2018年4月19日
ヤマハがインドネシア市場にプレミアム125スクーターを導入
ヤマハ発動機は、インドネシアのスクーター市場で拡大するプレミアムクラスに向けて、125cm3“BLUE CORE(“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想)”エンジン搭載スクーター「LEXi」「LEXi-S」を2018年4月より新発売すると発表した。
「LEXi」は、「“High Value”Utility Commuter」をコンセプトに開発、当地のプレミアムクラスにおいてエントリーモデルとして、同クラスの裾野拡大を図るというモデルだ。
主な特徴は、1)欧州スクーターを連想させるステイタス感漂うスタイル、2)ワンランク上の高級感を感じさせるボディサイズ、3)VVA(可変バルブシステム:Variable Valve Actuation)機構を搭載した水冷4ストローク“BLUE CORE”エンジン、4)燃費に貢献する“ストップ&スタートシステム”(アイドリングストップ機構のヤマハ名称)、5)充実したフィーチャー(LEDヘッドライト、ハザードランプ、フルデジタルメーター、電源ソケット)、6)ゆとりのあるワイドなフラットフットボード、など。車名に「S」が追加される「LEXi-S」は、スマートキーとサブタンク付リアサスペンションを装備した上級モデルだ。
ちなみにインドネシアのスクーター市場は年間480万台規模(2017年当地業界団体調べ)で推移しており、価格帯によりベーシック、スタンダード、プレミアムと3クラスに大別されている中で、個人所得の上昇によりプレミアムクラスの需要が拡大、今後もさらなる成長が見込まれているという。このクラスでは「先進的なスタイル」「ゆとりあるサイズ」「十分な機能・性能」の高次元な調和による“上質感”がセールスポイントとなっており、「LEXi」はこのニーズをターゲットとしている。
生産はインドネシアのヤマハグループ会社、PT. Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)が行う。現地での価格は、LEXiが19,950,000ルピア(日本円で約15万6千円)、LEXi-Sが22,8000,000ルピア(同約17万8千円)。販売計画は発売から1年間で15万台(インドネシア国内)。