2017年9月12日

今シーズンも圧倒的強さ発揮! ボウ、前人未到の11連覇

 

FIMトライアル世界選手権において、 2007 年にHRC のワークスマシン「Montesa COTA 4RT」で初めて世界チャンピオンを獲得して以来連覇を重ねているホンダ・レーシング(HRC)の契約ライダー、トニー・ボウ。9月10日に開催された第7戦チェコGPにて、ワークスチームであるレプソル・ ホンダ・チームのボウは2位でゴール。最終戦のイタリアGPを待たずにシリーズチャンピオンが決定し、前人未到の11連覇を達成した。

今シーズンはチェコ GP 終了時点で決勝 9 レース中優勝 7 回、2 位 1 回、3 位 1 回と 圧倒的な強さを発揮。ちなみにボウは、人工セクションを走破する屋内競技である X トライアル 世界選手権の 2017 年シーズンでも 11 年連続のチャンピオンを獲得している。

トニー・ボウのコメント
「今日は序盤から難しい戦いとなり、勝利を目指して挑みましたが、一歩及びませんでした。しかし、今大会での目標はタイトル獲得を決めることだったので、とてもうれしいです。今回のような路面の濡れた環境は、私にとってもマシンにとっても得意とは言えませんが、表彰台を目指して懸命に戦いました。今シーズンはとてもいい戦いができ、初戦のスペインでの勝利と続く日本でのダブルウインで、ライバルのアダム・ラガ選手との差を広げられたことが大きかったです。そして、米国での2連勝によってタイトルを決定的なものにすることができました。チームと関係者、そしてファンの皆さんに感謝いたします」

ホンダ・レーシング 野村欣滋 代表取締役社長のコメント
「トニー・ボウ選手の栄誉を称えるとともに、チームスタッフ、そしてレース活動を支えてくれた多くのスポンサーと、世界中のトライアルファンに感謝いたします。昨年の10連覇達成に続き、さらに連覇を重ねるために、ボウ選手とチームがこれまで以上に努力した賜物と思います。今後もホンダ・レーシングは、モータースポーツファンと感動を共有できるレース活動を目指し、取り組んでまいります」