2018年1月18日
MBHCC-B6n 志位充一 新・行ってきました撮ってきました
第20回「行ってきました、デハ801」
みなさま、あけましておめでとうございます。今年最初のツーリングは東京から近いようで、実はそこそこ時間のかかる銚子に行って参りました。
銚子といえば、初日の出に新鮮なお魚です。が、目的は昭和25年生まれのデハ801。元は四国の伊予鉄道600型で、1985年に銚子にやってきて主力として活躍しました。2010年に引退し、終点の外川駅に置かれていました。しかし土地柄、潮風の塩害での腐食が進んでしまい
悲しい姿になっていました。その姿を見かねた銚子商業高校の生徒さんと千葉県内の企業の協力によって、昨年暮れきれいに再塗装され、この度お披露目となったのです(「デハ801を往年の姿に!」車両修復プロジェクト )。これは会いに行かなければということで、行ってきました。
いつものように下道オンリーで、まずは成田へ。そこかしこで飛行機愛好家のカメラが並んでいました。珍しい飛行機が飛んでくる!? では自分も! と思いましたが、銚子はまだ先。ぐっと我慢して先に進みました。この時期は陽のある時間が短いので急ぎ旅です。
順調にトコトコと進み、銚子市内を抜け銚子電鉄の終点、外川駅に到着です。この駅は2015年の夏頃ご紹介しました(第25回)。相変わらずまんま昭和の映画ロケのセットのような素敵な駅です。郵便カラーのスクーター(ラビット??)などもあったりします。朝の連ドラ「澪つくし」でも使われた人気の駅で、かなりの人出でした。澪つくしを知らない若い人たちが多かったので、訪れる目的も違ってきているようですね。公開されたデハ801の車内には「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」というアニメの
それよりも綺麗になったデハ801です。あまりに撮影に熱中してしまい、気がつけばメモリカードもぱんぱん。
陽もそろそろ傾きだしたので、現役車輌の走行写真を撮影して、2018年最初の鉄分補給完了。外川の漁港近くの犬若食堂で遅い昼食です。ここも人気でライダーがたくさんいました。食後は猫を追いかけ記念撮影。いい写真は撮れませんでしたが。
帰り道、すぐ現れるのは日本のノルマンディ? 日本離れのスケールの崖が続く屏風ヶ浦。絶景を眺め、九十九里ビーチライン(県道30号線)で東金へ。バイクで走るにはいい道ですが、もう陽も暮れたのですたこらと一路家路へ。新年のとことこ旅は無事に終了しました。
■取材協力 ホンダモーターサイクルジャパン・アライヘルメット・ラフ&ロード
カメラマン 志位充一
職業はカメラマン。誰にも優しい人柄で、あらゆる方面に幅広い人脈を持つ。愛車SL230でホンモノのSL(蒸気機関車)を追いかけ回す筋金入りの撮り鉄でもある。
[Part2 第19回[Part3 第20回]
[行ってきました撮ってきましたバックナンバー目次へ(※PC版に移動します)]
[バックナンバー目次へ(※PC版に移動します)]