2018年2月7日
伝説の鼓動よ、再び
明石に春を呼ぶ、新春吉例のカワサキ モーターサイクルZフェア
●撮影-依田 麗
暦の上ではすでに立春を迎えたが、日本全国寒い日が続いている今日この頃。だが、しかし、そんな寒波を吹き飛ばすかのごとく、やっぱりZは熱かった。
神戸マリンタワーのお隣、カワサキワールドも入っている神戸海洋博物館内の大ホールにおいて、今年も春を呼ぶ「カワサキ モーターサイクルZフェア」が開催された。
「伝説の鼓動よ、再び」のサブタイトルが冠された今回は、モーターショーで発表され、内外で大きな話題となっているニューモデルZ900RSに続くZの系譜を辿るように、空冷のネイキッド系スポーツモデルを中心に15台のヒストリーモデルと、最新の現行車6台、さらに早くも登場したZ900RSベースのカスタムモデルも展示された。
そのうち現行モデルのNinja250/400/650とZ650は、実際跨がることも出来た。また、Zシリーズとの思い出の写真が展示される「Zオーナーズ写真展」コーナーも併設された。
開催は2018年2月6日(火)から18日(日)まで。開館時間は10時〜17時(入館は16時半まで)。入場料は大人600円、小中学生250円。常設展示のカワサキワールドへも入場できる。ちなみに、カワサキワールドのサイト(https://www.khi.co.jp/kawasakiworld/coupon/)で割引券を印刷して持参しチケット購入時に提示すれば、大人100円、小中学校50円の割引になるので、お忘れないよう。
言わずと知れたZの原点、900 Super 4(1973)と最新のZ900RS。DNAは確実に受け継がれている。
KZ900(1976)。フロントダブルディスクなどを装備したZ1の発展型で、いわゆるZ1系では最終型。
KZ900LTD(1976)。Z1系の4気筒エンジンに、アップハンドル、段付きシートなどを組み合わせた高速アメリカン。
Z1000(1977)。排気量のアップ、ホイールベースの延長やトリプルディスクなどが採用されたZ1系の発展モデル。
Z1-R(1978)。Z1000をベースにミニカウルを装着。Z1とはまた違うカフェスタイルが人気を博した。
Z1000Mk-Ⅱ(1979)。曲線デザインのZ1系とは真逆のエッジの効いたデザインの通称角Zのフラッグシップ。
KZ1300(1979)。水冷6気筒エンジンを搭載したビッグモンスター。大きさ、パワーなどすべてが型破りだった。
Z750FOUR(1976)。Z1の国内仕様である750RSが、イメージは踏襲しつつ足周りを中心としてモデルチェンジ。
Z650(1981)。軽量コンパクトな車体にパワフルなDOHC4気筒エンジンを搭載。ザッパーの愛称で親しまれた。
Z400FX(1979)。いわゆる中型免許時代の日本で、新車で買える唯一の4気筒スポーツは若者を中心に圧倒的な支持を得た。
Z400LTD(1979)。Z400系2気筒エンジンを搭載したZ400LTDは、日本でアメリカンブームの中核を担う人気モデル。
Z550(1980)。輸出向けに、角Zのイメージで登場したミドルクラスのDOHC4気筒エンジン搭載モデル。
ZEPHYR(1989)。レーサーレプリカブームの中で登場した、普通のバイク、ゼファーはネイキッドブームの原点。
ZEPHYR750(1991)。ゼファーシリーズの2番手は、750RSをオマージュしたような曲線デザインで登場。ブームを拡大した。
ZEPHYR1100(1992)。ゼファーシリーズのフラッグシップは、丸Zと角Zのデザインが融合したようなスタイルで人気に。
3月に発売されるバリエーションモデルのZ900RS CAFEとZ900RSをベースにしたBITO R&D、MOTO CORSE、DOREMI COLLECTIONのカスタム車も早くも展示された。
特設会場の入口に展示された現行車、Ninja250、Ninja400、Ninja650とZ650は跨がっての記念撮影ができる。
「ZあなたのZ、展示します」と銘打ったZオーナーズ写真展も開催。応募箱にあなたのZシリーズの写真を投稿するだけ。
[2017年-カワサキ モーターサイクルZフェア 挑戦の軌跡と夢-へ] (PCサイトへ移動します)