2018年3月8日

フルカウル250スポーツ、CBR250RR<ABS>に新色を追加して発売

CBR250RR<ABS> 806,760円(4月20日発売)

シングル250スポーツ、CBR250Rが国内で発売開始されたのは2010年10月。タイで生産されていたフルカウルを持つシングル250スポーツ、CBR250Rを日本国内へも導入。250クラスのフルカウルスポーツモデル隆盛の一翼を担うこととなった。

その後の国内4メーカーや、KTMなどが入り乱れての250スポーツモデルの隆盛ぶりはご存知の通り。そして趨勢は本格的ロードスポーツのツインエンジンモデルと、シンプルで軽快なシングルシリンダーエンジンモデルへと二極化が進んできている。

2017年5月に発売されたCBR250RRは、シングルシリンダーモデルで250クラスのロードスポーツ市場をけん引してきたCBR250Rから本格的なフルカウルロードスポーツの市場を受け継ぐべく登場した“本命”モデルだった。

CBR250RRは250ccクラスのスーパースポーツモデルとして、“RR”シリーズの思想「トータルコントロール~操る楽しみの最大化」を共通の背景としながら、「直感、体感、新世代“RR”」を開発コンセプトに、スタイリングデザイン、車体、パワーユニットのすべてを新設計していた。

搭載されたツインエンジンは、低中回転域での力強さとスーパースポーツならではの高回転までシャープに吹けあがる特性を高次元で両立するとともに、高出力化を実現した。また、「CBR-RR」の名に恥じない「スロットル・バイ・ワイヤシステム」を、250ccクラスで初めて採用するなど、先進システムも積極的に取り入れたモデルだ。

車体は、剛性としなやかさを両立した新設計の鋼管トラス構造フレームを採用。足周りではフロントに倒立タイプのサスを、リアには左右非対称形状のアルミ製スイングアームと路面追従性に優れたプロリンクサスペンションが組み合わされている。CBR一族のDNAを象徴する低く構えたフロント周りから後方に向けて高く跳ね上がる先鋭的なデザインに、RRらしさを印象づけるLEDデュアルヘッドライト、LEDウインカー、LEDテールランプなども採用している。

今回は、このCBR250RR<ABS>に「パールグレアホワイト」という先鋭的なフォルムを際立たせるボディカラーを採用したモデルを追加販売するもので、従来からのブラック、シルバー、レッドに加えて全4色のカラーバリエーションとなった。
 

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CBR250RR<ABS>。新色「パールグレアホワイト」。

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CBR250RR<ABS>。


 

★Honda ニュースリリースより (2018年3月8日)

軽ニ輪スーパースポーツモデル「CBR250RR<ABS>」に
パールグレアホワイトを新たに追加し発売

Hondaは、水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・直列2気筒250ccエンジンを搭載した軽ニ輪スーパースポーツモデル「CBR250RR<ABS>」に、先鋭的なフォルムを際立たせるパールグレアホワイトを新たに追加し、4月20日(金)に発売します。

今回の新色追加により、CBR250RR<ABS>の車体色は、従来のマットガンパウダーブラックメタリック、ソードシルバーメタリック、ヴィクトリーレッドに加え、パールグレアホワイトが加わり、全4色※1のカラーバリエーションとなります。

CBR250RRは250ccクラスのスーパースポーツモデルとして、「直感、体感、新世代 “RR”」を開発コンセプトに2017年5月に発売され、好評いただいているモデルです。

低中回転域での力強さと高回転域までシャープに吹けあがる特性を高次元で両立させたエンジンや、スロットルグリップ開度を電気信号を介して伝達する「スロットル・バイ・ワイヤシステム」を採用。このシステムを活かした3種類のライディングモードにより、ライダーの好みにあった出力特性が選択可能となりました。路面追従性の良い倒立タイプのフロントサスペンションと、リアには5段階のプリロード調整が可能なプロリンクサスペンションを組み合わせるとともに、剛性に優れたラジアルタイヤを採用。ブレーキはABS※2(アンチロック・ブレーキ・システム)をタイプ設定しました。

また、全灯火器類をLED化し、フルデジタルメーターを採用するなど、先進的かつ先鋭的なスタイリングは独自の存在感を演出しています。

※1 CBR250RR は、マットガンパウダーブラックメタリック、ソードシルバーメタリック、ヴィクトリーレッドの3色の設定となります
※2  ABSはライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。ABSを装備していない車両と同様に、コーナーなどの手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは対応できません。ABS作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます
 

●販売計画台数(国内・年間)
CBR250RR シリーズ合計 1,300台
 
●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
CBR250RR(マットガンパウダーブラックメタリック、ソードシルバーメタリック) 756,000円(消費税抜き本体価格 700,000円)
CBR250RR(ヴィクトリーレッド) 777,600円(消費税抜き本体価格 720,000円)
CBR250RR<ABS>(マットガンパウダーブラックメタリック、ソードシルバーメタリック、パールグレアホワイト) 806,760円(消費税抜き本体価格 747,000円)
CBR250RR<ABS>(ヴィクトリーレッド) 828,360円(消費税抜き本体価格 767,000円)
 
※価格(リサイクル費用を含む)には、保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。

 
 

★主要諸元

車名型式 2BK-MC51
CBR250RR〈CBR250RR<ABS>〉
発売日 2018年4月20日
全長×全幅×全高(m) 2.065×0.725×1.095
軸距(m) 1.390
最低地上高(m)★ 0.145
シート高(m)★ 0.790
車両重量(kg) 165〈167〉
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※3 40.1(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※4
26.7(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)★※5
登坂能力(tanθ)
最小回転小半径(m) 2.9
エンジン型式 MC51E
水冷4ストローク直列2気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 249
内径×行程(mm) 62.0×41.3
圧縮比★ 11.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 28[38]/12,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 23[2.3]/11,000
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI]
始動方式★ セルフ式
点火方式★ フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式★ 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L)
燃料タンク容量(L) 14
クラッチ形式★ 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 3.272
2速 2.187
3速 1.727
4速 1.421
5速 1.222
6速 1.068
減速比1次/2次★ 2.781/2.928
キャスター(度)★ 24°30′
トレール(mm)★ 92
タイヤサイズ 110/70R17M/C 54H
140/70R17M/C 66H
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式(倒立タイプ)
スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド

※〈 〉内はCBR250RR<ABS>のデータ
 ■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
 ■製造事業者/本田技研工業株式会社
 ※3 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
 ※4 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
 ※5 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます