーパースポーツモデル「GSX-R1000」には新たにABS仕様車が追加された。また、標準車とABS仕様車両方に、スズキの2015年からのMotoGP参戦を記念して、MotoGPマシン「GSX-RR」同様のカラーリングを設定。黒色のレバー、フットステップおよびペダルを装備している。

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GSX-R1000 ABS。 Bandit 1250S ABS。

 スズキのスポーツバイクのロングセラー、「Bandit 1250S ABS」には、新設計のハーフカウルが装着された。サイドカウルをラジエーター側面まで下方に延長することで、空気抵抗の低減を図がはかられたという。
 
■スズキ http://www.suzuki.co.jp/motor/

2014年10月1日 

■最終戦にワイルドカード参戦! スズキ、MotoGP参戦を正式発表

GSX‐RR

 二輪ロードレースの最高峰・MotoGPクラスへのカムバックに向け、着々とテストを重ねてきたスズキ。ドイツ・ケルンで開催されている二輪車の国際見本市「インターモト」のプレスカンファレンスでは、2015年シーズンよりフル参戦することが正式に発表された(以下、プレスリリースより)。


 スズキは、このたびMotoGP 参戦車両の開発とチーム体制が整い、2015 年シーズンからのMotoGP 参戦を決定し、新開発の参戦車両「GSX‐RR」と参戦ライダー、チーム体制を発表した。また、参戦に先立ち、今シーズン最終戦バレンシアGP にワイルドカードで出場する。

 スズキは、2012 年よりMotoGP への参戦を一時休止していたが、同レース復帰に向けて車両開発を継続してきた。MotoGP参戦を通じ商品へのフィードバックを行うことで、より魅力的な商品の開発を進めるとともに、ブランドイメージの向上を図る。

●参戦車両「GSX‐RR(ジー・エス・エックス・ダブルアール)」
「GSX‐RR」は、MotoGPクラスでの高いパフォーマンスと、「GSX‐R」をはじめとした市販車両への技術フィードバックを目的に2012年より開発を進めてきた。
扱いやすく力強いエンジン特性、燃費性能、耐久性を高い次元で実現する新開発の並列4気筒エンジンを搭載した。
車体は運動性能と空力性能の両面より、車幅を抑えたレイアウトとし、車体剛性、重量バランスの最適化を図った。市販車両「GSX‐R」で長年培ってきた素直な操縦性が発揮できる、戦闘力の高いMotoGPマシンを目指した。

「GSX‐RR」基本仕様
全長×全幅×全高:2,096mm × 720mm × 1,140mm
ホイールベース:1,457mm
車両重量:160kg(FIMレギュレーションに基づく)
エンジン形式: 水冷4サイクル並列4気筒DOHC4バルブ
排気量: 1,000cm3
最高出力:169kw(230PS)以上
フレーム形式 :アルミツインスパー
タイヤ(フロント/リヤ): 16.5インチ/16.5インチ
フロントサスペンション: オーリンズ製 倒立フォーク
リヤサスペンション: オーリンズ製
ブレーキ(フロント/リヤ):カーボンディスク/スチールディスク ブレンボ製

●チーム体制
チーム名: チーム・スズキ・モトGP
参戦ライダー: アレイシ・エスパルガロ選手(スペイン):MotoGP参戦中
マーベリック・ビニャーレス選手(スペイン):Moto2参戦中
チームマネージャー: ダビデ・ブリビオ(イタリア):現テストチームのチームマネージャー

SUZUKI RACING REPORT 2014
http://www1.suzuki.co.jp/motor/sports/race/