2018年3月7日

キッズ向け本格モトクロッサー、YZ65を新発売

YZ65 475,200円

 ヤマハのキッズ向けモトクロッサーといえばYZ85/YZ85LWシリーズがおなじみだが(YZ85のフロントを16から19インチに、リアを14インチから17インチとしたラージホイール版がYZ85LW)、今回、水冷2ストロークのYPVS(ヤマハパワーバルブシステム)64cm3エンジンを搭載する本格的なミニモトクロッサーの発売を開始する。

「My First Fastest Blue Bike」をコンセプトに開発されたYZ65は、初めて競技用モトクロスバイクに乗る体重50㎏以下の子供を対象に“軽量、コンパクトなサイズ感、速く走るための走行性能を追求したモデル”としている。

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YZ65。YPVS搭載、新型本格的キッズモトクロッサー。

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YZ65。カラーは「ディープパープリッシュブルーソリッドE」(ブルー)の1色。


 

★YAMAHA ニュースリリースより (2018年3月7日)

新設計フレームにヤマハパワーバルブシステム(YPVS)採用64cm3エンジン搭載
キッズ向け本格モトクロッサー「YZ65」新発売

ヤマハ発動機株式会社は、モトクロッサーYZシリーズの新製品として、キッズライダーでも扱えるコンパクトボディに水冷2ストローク64cm3エンジンを搭載した「YZ65」を2018年5月22日より発売します。

「YZ65」は、“MY FIRST FASTEST BLUE BIKE”をコンセプトに開発しました。初めて競技用モトクロスバイクを使用するお子様(体重50kg以下)をターゲットに、1973年の初代YZ250 から40年以上に渡る当社技術開発のノウハウを投入し、キッズライダーが扱いやすい軽量/コンパクトなサイズ感と、速く走るための走行性能を兼ね備えたモデルとなっています。

主な特徴は、1)パワフルながら扱いやすい新設計水冷2ストローク64cm3エンジンの搭載、2)優れた走破性に貢献する新設計セミダブルクレードルフレーム、分割アルミ製リアフレームの採用、3)コーナー進入時、ショック吸収時の安定感を支える前後サスペンションの装備、4)憧れの上位モデル「YZ450F」とのリレーションを行いながら、強靭さを感じさせるスタイリングなどです。

なお、本製品は「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて、2018年3月7日から12月9日の期間限定で予約の受付を行い販売します。

<名称>
「YZ65」
 
<発売日>
2018年5月22日
 
<メーカー希望小売価格>
475,200円(本体価格 440,000円/消費税35,200円)
 
<カラーリング>
ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
 
<販売計画>
100台(年間/国内)
 
※YZ65 は、国土交通省の認定を受けていませんので、ナンバープレートを取得できません。また道路を走行できません。道路を走行すると道路交通法及び道路運送車両法の違反となります。私道、寺の境内、海辺、堤防上、農道、林道など道路の形態を整えていないところでも、人や車が自由に出入り出来るところは道路とみなされます。
※保証(クレーム)の対象外製品となります。
《 企画の狙い 》
ヤマハオフロードコンペティションモデルのラインナップは、「YZ450F」を頂点に、クロスカントリーエンデューロに対応した「YZ250FX」、お子様向けの「PW50」など、エントリー層からファンライド層、シリアスなトップクラスへと繋がるステップアップ構造に対応することにより、オフロード市場の活性化を目指しています。今回の「YZ65」は、キッズ向
けモデルとして、エントリー層の拡大を狙い企画。誰よりも速く走りたい、レースで勝ちたいと思うキッズライダーの初めてのコンペティションモデルとして、乗り易さと扱い易さ、パワフルで早く走れる性能を兼ね備えています。
《 「YZ65」主な特徴 》
1)パワフルながら扱いやすい新設計水冷2ストローク64cm3エンジン
YPVS(ヤマハパワーバルブシステム)搭載の新設計水冷2ストローク64cm3エンジンを採用しました。エンジンの回転数に応じて作動する排気ポート脇に設けたバルブ(YPVS)が排気のタイミングをコントロールし、低回転域から高回転域まで、効果的な排気タイミングを得ることで、ライダーが意のままに操れるレスポンスの良い加速特性を実現しています。また、クランクウエブの一部に樹脂製ウェイトを織り込むことにより、高い1次圧縮比への対応と最適なクランク慣性マスを両立させ、瞬発力のあるパワーフィーリングをもたらしながら、体感振動の低減にも繋がっています。新設計した吸・排気系についても、燃焼の流れにおける脈動効果をポイントに設計し、瞬発力があり、かつ扱い易いパワーフィーリングに貢献しています。
 
2)優れた走破性に貢献する新設計セミダブルクレードルフレーム、分割アルミ製リアフレーム
プレッシャープレートは、センターリブの形状を変更して軽量化を図りつつ、剛性を確保、良好なミート感を引き出しました。クラッチプレートは、両面に研削を施し駆動力の伝達ロスを低減。トランスミッションは、2~4速の歯幅を約1㎜拡大し信頼性を向上させながら、あわせてシフターストロークを1㎜減らし、ドッグ形状もチューニング、良好なシフト操作感をもたらしています。
 
3)コーナー進入時、ショック吸収時の安定感を支える前後サスペンション
フロントは、コーナー進入時の安定感と優れたギャップ吸収性確保のため、36mm径インナーチューブのKYB製倒立式フロントフォークを採用しました。アウターチューブはアルミ合金材ワンピース構造で優れた剛性を確保。軽量アルミ製ステムシャフトとの組み合わせで安定感と軽快なハンドリングを両立させています。リアは、新設計モノクロスサスペンションとアルミ製リアアームを組み合わせました。底付きしにくい減衰特性を備えショック吸収時の安定感と接地感をもたらします。リアアームの樹脂製チェーンサポートは軽量化だけでなく、小径ホイールでも轍の影響をうけにくいコンパクト設計としました。
 
4)憧れの上位モデル「YZ450F」とのリレーションを行いながら、強靭さを感じさせるスタイリング
“Take a new step MX”をコンセプトにデザイン。憧れの「YZ」シリーズのDNA を受け継ぎながら、「YZ65」独自のスタイリングを調和させました。「YZ」シリーズのシンボルとなるシートからリアフェンダーまで繋がる“ホリゾンタルライン”を基調に、ディテールの面構成を煮詰め、フィット感、スリム感などのバランスを整えました。また、外装パーツ類を極力ミニマムに、かつ軽量感あるデザインに仕上げることにより、マシントータルとしての“足回りの強靭さ”の強調にも繋げています。サイドカバーなどライダーが直接触れる面は、跨るときの動き易さを考慮し、滑らかな面構成としました。
 
「YZ65」主な特徴
・4段階ポジション調整可能なアルミ製テーパーハンドル
・アルミ製ハンドルクラウン
・倒立式フロントフォーク
・高剛性のインナーチューブ36mm径(伸側20/圧側20段階減衰調整可能)
・14インチタイヤ、ブルーカラーリム
・新設計のセミダブルクレードルフレーム
・パワーフィーリングに優れた64cm3水冷2ストロークエンジン(YPVS搭載)
・クランクバランスを最適化した設計
・軽量コンロッドの採用
・高電圧イグニッションコイル
・専用CDIユニット
・最適レシオの6速ミッション
・体重移動し易く、整備性にも優れたシート
・別体アルミ製リアフレーム
・モノクロスサスペンション(伸側30/圧側15段階減衰調整可能)
・新設計アルミ製リアアーム
・整備性を考慮したアームエンド
・12インチタイヤ、ブルーカラーリム
・ゴールドチェーン

 

★主要諸元

車名型式
YZ65(BR83)
発売日 2018年5月22日
全長×全幅×全高(m) 1.615×0.760×1.000
軸距(m) 1.140
最低地上高(m) 0.265
シート高(m) 0.755
車両重量(kg) 61
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 1
燃費(km/L) -(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ)
最小回転半径(m)
エンジン型式 B119E
水冷2ストローク単気筒
総排気量(cm3) 64
内径×行程(mm) 43.5×43.6
圧縮比 8.1~9.6
最高出力(kW[PS]/rpm) -[-]/-
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) -[-]/-
燃料供給装置形式 キャブレター
始動方式 キック式
点火方式 CDI(コンデンサ放電式)
潤滑油方式 混合潤滑
潤滑油容量(L)
燃料タンク容量(L) 3.5
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.454
2速 1.882
3速 1.529
4速 1.263
5速 1.095
6速 0.960
減速比1次/2次 3.611/3.357
キャスター(度) 26°25′
トレール(mm) 64
タイヤサイズ 60/100-14 30M
80/100-12 41M
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム
フレーム形式 セミダブルクレードル