2018年3月1日
『Z1オマージュ』のZ900RSに続き“スタンダード・バイク”のZ900を発売
Z900 950,400円(4月2日発売)
空前の話題を集めたレトロZ、Z900RS。さすがに腰を据えてジックリと品定めでも、がやっと可能になってきた感があるが…。本来カワサキのマシンづくりにはある一方向だけに集中してはいけない、みたいな不偏の精神によるバイクづくりがなされてきた感がある。その柱となっていたのがZ1であり、GPZ900Rであり、そしてまたZ1000だったのではないだろうか。Z900RS人気に胡坐をかかず、最新ネイキッドのZ900もリリースしてくるのがカワサキの心意気だ。
昨年海外で発売されるや「ベスト・スタンダード・バイク」等の称号をほしいままにしたのがこのZ900だ。若干特殊な嗜好を示すことが多いといえる国内のユーザー層とは異なり、あくまで普段使いのバイクに対する実用度の尺度には段違いの厳しさの目が光る海外ユーザーからの評価を得ての存在。その環境で選ばれた“ベスト”は伊達じゃない。
搭載するのは水冷4ストローク並列4気筒、948㎝3“Sugomi”パフォーマンスを発揮するエンジンで、Z1000をベースに開発され、92kW(125PS)の最高出力を発揮。この“Sugomi”エンジンを新設計のトレリスフレームに搭載。高張力鋼を用いるとともに曲げ部分の角度を極力小さくすることでパイプにかかるストレスを分散、フレーム単体重量で13.5kgの軽さに収めているという。組み合わされるのは、φ41㎜倒立フロントフォークにアルミ製スイングアーム、ホリゾンタルバックリンクリアサスペンションなど。アシスト&スリッパークラッチ、視認性に優れた多機能インストルメントパネルなども採用されている。
★KAWASAKI ニュースリリースより (2018年3月1日)
2018年ニューモデル Z900 新発売のご案内
- モデル情報
- 車名(通称名) Z900
- マーケットコード ZR900BJF
- 型式 2BL-ZR900B
- 発売予定日 2018年4月2日
- 型式指定・認定番号 18780
- メーカー希望小売価格 950,400円
- (本体価格880,000円、消費税70,400円)
- カラー(カラーコード)パールミスティックグレー×メタリックフラットスパークブラック(GY1)
キャンディパーシモンレッド×メタリックスパークブラック(RD1) - ※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
- ※価格には保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う諸費用は含まれません。
- ※当モデルはABS装着車です。2018年モデルよりABS装着車はモデル名称から”ABS”を除いて表記させていただきます。
- ※当モデルは二輪車ETC2.0セットアップ店のみ受注可能です。
- 【Z900】
パワーとハンドリングを妥協なく追及したスーパーネイキッドZ900。ストリートにおけるライディングエキサイトメントを幅広い層のライダーへ提供します。948c3並列4気筒エンジンを新設計の軽量トレリスフレームに搭載。パワフルで軽快、機敏な運動性能を高次元でバランスさせています。さらに高いコントロール性と快適な乗り心地を両立。優れた足つき性やアップライトなライディングポジションとともに扱い易いパッケージを実現しています。また、俊敏なレスポンスや鋭い加速を耳からも楽しめるように設計。走りを演出する爽快な吸気音が気分を高揚させます。加えて見るものを魅了する「Sugomi」デザインや五感を刺激する乗り味「Sugomi」パフォーマンスをZシリーズから正統に継承。Zの誇る共通の要素から、操る悦びを突出させた新時代のスーパーネイキッドを誕生させました。
- ■主な特徴
- ・標準装備されたETC2.0車載器キット
- ・鋭いスロットルレスポンスで力強く吹け上がる948cm3水冷4ストローク並列4気筒エンジン
- ・エンジン性能向上に貢献するダウンドラフトタイプのスロットルボディ
- ・スムーズで緻密なスロットルコントロールを可能にしたデュアルスロットルバルブ
- ・吸気、排気バルブ径とポート形状を最適化し実現した中速回転域の優れたパワーフィーリング
- ・爽快な加速感を耳からも楽しめるよう設計されたエアクリーナーボックス
- ・軽快且つ俊敏なハンドリングを実現する新設計の軽量トレリスフレーム
- ・ばね下荷重を抑え、軽快な取り回しを実現するアルミ製スイングアーム
- ・ワインディングでの軽快なハンドリングと街乗りでの快適性を両立するφ41mm倒立フロントフォーク
- ・高い快適性とスポーツ性能を併せ持つホリゾンタルバックリンクリヤサスペンション
- ・φ300mmペタルディスクを装備し、優れた制動力を発揮するフロントブレーキ
- ・軽い操作感とバックトルクリミッター機構を備えたアシスト&スリッパークラッチ
- ・コントロール性と快適性を両立したアップライトなライディングポジション
- ・Zスタイリングと高い操作性に貢献するワイドでフラットなハンドルバー
- ・幅広いライダーの安心に繋がる優れた足つき性
- ・デュアルヘッドライトを搭載したコンパクトなフロントカウル
- ・スーパーネイキッドZシリーズならではのクラウチングフォルム
- ・「Z」の文字が浮かび上がるLEDテールランプ
- ・軽量且つ高剛性な星型5本スポーク形状のホイール
- ・視認性に優れた多機能インストゥルメントパネル
- ・確実なシフトチェンジをアシストするギヤポジションインジケーター
- ・スポーティな印象を高めるシフトアップインジケーター
- ・5段階の調整ダイヤル付きのクラッチレバーとブレーキレバー
- ■アクセサリー
- 優れた機能性を持つスタイリッシュなアクセサリーを多数ご用意しています。
- ※主な発売予定品
- ・ラージメーターカバー
- ・シュラウドスライダー
- ・リヤフラップ
- ・エンジンカバーリング
- ・ハイシート
- ・タンクバッグ
- ・タンクパッド
- ・フロントアクスルスライダー
- ・ラジエータスクリーン
- ・シングルシートカバー
- ・DC電源ソケット
★主要諸元
車名型式 | 2BL-ZR900B | |
---|---|---|
Z900(ZR900BJF) | ||
発売日 | 2018年4月2日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.065×0.825×1.065 | |
軸距(m) | 1.450 | |
最低地上高(m) | 0.130 | |
シート高(m) | 0.795 | |
車両重量(kg) | 210 | |
乾燥重量(kg) | – | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 25.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
18.5(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | – | |
最小回転小半径(m) | 2.4 | |
エンジン型式 | – | |
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 948 | |
内径×行程(mm) | 73.4×56.0 | |
圧縮比 | 11.8 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 92[125]/9,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 98[10.0]/7,700 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフスターター | |
点火方式 | バッテリー&コイル(トランジスタ点火) | |
潤滑油方式 | ウェットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 4.0 | |
燃料タンク容量(L) | 17 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.692 |
2速 | 2.058 | |
3速 | 1.650 | |
4速 | 1.409 | |
5速 | 1.222 | |
6速 | 1.034 | |
減速比1次/2次 | 1.627/2.933 | |
キャスター(度) | 24.5° | |
トレール(mm) | 103 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58W |
後 | 180/55ZR17M/C 73W | |
ブレーキ形式 | 前 | φ300mm油圧式デュアルディスク |
後 | φ250mm油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(インナーチューブ径41㎜) |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。