2017年8月30日
風の娘ライダー、ルリカミドリの実走! Kawasaki VERSYS-X250 TOURER体験ツーリング
「雨もまた楽し!? 3泊4日、ビショ濡れ、女一人旅」その3
■取材協力:カワサキモータースジャパン http://www.kawasaki-motors.com
◆まだ3日目◆ とりあえず黒部まで行きましょう
旅も3日目。朝から金沢のお約束的観光コースをバタバタと見学したあと、湯涌温泉でゆったりと過ごして、また兼六園前まで戻ってきました。
ツーリングマップル(恥ずかしながら2009年度版)をめくりながら、これからの予定を考えます。
明日中には東京に帰らねばなりませぬ。でもワタシは一日最高でも約300km程しか走れないので、今日中に少しは距離を縮めておきたいのですよね。
本当は大好きな藤子F不二雄先生の地元、富山県の高岡市を久しぶりにブラブラしたかったのですが、今回はパスして先を急ぐことにします。
地図を見ると、黒部あたりにいくつかキャンプ場があるので、とりあえず向かうことにしました。
キーを回すと、そろそろガソリンが切れそうだとメーターが表示していますので、途中でスタンドにも寄っていきましょう。
ちなみに、フューエルタンクは17リットル入ります。
ワタシの計算だと、リッター当たり、29.5km走るカンジです。さすがに燃費がいいですよねぇ~。
黒部まではけっこう距離がある(約100km)ので、北陸自動車道を使うことにします。すぐ近くの金沢西ICから乗れば便利なのですが、少しでも料金を安くしたいので、国道359号線を北上し、金沢森本ICから乗り込みましょう。
前方の空がどす黒くなっているので、いちおうカッパを着こんでいたのですが、案の定途中でものすごい雨が降り出しました。でも、ただの通り雨だったみたいで、黒部ICで降りる頃には、キレイな夕焼け空が広がっていました。
海岸まで走り、今夜のお宿、無料で使える「園家山(そのけやま)キャンプ場」に到着。お客は、自転車で旅をしているらしい70代のおじいさんが一人だけいて、炊事棟の中にテントを張っていました。
ワタシは離れたところに張り、少し戻ったとこにあったスーパーで買い物をして戻ってきたら、ちょうど日本海にお日様が沈んでいくところでありました。
(本日の走行距離-168.3km)


♦4日目♦ 今日で旅も終わりか……さみしいっ
翌朝は4時に起床。炊事場に行くと、まだおじいさんは寝ているみたいです。
この辺は、アルプスのおいしい水が、あちこちで噴出していることで有名なのですが、ここのキャンプ場ではなんと水が出しっぱなしになっていました。だって、蛇口が付いてないんだもん。すごいよね。しかもムチャクチャ冷たくておいしいの。その水で顔を洗い、シャキッとしたところで、旅の最終日のスタートです。
まだまだ交通量が少ない早朝の国道8号線をチンタラと走ります。途中、断崖絶壁が続く、親不知(おやしらず)を見学。大昔は道がなく、海岸線を歩いて旅をしていたそうなんですが、親が一瞬目を離した瞬間に子供を波にさらわれた……という伝説があるのだそうです。
しかし、そんな岸壁に道を作った昔の人たちはホントにすごいよ。




しばらく海沿いの道を走っていくと、糸魚川市へ。市内の中心部には、先日の大火災の爪あとがまだはっきりと残っていました。
ウチの地元の福岡や新潟も今年は大雨の被害で大変なことになっていますし、熊本の地震とか広島の地すべりや鬼怒川の氾濫とか、東北の津波もそうですし、近頃の日本は災害ばかりなのが辛いです。一体、どうしちゃったんでしょうか。
糸魚川からは、今度は国道148号線を南下していきましょう。
途中にあったフォッサマグナ(深い溝)パークで、日本最大級の断層を見学。ちなみにここは、アメリカ(太平洋プレート)と、ヨーロッパ(ユーラシアプレート)の境に当たるところなんだそうですよ。



この道路を走っていると、やはり雪国らしくスノードームが次から次に現れます。狭いし、カーブしてるし、濡れているし、対向車のトラックが多いし、とにかくいつも以上に慎重に運転していきましょう。
途中、会社の後輩と同じ名前の「小滝」という駅を見つけたので、プレゼントしてあげようと写真を撮っていたら、何と、もうデジカメの電池切れの表示が! やばいです。まだこの先何枚も撮んなきゃいけないのに。
白馬に着いたところで温泉を見つけたので、店員さんにお願いして、入浴中の小一時間ほど充電させていただきました。本当に助かりました。「八方の湯」さんありがとうございましたぁ~っ。
ちなみに、このヴェルさんにはDC電源ソケットが装備されています。15Wまで出力が可能(フォグランプを使ってなければ30W)で、スマートフォンなんかに電力を供給することができるから便利ですよ。ただワタシのは普通のコンセントだから、使えないのが残念。コンセントでも充電できるヤツ今度作ってくださいカワサキさん。
八方温泉のすぐ隣にはおいしそうなラーメン屋さんがありました。せっかくなので一杯、と、いただくと、自家製麺の麺も、しょうゆ味のスープも本当においしくて、あっさりとした昔懐かしい味でしたよ。
てか、今回の旅はラーメンとそばとソフトクリームしか食べてないじゃん!?
ビンボーすぎるよ、まったくよぉ。

有名な鉄道写真のポイントらしいですココ。時刻表まで現地に貼ってありました。

国道148号線を走っていると次々にアルプスの雄大な景色が現れます。

「みんなで頑張ったんだよォ〜」原田キャプテンの声が聞こえる(?)白馬のジャンプ台。

左の丸いキャップを開けるとDC電源のソケットがある。フォグランプ未使用時は30Wまで使えるぞ。

充電させていただいた「八方の湯」さん。本当にありがとうございました。

あっさり、サッパリ、昔懐かし感じの味でした。店で打っている麺もおいしかったよ。
白馬を出て、青木湖を右に見ながら走っていると、自転車で旅をしている外人さんのグループとすれ違いました。今回、行く先々でよく見かけたんですよね。
YOUは何しにニッポンへ!?
以前、北海道を回ったとき、自転車の一人旅をしている白人の女性を見かけたのですが、いつまでも安心して旅を楽しめる日本でありたいものです。
信濃大町を過ぎ、しばらく走れば穂高です。ここも何回か来たことがあるのですが、有名な大王わさび農場や穂高神社、それに小さな美術館もいくつもあって、見所の多い、いいところなので、まだいらしたことがない方はぜひ一度行ってみてくださいね。

穂高神社。こんな高い山に囲まれているのに御祭神は大昔、海を渡ってきた神様なのが不思議。

穂高の一大観光名所である大王ワサビ農園。中国や東南アジア系の人でいっぱいでした。

ワサビソフトサイコー!! 今回の旅で食べたのはソバとラーメンとソフトだけかよっ。
松本まで降りてくると時刻は3時半。東京まで、まだこれから200km以上走らねばなりません。高速代をケチるためにしばらく下道を通り、塩尻にある道の駅小坂田公園で一時間ほど仮眠。そして岡谷ICから中央自動車道に乗り込みました。
夕刻の高速道を飛ばし、一路東京へ。前方に巨大な富士山が見えています。
この道は何回も走っているというのに、富士山が見えたのは今日が初めてです。こんなにすばらしい景色だったのですね。
ずーっと富士山に見守られていたのですが、甲府を過ぎたところで見えなくなっちゃいました。
と、何となんと、大月を過ぎる頃にいきなり大粒の雨がっ! 今日は一日晴れていて、終わりよければすべてよし、、、なんて思っていたのにぃ~。
でも、バック類にはカバー掛けているし、もうあとは帰るだけだし、と、もうヤケクソです。降るなら降れやっ。ずぶ濡れに濡らしやがれ~っ!
幸いにしてすぐに止んだのであまり濡れずにすんだのですが、いゃあ~今回の旅は雨に祟られっぱなしでしたね。元々雨体質(?)なので仕方ないかっ。
八王子で高速を降りて甲州街道に入り、夜の街をチンタラと走って、10時過ぎやっと無事高円寺のアパートにたどりついたのでありました。
全走行距離、1045.4km。いろいろとあって大変だったけど、また今回も楽しい旅ができましたよ。
(本日の走行距離、391.8km)

さてそろそろ帰りますか。東京に向かってひとっ走りだ。

今回買ったおみやげ。九谷焼のコップで飲むビールはうまいっ♡

VERSYS-X250 TOURERに標準装備のスチールパイプ製エンジンガード。最初から装備されているなんて本当に安心だよね。

タンデム時でも楽チンのシート。パニアケースは左右とも17リットルも入るし、荷物をいっぱい積めるのがいいね。
♦旅を終えて一言♦
ワタシは普段ネイキッドタイプのバイクに乗っているのですが、ネイキッドこそがバイクの基本だと思っていまして、これまでずーっとそればかり乗ってきましたし、これからも乗り続けるつもりでした。
でも、今回、初めて「ツアラー」という部類のバイクに乗せていただいて、その考えが変わったのです。
「あれぇ~、ワタシに一番合っとるバイクっちゃ、このツアラーやないとかいな?」って。
取り回しが軽くって、長い間運転していても体に負担のかからないライディングフォームが取れるから、ヒザや腰や背中も痛くなんないし、そのうえ燃費もよくって、荷物もいっぱい積める。オマケにエンジンの熱が篭らないから快適、、、。ワタシがバイクに求めるものが、すべてこのバイクには詰まっているんです。
ワタシの相棒も、もうすでに8万km以上は走っているし、いつかは引退の時期が来ます。そのときは、ぜひツアラータイプのバイクを購入したいと思いました。
いゃあ~、それにしてもお世辞抜きで、ホントにいいバイクでした。
実は「一日最高で300kmくらいしか走れない」なんて言っていたのですが、最終日の走行距離は391.8kmだったのです。それだけ走っても、ほとんど疲れがないんですよねぇ~。
今、こうして原稿を書いていると、あのトコトコトコ、、、というヴェルさんの軽やかなエンジン音が耳によみがえってきます。
心から、また乗りたいって思わせるような、すばらしい体験をさせていただいた、カワサキさんとWebミスターバイクさんには感謝感謝です。
「kawasaki VERSYS-X250 TOURER」 サイコー!!
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