2017年5月2日
KTM 125 DUKE 試乗
パワーを使い切ることができる楽しみ
“玄人”ライダーにはたまらない1台
■試乗&文:高橋二朗 ■撮影:依田 麗
■協力:KTMジャパン http://www.ktm-japan.co.jp/
JAIAが開催している“輸入二輪車試乗会”。現在国内販売されている外車の最新モデルを一堂に集めて試乗しようという嬉しいイベント。で、その中から注目マシンをピックアップ試乗。今回はKTM 125 DUKEだ。
2011年に衝撃の日本上陸、その後200、250、390とラインナップを増やしていくが、KTMのライトウェイト・ネイキッドシリーズのオリジナル・モデルであり末弟でもある125 DUKEが2017年モデルで大きく変わった。
まずは外観。”THE BEAST 2.0″こと1290 SUPER DUKE Rなどと共通したイメージの昆虫にも見えるヘッドライトを採用。スポイラーの形状が変更されたフューエルタンクは容量が11Lから13.4Lにアップ。また、シートの形状はライダー、パッセンジャー共にも刷新された。また、オープンカートリッジのサスペンションも新採用に。特徴的だった短いマフラーはレイアウトが変更され、サイレンサーが車両後方へ伸びるタイプに。計器類は新たにTFTディスプレイとなった。ボディカラーはオレンジとホワイトの2タイプを設定。車両価格は据え置かれた。尚、ABS(BOSCH製)は2013年モデルより標準装備となっている。
125という限られたキャパシティのためトルクというよりも高めの回転をキープしながら、という走りになるが、ライダーによってはパワーを使い切ることができる楽しみがある。今や原付二種クラスで希少なロードスポーツ的役割を担う125 DUKE、ワイディングの下りなどを得意とする”玄人”ライダーにはたまらない1台だろう。
(試乗・文:濱矢文夫)