2017年5月26日
VESPA Primavera125 ABS試乗
『ベスパの歴史の中で、もっとも長く愛されるモデル。イタリアンデザインエッセンスとVespaスピリットの融合』
■試乗&文:高橋二朗 ■撮影:依田 麗
■協力:ベスパ・ジャパン http://vespa-japan.com/index.html
JAIA 日本自動車輸入組合 http://www.jaia-jp.org/motorcycle/
『1968年に発表され、ベスパの歴史の中で、もっとも長く愛されるモデルのひとつとなった「Primavera」の名を継承。さらに、2013年に発売し瞬く間に完売したベスパブランドの最上級モデルである「Vespa 946」のデザインエッセンスを随所に継承したモデルとなっております。またヘルメットインスペース、フロントの小物入れなどのユーティリティも充実し、エレガントなデザインとスクーターとしての高い機能性を高次元で両立しました。 』(ベスパ・ジャパンのWEBサイトより)
スチールモノコックボディやフロントの片持ちサスペンションなど、ベスパの伝統を継承しながらモダンに仕立てられたそのスタイルに目を奪われるプリマベーラ125は2014年の春、日本で販売が開始された。
色々とメリットの多い原付二種クラスということもあり、ピアッジオグループジャパンの主力スクーターとも言えるプリマベーラ、ライディングポジションをとるとシートの硬さ、フロアボードの高さが173cmの私にはとても自然でしっくりとくる。ステップボードは原付二種クラスのスクーターとしてはスリムなので足つき性も好印象。足を伸ばすことはできないが、窮屈感はない。
エンジンの振動は少なく、ストッロルを急開しても唐突に回転が上がる→身体がのけ反るようなことはなく、とてもジェントル。加速感などのパンチは弱いが、ジワジワと速度を伸ばす味付けで、時速50~60キロあたりのクルージングが快適。ゴツゴツしたアスファルトの上でも足がしっかり動いて不快感はない。フロント片持ちサスのクセか、乗り始めた直後、曲がる時にちょっとした違和感があったが、その後は気になることはなかった。
プリマベーラ125は一言で”大人のスクーター”。スタイル、計器類他、全体のデザインもシックで所有感を満たし、長く付き合えそうな1台と言える。さすがピアッジオはスクーターのことをよく知り尽くしていると思った。
(高橋二朗)
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