2017年9月12日
ロッシの代役にファン・デル・マーク
9月24日に決勝が行われる2017 FIM MotoGP 世界選手権シリーズ 第 14 戦アラゴンGPにおいて、「Movistar Yamaha MotoGP」は負傷したバレンティーノ・ロッシの代役として、スーパーバイク世界選手権(WSBK)に参戦中のマイケル・ファン・デル・マークが出場することになった。
7月に行われた鈴鹿8耐でヤマハの3連覇に貢献したファン・デル・マーク、MotoGP世界選手権では2010年に125ccクラスで7レース、2011年のオランダGPでMoto2クラスに出場。また、モーターランド・アラゴンではWSBKやスーパースポーツ世界選手権などで合計7回レース経験がある。
マイケル・ファン・デル・マークのコメント
「アラゴンGPでYZR-M1に乗るチャンスをいただき、とても興奮しています。MotoGPマシンはこれまで一度も乗ったことがなく、新たな経験となります。どのようなフィーリングなのか、今から興味津々です。事前テストなしに、公式のプラクティスに臨むのは非常に難しいことだと思いますが、それでも、この貴重なチャンスを与えてくれたヤマハに心から感謝しています。この機会を通じ、多くを学びたいと思います」
リン・ジャービス(ヤマハ・モーター・レーシング、マネージングダイレクター)のコメント
「8月31日の木曜日にロッシ選手が負傷したため、サンマリノGPでは代役を立てないことを決定しました。しかしアラゴンGPでは、チームとして2台のマシンを走らせることが義務付けられています。それまでにロッシ選手の復帰は難しいと判断し、当社は契約ライダーの中から代役を探しました。2011年にはロレンソ選手の代役として中須賀克行選手を、2016年にはスミス選手の代役としてローズ選手が走行しましたが、今回はこの大役をファン・デル・マーク選手に任せることに決めました。他のライダーの代わりを果たすことは簡単なことではありません。とくにロッシ選手の代役となれば、より一層、難しいでしょう。しかし、ファン・デル・マーク選手にこの仕事をするだけの素質と経験があると確信しています。チームとして全力でサポートし、彼がチャンスを成功に結びつけてくれることを願っています。また、ロッシ選手の順調な回復を祈っています」