2017年10月4日

“Neo Retro”ロードスポーツ、XSR900に新色を追加

XSR900 1,042,200円(11月6日発売)

「ネイキッドとスーパーモタードの異種交配造形による個性的なデザイン」を持つマシンとして、2014年4月に発売が開始されたMT-09。そのMT-09シリーズに2015年2月、兄弟車としてMT-09 TRACER ABSが登場している。

このMT-09 TRACER ABSは、ヤマハが2013年から進めてきた“中期経営計画”の中で、二輪車事業の新たな取り組みとして“基本プラットフォームをベースにしたバリエーション展開の拡大”を狙ったモデルの第一弾だった。

そして2016年4月に、そのバリエーション展開の拡大をはかる計画の第二弾としてXSR900が登場した。

開発コンセプトは“The Performance Retro-ster”。味わいのあるレトロな外観と、先進技術によるハイパフォーマンスを合わせもつモデル、と説明されていた。基本となるMT-09同様、水冷直列3気筒エンジンをダイヤモンドフレームに搭載。TCS(トラクションコントロールシステム)やA&S(アシスト&スリッパー)クラッチを新たに装備。車体は“CMFG(カラー、マテリアル、フィニッシュ、グラフィックの略称)”と呼ばれる新しいデザイン手法が取り入れられ、多彩な加工法による金属素材感も表現したマシンとして開発された。

また、このXSR900の発売に合わせて、XSR900をベースに“スピードブロック”グラフィックを採用したアルミ製タンクカバー、ゴールド仕上げのフォークアウターチューブ、ブラック塗装のヘッドライトケース、イエローのコイルスプリングを採用したリアサスペンション、そして専用エンブレムが取り付けられ、ヤマハの創業60周年を記念した“60th Anniversary仕様車も、2月23日から9月末日までの受注期間限定で販売されている。

2016年12月には、XSR900シリーズに「ブラックメタリックX」の新色が追加設定され、それまでの「マットグレーメタリック3」、「グレーイッシュブルーメタリック4」の2色(「ライトレディッシュイエローソリッド1」はラインナップから外れた)と合わせて3色のカラーバリエーション展開となっていた。

今回もカラー設定の変更のみで、新色「ビビッドレッドカクテル1」を追加し、「ブラックメタリックX」と「マットグレーメタリック3」を継続し、計3色のラインナップ展開となった。

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XSR900 ABS。新色「ビビッドレッドカクテル」(レッド)。

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XSR900 ABS。「ブラックメタリック」と「マットグレーメタリック」の継続色と合わせて3色の展開に。


 

★YAMAHA ニュースリリースより (2017年10月4日)

ヤマハのスポーツヘリテージモデルをイメージした鮮やかなレッドを採用
“Neo Retro”ロードスポーツ「XSR900 ABS」の新色を発売

ヤマハ発動機株式会社は、845cm3の水冷・直列3気筒エンジン搭載のロードスポーツモデル「XSR900 ABS」に新色「ビビッドレッドカクテル1」を追加し11月6日より発売します。

「XSR900 ABS」は、味わいのあるレトロな外観と先進技術によるパフォーマンスを併せ持ったモデルで、カラー展開は3色です。

新色は、往年のスポーツモデルをイメージさせる鮮やかなレッドがベースカラーです。アルミタンクカバーの素材感を活かす塗り分けを織り込むと同時に、アルミプレス材を使用した各パーツとのコンビネーションも高め、スポーティな中にも、カジュアルな雰囲気を醸し出すカラーリングとなっています。

「ブラックメタリックX」と「マットグレーメタリック3」は継続販売します。

<名称>
「XSR900」
 
<発売日>
2017年11月6日
 
<メーカー希望小売価格>
「XSR900」 1,042,200円(本体価格965,000円、消費税77,200円)
※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれません。
 
<販売計画>
700台(年間、国内)
 
<カラーリング>
・ビビッドレッドカクテル(新色/レッド)
・ブラックメタリックX(ブラック)
・マットグレーメタリック3(マットグレー)
 
 
「XSR900 ABS」フィーチャーマップ
・アルミ製タンクカバー(アルミ地を活かした塗り分けライン)
・燃料タンク(14L容量)
・ステッチ入りダブルシート
・丸形テールランプ
・アルミ製リアフェンダー
・アルミ製サイドカバー
・丸形サイレンサーカバー
・A&Sクラッチ
・トラクションコントロール(モード2選択+オフ)
・水冷4ストローク・直列3気筒DOHC・4バルブFI
・鍛造ピストン、メッキシリンダー、FSコンロッド
・オフセットシリンダー、不等長吸気ファンネル
・潤滑系、冷却系のパイプレス設計
・丸形メーター
・丸形ヘッドランプ
・アルミ製ライトステー
・3分割フェンダー
・アルミ製フェンダーステー
・アルミ製リアフェンダー
・ラジアルマウントキャリパー採用
・4ポット対向ピストン
・ABS
・CFアルミダイキャスト採用軽量フレーム
 
 

★主要諸元

車名型式 2BL-RN56J
XSR900
発売日 2017年11月6日
全長×全幅×全高(m) 2.075×0.815×1.140
軸距(m) 1.440
最低地上高(m) 0.135
シート高(m) 0.830
車両重量(kg) 195
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 29.4(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
19.7(WMTCモード値 クラス3 サブクラス3-2 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ)
最小回転小半径(m)
エンジン型式 N711E
水冷4ストローク直列3気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 845
内径×行程(mm) 78.0×59.0
圧縮比 11.5
最高出力(kW[PS]/rpm) 85[116]/10,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 87[8.9]/8,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 TCI(トランジスタ式)
潤滑油方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量(L) 3.4
燃料タンク容量(L) 14
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.666
2速 2.000
3速 1.619
4速 1.380
5速 1.190
6速 1.037
減速比1次/2次 1.680/2.812
キャスター(度) 25°00′
トレール(mm) 103
タイヤサイズ 112/70ZR17M/C 58W
180/55ZR17M/C 73W
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク
油圧式シングルディスク
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム(リンク式)
フレーム形式 ダイヤモンド

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
 ※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率です。
 ※3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。