2017年12月19日
CB1100 RSにモノトーン調のカラーリングモデルを新たに追加発売
CB1100 RS 1,378,080円(12月21日発売)
2010年の3月に国内発売されるや、多くの“CBファン”をカムバックさせ、リッタークラスのベストセラーとなったCB1100。ちなみに’07年の東京モーターショーに参考出品されて話題を集めたコンセプトモデル、CB1100FとCB1100Rが出発点で、’09年のショーでは現在の姿に近いスタイルのプロトタイプ・モデルが公開され“市販予定車”として紹介されていた。そして、2010年3月11日にアップハンドルの<Type I>が先行で発売開始され、ローハンドルの<Type II>は若干遅れ、その年の6月4日に発売されている。
翌’11年の7月には、CB1100シリーズ初のスペシャルエディションが登場している。期間限定で受注発売された「CB1100<Type Ⅰ>ABS・Special Edition」で、ホワイトとレッド、2色設定のオリジナル・モデルに対して、こちらのスペシャル・エディションはブルー系の車体色を特徴としていた。
また、オリジナル・シリーズがブラック塗装のエンジンを搭載していたのに対して、シルバーの金属肌を強調したエンジンを搭載。ホイールもシルバーでメカニカルなイメージが強調されていた。それ以外では色調が変更された車名のエンブレムステッカーが採用されたぐらいで、スペック的な変更はなかった。
2012年2月には、CB1100シリーズ初のマイナーチェンジが行われた。乗り心地の優れた網状のクッション“e-cushion”シートをホンダ車として初採用、サイドカバーには立体エンブレム、また視認性を向上させたメーターパネルなどが採用されていた。それまでは、2タイプの形状のハンドルが選べたが、このモデルはアップタイプのみの設定となった。車体色は新色の銀と、継続色の赤、白、計3色をラインナップ。
このマイナーチェンジを期に、黒の車体色をベースに、エンジンから前後ホイール、リアサススプリング、Fフォークボトムケース、サイドカバー、ステップホルダーまでを黒で統一した“ブラック・スタイル”が誕生している。
2014年2月には、CB1100シリーズのミッションを5速から6速へと変更するなど各部の熟成を図るとともに、左右2本出しマフラーの採用やワイヤースポークホイールの採用などでトラディショナルイメージを高めたCB1100 EXを新たにタイプ設定して発売。また、CB1100<ABS>にETCとグリップヒーターおよび専用インジケーターランプを標準で装備したCB1100 EX<ABS> E Package(こちらのタイプのみ4月発売)もラインナップしている。2015年1月には、ユーザーからリクエストが多かったアルミキャストホイール仕様をCB1100 EXタイプにも設定した、CB1100 EX<ABS>・特別仕様が発売されている。ただし200台のみの限定だった。
CBシリーズの充実を図るべくバリエーションモデル、CB1100 RSが登場したのは2017年の1月。CB1100 EXシリーズが大幅なモデルチェンジを受けると同時に、よりスポーティな仕様として発売開始されている。
CB1100 RSの特徴としては、1)軽快なライディングフィールを可能とした専用の足周り装備とキャスター角26度の専用ディメンション、2)スポーティーなキャラクターを演出する、アルミキャスト製17インチホイールと幅広タイヤ、3)前傾のライディングポジションとなる新設計のローハンドル、4)軽快なハンドリングを実現するφ43㎜のインナーパイプや2ピースボトムケースを採用したショーワ製SDBVフロントフォーク、リザーバータンク付きリアクッション、新設計の軽量アルミ製スイングアーム、5)スポーティな印象を強調する樹脂製フロントフェンダーやラジアルマウントブレーキキャリパー、6)コンパクトでスタイリッシュなLEDウインカー、7)エアチェック時のメンテナンス性を向上させたL字バルブ(CB1100と共通)採用、などが特徴となっている。
今回は、このCB1100 RSシリーズに従来の“ブラックスタイル”を彷彿とさせるモノトーン調のカラーリングが追加設定された。「ヘビーグレーメタリック-U」の名称で、シリンダーヘッドカバーとクランクケースカバーにブラック塗装を施すとともに、フューエルタンクにはローコントラストのセンターストライプ、シート表皮のカラーにはモノトーンの車体色に映えるブラウンカラーを採用。さらに、前後のサスペンションやブレーキキャリパーなど、足まわりを中心とした各部にブラック塗装/アルマイト加工を施すことで、落ち着きのある洗練されたイメージを演出したモデルだ。
★HONDA ニュースリリースより (2017年12月19日)
大型ロードスポーツモデル「CB1100 RS」に
より重厚感を高めたモノトーン調のカラーリングを新たに追加し発売
Hondaは、空冷4ストローク・DOHC4バルブ・直列4気筒1100ccエンジンを搭載し、17インチホイールを採用するなど軽快でスポーティーな乗り味を実現した「CB1100 RS」に、モノトーン調の重厚感あるカラーリングを新たに追加し、12月21日(木)に発売します。
今回、CB1100 RSの魅力をさらに高めるモノトーン調のカラーリング「ヘビーグレーメタリック-U」を新たに採用。ヘビーグレーメタリック-U専用の仕様として、シリンダーヘッドカバーとクランクケースカバーにブラック塗装を施すとともに、フューエルタンクにはローコントラストのセンターストライプを、シート表皮のカラーにはモノトーンの車体色に映えるブラウンカラーを採用。さらに、前後のサスペンションやブレーキキャリパーなど、足まわりを中心とした各部にブラック塗装/アルマイト加工を施すことで、落ち着きのある洗練されたイメージを演出しています。
カラーバリエーションは、高級感ある「キャンディープロミネンスレッド」、精悍な「グラファイトブラック」の従来色2色に新色を加え全3色の設定としています。
CB1100 RSは、造形美を追求した端正なスタイリングの車体にCBシリーズの伝統を受け継ぐ直列4気筒エンジンを搭載。前傾のライディングポジションにより、軽快なライディングフィールを可能としたネイキッドスタイルの大型ロードスポーツモデルで、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)※1、ETC車載器※2とグリップヒーターを標準装備しています。また、CB1100シリーズには、このCB1100 RSに加え、ゆったりとした走行をもたらすアップハンドルや18インチキャストホイールを備えたCB1100や、トラディショナルな姿と軽量化を目指し、前後18インチのアルミ製リムに美しい輝きのステンレス製スポークを組み合わせたCB1100 EXと、豊富なバリエーションをそろえています。
※1 ABSはライダーのブレーキ操作を補助するシステムです。ABSを装備していない車両と同様に、コーナーなどの手前では十分な減速が必要であり、無理な運転までは対応できません。ABS作動時は、キックバック(揺り戻し)によってシステム作動を知らせます
※2 CB1100 RSは、「Honda 二輪ETC標準装備車取扱店」で販売いたします。使用するにあたり、セットアップ、セットアップ費用および決済用のETCカードが必要になります
- ●販売計画台数(国内・年間)
- CB1100 シリーズ合計 1,800台
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- CB1100 RS 1,378,080円(消費税抜き本体価格 1,276,000円)
- ※価格には(リサイクル費用を含む)保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | 2BL-SC65 | |
---|---|---|
CB1100 RS | ||
発売日 | 2017年12月21日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.180×800×1.110 | |
軸距(m) | 1.485 | |
最低地上高(m) | 0.130 | |
シート高(m) | 0.785 | |
車両重量(kg) | 252 | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※3 | 31.1(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※4 | |
18.9(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※5 | ||
最小回転小半径(m) | 2.7 | |
エンジン型式 | SC65E | |
空冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 1,140 | |
内径×行程(mm) | 73.5×67.2 | |
圧縮比 | 9.5 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 66 [90]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 91[9.3]/5,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | – | |
燃料タンク容量(L) | 16 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.083 |
2速 | 1.941 | |
3速 | 1.478 | |
4速 | 1.240 | |
5速 | 1.074 | |
6速 | 0.964 | |
減速比1次/2次 | 1.652×2.222 | |
キャスター(度) | 26°00′ | |
トレール(mm) | 99 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58W |
後 | 180/55ZR17M/C 73W | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
■道路運送車両法による型式指定申請書数値(シート高はHonda測定値)■製造事業者/本田技研工業株式会社
※3 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※4 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※5 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます