2017年8月24日

Hondaコレクションホール収蔵車両走行確認テスト

「闘うDNA」2017年夏その2

Hondaコレクションホール収蔵車両走行確認テスト「闘うDNA」2017年夏その2

恒例となったホンダコレクションホール所蔵車両の走行確認テストが、2017年7月ツインリンクもてぎにて開催された。
今回走行したレーサー二輪8台、4輪3台の計11台。そのうちまだ紹介していない6台を順次ご紹介。

●撮影ー依田 麗
●取材協力-ホンダコレクションホール http://www.twinring.jp/collection-hall/ 
     ホンダ /http://www.honda.co.jp/motor

NSR500


こちらで動画が見られない方は、YOUTUBEのサイトで直接ご覧ください。

NSR500(1999)

NSR500(1999)

NSR500(1999)

NSR500(1999)

NSR500(1999)

NSR500(1999)

1994年以降連覇を続け圧倒的な強さを魅せたマイケル・ドゥーハン+NSR500対策という訳ではないかもしれないが、WGPといえど環境対策とマシン性能を抑えるために1998年から無鉛ガソリンの使用が義務化された。他社に比べNSRの受けた影響は大きく、加速性能が著しく低下、最高速度も10%近く低下したと言われる。しかし逆境を跳ね返すようにNSRの強さに変わりはなく、終わってみれば、ドゥーハンは9勝で5連覇を達成。NSRは14戦13勝、唯一優勝を逃した第8戦も2位入賞とは圧倒的な強さは変わるところはなかった。翌1999年、王者ドゥーハンは第3戦で負傷しまったが、その後を引き継いだアレックス・クリビーレは、この#3NSR500で16戦中6勝を納め、ホンダとNSR500は王者の座を死守した。チームメイトのた岡田忠之はWGP500クラス参戦4年目を迎えていた。同様のNSR500noポテンシャルを充分引き出し、第7戦オランダGP、第10戦チェコGP、第13戦オーストラリアGPとWGP自己最多となる3勝を挙げ、前年の8位から大きくジャンプアップ、ランキング3位を獲得した。6年連続でメーカー、ライダーチャンピオンを獲得したNSR500は、まさに完熟の時を迎えていた。

NSR250



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NSR250

NSR250

NSR250

NSR250

NSR250

NSR250

NSR250

1986年にデビューしたNSR250は、NSR500を半分にしたようなレイアウトの2ストロークV型2気筒エンジンを搭載したワークスレーサーとして誕生した。デビュー以来実戦の教訓をフィードバックし毎年改良が加えられ進化と熟成を重ねてきた。この1999年モデルは、1998年に大きく改良された1998年型をベースに、激闘を繰り広げたライバルであるアプリリアRSV250に対抗するため、より高速化が行われた。この#4は、宇川徹がホンダワークスとしてWGP250クラスにフル参戦したマシンで、開幕戦から3戦連続2位を獲得、続く第4戦フランスGPではついに優勝、その後も安定した戦いを続け、第12戦バレンシアGPで再び1位を獲得、16戦中11戦表彰台に登る大活躍でランキング2位を獲得した。

2000年JGTC GT500チャンピオンマシン Castrol 無限 NSX



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NSX

NSX

NSX

NSX

NSX

NSX

NSX

3リッターV6エンジンを運転席後方に搭載するミッドシップレイアウトを採用、国産車初の本格スーパーカーと言えたホンダNSXが登場したのは1990年のこと。当初はアメリカやドイツのローカルレースに参戦していたNSXのモータースポーツ活動が世界的に知られるようになったのは1994年から参戦を開始したル・マン24時間耐久レースから。1995年にはGT2クラス優勝を果たしている(その活動はコチラhttp://www.mr-bike.jp/?p=55268)。一方、日本国内では1994年から全日本格式としてスタートしたGT選手権(JGTC。現SUPER GT)に1996年より最高峰のGT500クラスに参戦を開始。日産スカイラインGT-R、トヨタ・スープラ、マクラーレンF1 GT-Rなどを相手に、ル・マンGT2クラスをベースとするマシンで苦戦を強いられる。翌1997年はロードモデルが3.2リッターに排気量アップしたC32Bエンジンを搭載したことで、このユニットをベースにレースでは3.5リッターとし、無限×童夢 プロジェクト が参戦チームとして加わる。そして1998年のツインリンクもてぎで開催された第5戦では、中子修/道上龍組の Castrol 無限 NSXが念願の初優勝を遂げる。その後もトップ争いを続けるGT選手権でのNSXはターボで武装するなどのポテンシャルアップを図り、2009年シーズンまで戦い続けた。2000年シーズンを戦った Castrol 無限 NSXは道上龍が優勝こそ無かったもののシーズンを通して安定した速さを披露。念願のチャンピオンを獲得している。


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