2018年1月30日
“BLUE CORE”エンジン搭載のグローバルスクーター、NMAXがカラーチェンジ
NMAX ABS 351,000円(2月10日発売)
2015年の1月にインドネシア市場向けとして発表されたグローバルスクーターNMAX125は、翌2016年3月になって国内にも投入された。“MAXシリーズ”スクーターの一員として開発されたこのNMAX125は、ヤマハが走りの楽しさと燃費、環境性能の両立を高次元で具現化する“BLUE CORE”思想に基づいた次世代小型エンジンを搭載するモデルだ。
1)高効率燃焼、2)高い冷却性、3)ロス低減、の3点を徹底的に追求するというのが“BLUE CORE”エンジンの開発思想で、2014年8月にベトナムで発売した女性向けスクーター「Nozza Grande」へ搭載し、実に2008年の同クラスモデル比で50%もの燃費向上を達成したという。NMAX125の最大の特徴といえるのがもちろんこの“BLUE CORE”エンジンで、VVA(可変バルブ)機構、冷却性とスペース効率に優れたラジエター、ロス馬力低減を図るオフセットシリンダーなどを主な特徴としている。
車体周りでは優れたねじり剛性を実現した新設計フレームを採用。エンジン懸架もリンク式エンジンマウント方式を採用し、ライダーの操作に対するダイレクト感と、低振動化を両立させている。ホイールは前後13インチ。前後にディスクブレーキを備え、ABSも標準装備とされた。“MAX”スクーターテイストでデザインされたボディ、ヘッドライト、ストップ&テールランプにはLED、メーターは液晶マルチファンクションディスプレイを採用している。
2017年8月にはマイナーチェンジを受け、平成28年度国内排出ガス規制への適合とカラー設定の変更が行われた。また車名も標準装備するABSに合わせて「NMAX ABS」と変更された。
今回は、カラーリングの変更のみで、「ビビッドパーリッシュブルーカクテル5」、「マットグレーメタリック3」の2色のニューカラーと、「ホワイトメタリック6」の継続色1色を合わせ3色のラインナップとなった。
★YAMAHA ニュースリリースより (2018年1月30日)
光沢感のあるブルーの採用など 高級感をさらに強調
原付二種スクーター「NMAX ABS」のカラーリングを変更
ヤマハ発動機株式会社は、“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”を両立させた124cm3“BLUE CORE※”エンジンを搭載する原付二種スクーター「NMAX ABS」のカラーリングを変更し、2月10日より発売します。
「NMAX ABS」は、“Global Prestige City Commuter”をコンセプトに、「TMAX」「XMAX」など欧州や日本で人気の“MAX シリーズ”のスタイルと走りの良さを125cc クラスに展開したモデルです。2018年モデルはニューカラー2色を含む3色設定で、高級感を更に強調したカラーリングとしました。「ビビッドパープリッシュブルーカクテル5(ブルー)」は、光沢感のあるブルーにより、高級感と遊び心を演出しています。「マットグレーメタリック3(マットグレー)」は、ダークマット系を採用し“MAX シリーズ”上位モデルとのリレーションをより強調しています。「ホワイトメタリック6」は継続販売いたします。
製造は、当社のグループ会社PT. Yamaha Indonesia Motor Manufacturing(YIMM)が行います。
※ヤマハ発動機株式会社は、“走りの楽しさ”と“燃費・環境性能”の両立を高次元で具現化するエンジン設計思想として、2014年より“BLUE CORE(ブルーコア)”を掲げています。この思想は高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減の3点にフォーカスして性能実現を図るもので、「NMAX ABS」のエンジンもこの“BLUE CORE”思想に基づき開発しました。商標登録第5676267号。
- <名称>
- 「NMAX ABS」
- <発売日>
- 2018年2月10日
- <メーカー希望小売価格>
- 351,000円(本体価格325,000円/消費税26,000円)
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれていません。
- <カラーリング>
- ・ビビッドパーリッシュブルーカクテル5(ニューカラー/ブルー)
- ・マットグレーメタリック3(ニューカラー/マットグレー)
- ・ホワイトメタリック6(ホワイト)
- <販売計画>
- 6,000台(年間、国内)
★主要諸元
車名型式 | 2BJ-SED6J | |
---|---|---|
NMAX ABS | ||
発売日 | 2018年2月10日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.995×0.740×1.115 | |
軸距(m) | 1.350 | |
最低地上高(m) | 0.135 | |
シート高(m) | 0.765 | |
車両重量(kg) | 127 | |
乾燥重量(kg) | – | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 50.5(国交省届出 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
43.6(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | – | |
最小回転半径(m) | – | |
エンジン型式 | E31AE | |
水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 124 | |
内径×行程(mm) | 52.0×58.7 | |
圧縮比 | 11.2 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 9.0[12]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 12[1.2]/7,250 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | TCI(トランジスタ式) | |
潤滑油方式 | ウェットサンプ | |
潤滑油容量(L) | 1.0 | |
燃料タンク容量(L) | 6.6 | |
クラッチ形式 | 乾式・遠心・シュー式 | |
変速機形式 | Vベルト式無段変速 | |
変速比 | 2.326~0.731 | |
キャスター(度) | 26°00′ | |
トレール(mm) | 92 | |
タイヤサイズ | 前 | 110/70-13 M/C 48P |
後 | 130/70-13 M/C 57P | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニットスイング | |
フレーム形式 | バックボーン |
※1:燃費消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
※3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速によって分類されます。