2013年5月7日
■スズキのインドネシア子会社が新型二輪車「SHOOTER(シューター)」を発表発売
スズキのインドネシア子会社、スズキ・インドモービル・モーター社は、排気量113cm3の新型二輪車「SHOOTER」を5月4日に発表し、販売を開始した。
「SHOOTER」は、インドネシアでの使用状況に適した新設計の113cm3のエンジンに、フューエルインジェクションを採用し、従来の同タイプエンジンに対して約3割燃費を向上させたという。インドネシアでの排気量110~115cm3のスタンダード・アンダーボーンクラスでは初となる(スズキ調べ)このF.I.エンジンは、軽量ピストンや小型クランクシャフトなどの採用による摩擦抵抗の低減や、吸排気システムの見直しによる燃焼効率の改善も行い、燃費向上ばかりではなく出力特性の改善も図っている。
また、軽量かつ高強度なフレームを採用した取り回しの良い車体により、高い走行性能を実現しているという。使い勝手の良いシート下の収納スペースや大型ヘッドライトなども採用。
スズキでは、この「SHOOTER」をエントリー層向けのクラスに投入することで、ラインアップの拡充を図り、拡販に努めていく計画だ。
2013年5月2日
■ホンダドリーム店が二輪免許取得を応援中! ところで「NC750L」って!?
ユーザーのバイクと、バイクのある暮らしをサポートする二輪ディーラー、ホンダドリームの全国各店は、9月30日までの期間「Honda DREAM 免許取得応援キャンペーン」を実施中だ。
キャンペーンの内容は、11月30日(土)までに教習所を卒業の上、普通自動二輪・大型自動二輪免許を取得し、エントリー店で126cc以上のホンダ二輪車を購入すると「6万円」(251cc以上の新車を購入の場合)または「3万円」(126~250ccの新車を購入の場合)がキャッシュバックされるというもの。成約の期限は10月31日(木)までとなっている。
新たに二輪免許を取得しようとしている人、または大型二輪免許にステップアップを考えている人で、ホンダ車の購入を検討している人にとって絶好のチャンスだ。
また、ホンダはCB750(RC42)に代わる大型二輪教習車として「NC750L」を投入。4月から全国各地の教習所への本格配備が進んでいる。
NC750Lとは見た目からもお判りの通り、“ニューミッドコンセプト”シリーズとして昨年4月に登場したNC700Sがベース。教習車ということで前後のバンパーや灯火類を追加しているのが特徴だ。
ただ、見た目以上に内容はNC700Sとは大きく異なる。まずエンジン。大型二輪の教習車の基準に合わせ、排気量は約730cc(700Sは669cc)位までアップされる。ギア比も専用で、クランク走行などに合わせて2速と3速がクロスしているという。
サスペンションは足つき性を重視したローダウン仕様。前後にバンパーを装着することで、フレームは剛性バランスを見直した専用品とのことだ。
ベースはNCシリーズということもあり、車両重量はCB750に対し約25kgも軽くなったため、女性でも乗りやすいのが特徴だ。全国に先駆けNC750Lを導入した埼玉県の羽生モータースクール では、NC750Lをさらにローダウンした女性限定教習車両も用意。大きさや重さによる不安が軽減されることで、ビッグバイク・ライフの橋渡しに大きな役割を果たしてくれることは間違いない。

NC750Lの商品企画にも携わった、ホンダドリーム関東の川村営業部長。「NC750Lはホンダの厳しい基準によって様々な専用設計が施されています。とても乗りやすいバイクなので、ぜひ大型二輪免許にチャレンジしてみてください」とのこと。すでに大型二輪免許を取得している人からも“乗ってみたい!”という声が早くも届いているそうだ。
Honda DREAM 免許取得応援キャンペーン
http://www.honda.co.jp/DREAMNETWORK/campaign/menkyo/
2013年5月1日
■シュワンツが加賀山、芳賀との“ドリームチーム”で8耐参戦へ!
全日本ロードレース選手権・JSB1000クラスに参戦、“ゆっき~”こと加賀山就臣率いる今年で3年目を迎えたTeam KAGAYAMAは、今年の第36回 鈴鹿8時間耐久ロードレース(8耐)に初参戦。スーパーバイク世界選手権時代のライバルであり、良き友人でもある芳賀紀行をチームメイトに迎え、新たな挑戦を始めることとなった。
そんな日本を代表する“スーパーバイク使い”が初めてペアを組むこともニュースだが、さらに、1993年世界GPチャンピオンであり、日本にもファンの多いケビン・シュワンツがサードライダーとして合流、参戦することが決定した! シュワンツにとって現役ライダーとして18年ぶりの鈴鹿となる。
マシンはスズキGSX-R1000、タイヤはダンロップ。日本国内のモータースポーツ・ロードレースが盛り上がってくれることを願い、メーカーや世代の枠、国境を越えて8耐の頂点を目指す。
第1ライダー/加賀山就臣
1974年5月7日生れ 神奈川県出身
【主な戦績】
1998年 WGP GP500クラススポット参戦
2005年~2009年 スーパーバイク世界選手権参戦
2007年 鈴鹿8耐優勝
2011年 Team KAGAYAMA設立
「Team KAGAYAMAとして初めて鈴鹿8時間耐久レースに挑戦します。結果を残すためには自分が尊敬する紀行とケビンの力が必要と考え、ふたりと交渉を続け、ドリームチームが実現する運びとなりました。応じてくれたふたりには本当に感謝しています。今の国内二輪業界にはサプライズが必要! 最強のチームメイトと共に、自身としても2007年以来の優勝を目指して全身全霊で闘います」
第2ライダー/芳賀紀行
1975年3月2日生れ 愛知県出身
【主な戦績】
1996年 鈴鹿8耐優勝(最年少記録更新:21歳)
1997年 全日本ロードレース SBクラスチャンピオン
2000年~2011年 スーパーバイク世界選手権参戦
ランキング最高位2位3回
「『いつか一緒に鈴鹿を走ろう』と話していた、ライダー同士の約束を守ります。Team KAGAYAMAから頂いたチャンスを最大限に生かし、皆で力を合わせて優勝を狙って頑張ります。人生初めて乗るスズキのバイクも、ケビン、就臣とチームを組むことも、そして11年ぶりに履くダンロップタイヤも、どれも楽しみで仕方ありません」
第3ライダー/ケビン・シュワンツ
1964年6月19日生れ アメリカ・テキサス州出身
【通算成績】
鈴鹿8耐 参戦期間:1985年~1989年・1992年
参戦数:6大会
表彰台:3回
WGP 1993年世界チャンピオン
参戦期間:1986年~1995年
参戦数:105レース
勝利数:25勝
ポールポジション:29回
表彰台:51回
「最高のマシンと、速くてタフなふたりのライダー、そしてそのライダー皆が鈴鹿サーキットを熟知していれば、3人で勝つチャンスは充分にある。僕自身、現役を退いた今もアメリカでライディングスクールを主催していて日常的にバイクには乗っているから、感覚的な部分では何の問題もないよ。今からあの酷暑の『真夏の祭典』が楽しみで仕方ないね。ずっと言い続けているけど、僕は鈴鹿8耐ではまだ優勝経験がない。どうしても優勝して、僕のレース・キャリアの1ページに残したいんだ」
今年で第36回となる鈴鹿8耐では「ケビン・シュワンツ×加賀山就臣×芳賀紀行応援チケット」の発売も決定。詳細は鈴鹿サーキットのホームページ にて。
2013年5月1日
■KAZEのロードサービスの無料搬送距離が拡大
カワサキライダーズクラブ「KAZE」は、会員向けサービスとして「KAZEロードサービス」を実施。
内容はツーリングなどでバイクにトラブルが起きた際、動かないバイクを最寄りの整備工場やガソリンスタンドまで搬送し、必要に応じて車両を保管してくれるというものだ。
このロードサービスの内容を変更、5月1日より実施される。
●変更内容: 無料搬送距離の拡大
変更前:15km以内の搬送と48時間の車両保管無料
↓
変更後:30km以内の搬送と48時間の車両保管無料
その他、KAZEロードサービスの詳細はコチラ へ。
問:カワサキモータースジャパン KAZE本部事務局 TEL 0120-100819(KAZEフリーコール)
http://www.kawasaki-motors.com/kaze/
2013年5月1日
■フジガス、自国グランプリ8年ぶりの優勝!
好転に恵まれたトライアル世界選手権開幕戦・決勝2日目、今回より新しいエンジンとなったモンテッサホンダを駆る藤波貴久(Repsol Montesa Honda)はこの日好調な滑り出しを見せ、最終ラップの最終セクションまでもつれ込んだ優勝争いを制し3年ぶりの優勝! 日本GPでは2005年以来8年ぶりの優勝を飾った。
大会1日目に優勝を飾った昨年度のチャンピオン、トニー・ボウ選手は2日目も快調な滑り出しだったが、1ラップ目の最終セクション、水際でストップ。痛い失点5を喫し、1ラップ目を18点で終える。
この日好調だったのはジェロニ・ファハルド選手、1ラップ目を失点1、2ラップ目失点3と合計4点のダントツトップ。初日4位の藤波選手は1ラップを4点、2ラップ目を6点と、10点で2位につけた。
3ラップ目、それまで好調だったファハルド選手が11セクションまでに大量失点。ファハルド14点、藤波15点と両者の差は1点となり、30メートルの岩場を駆け上がる最終セクションを迎えた。先にトライしたファハルド選手、最終の上りで後輪を滑らせ5点。合計19点でこの日を終えた。
会場が大きくざわついた。なんとこの時点で正確な得点差は会場にも藤波選手にも伝えられていなかった。マインダーと慎重にコースをチェックし、大勢の観客が見守るなかマシンをスタートさせた藤波選手は急斜面を勢いよく駆け上がる。途中、足つきで1点を失点するも、藤波の集中力は途切れることなく、ゴールで待っていたのは「おめでとう!」の声だった。3年ぶりの優勝に歓喜の雄叫びをあげた藤波の目からは涙があふれた。
ドラマチックな展開に大勢の観客はこの日一番の盛り上がりで、会場は祝福の声と拍手に包まれた。
(レポート&撮影:楠堂亜希)
藤波貴久のコメント
「よかった。本当によかったです。この勝利は、とても大きな一勝になると思います。昨日は全く不本意な結果に終わりましたが、練習のときにはノンストップルールを上手に走れていましたので、今日は自信を持って走ることを心掛けました。最終セクションでは1点をついてしまったので、トライ中に『負けた』と思ったのですが、セクションを出たところでファハルド選手に『おめでとう』と声をかけられ、優勝を知りました。新しいエンジンを作ってくれたHondaやHRCの皆さん、そしてなにより、ファンの皆さまのおかげで勝つことができました。ありがとうございます。本当にありがとうございます。長い間、本当に長い間、お待たせしました」