2017年4月21日
シンプル・シングル、エストレヤに“ファイナル・エディション”が登場
575,640円(6月1日発売)
1992年5月の登場以来、空冷SOHC2バルブエンジンをセミダブルクレードルに搭載という基本構成が変わることなく四半世紀。途中、前後一体式ダブルシートや専用ハンドル形状が採用されるなどしたRSモデルの登場や、前後にドラムブレーキ採用とさらにクラシックイメージを高めたカスタム、そしてその両方のエッセンスを盛り込んだRSカスタムとバリエーションを増やした時期もあったが、現在は基本車種と特別カラー版のSpecial Editionのラインアップで地道に販売を重ねてきたエストレヤだったが、ついにファイナル・エディションが登場してしまった。
ほぼ毎年のサイクルでカラー&グラフィックの変更が行われてイヤーモデルがラインナップされてきていたが、2015年モデルでメカニズムの変更を伴ったモデルチェンジが行われた。といってもシンプルな基本的デザイン、イメージは変えずに、アイドルスピードコントロールの新採用や、吸気系を中心とした見直しでより扱いやすくなったエンジン、減衰力設定をより最適化した足周り、そして各部のクオリティをアップさせたボディ周り、など細部の改良が行われ新型へと発展した。
この新型ESTRELLAは、2014年の1月20日に発売されたのだが、そのESTRELLA本体の発売よりも前に、ESTRELLAのSpecial Editionが2013年12月1日に先行発売されている。ESTRELLAのスペシャル・エディションといえば、RSやカスタム、RSカスタムを除けば2006年4月に発売された「ESTRELLA-RS クロームバージョン」以来の久々のライナップだった。ベースとなったESTRELLAのフェンダー、フロントフォーク、エンジン、エキゾーストなどをブラックアウトしたスペシャルカラーモデルだ。
2015年1月に発売されたESTRELLA Special Editionの2015年モデルも、基本モデル同様カラーの変更のみだったのだが、シートの色遣いが変更されたことによりイメージが若干変わった。2014年モデルのオレンジのパイピングが入った黒のダブルシートから、座面部分を赤にしたお洒落なツートーンのシートへと変更されていた。
2016年1月、ESTRELLAは2016年モデルへとマイナーチェンジされ、「メタリックスパークブラック」と「パールアルパインホワイト」の2色設定となった。同時にこちらのESTRELLA Special Editionもカラー設定を変更、赤系の「キャンディクリムゾンレッド」が採用されている。
2017年3月の発売モデルでは、本体のESTRELLAとESTRELLA Special Editionが同時に2017年モデルへと発展。ESTRELLAでは、「キャンディカリビアンブルー×パールクリスタルホワイト」と「キャンディバーントオレンジ×パールクリスタルホワイト」の2色が採用されたのに対して、ESTRELLA Special Editionでは「メタリックスレートブルー×パールクリスタルホワイト」が設定された。
今回、ついに登場してしまったESTRELLAにファイナル・エディションだが、最後を飾るにふさわしく650RS“W3-A”をイメージしたカラー&グラフィックが採用されたほか、フューエルタンクのグラフィックに水転写デカールを取り入れ、エンブレムも専用の「Kawasaki」エンブレム、サイドカバーにも専用のエンブレムが採用された。フューエルタンク上部には「Final Eiditon」ロゴ(水転写デカール)も入っている。シートも特別なデザインを採用、フロントフェンダー、リアフェンダー、フォークカバーにはクロームメッキが採用されるなど、ファイナルとしても力の入った“特別な1台”に仕上げられている。
★KAWASAKI ニュースリースより (2017年4月21日)
2017年モデル ESTRELLA Final Edition 新発売のご案内
カワサキでは、単気筒ならではの味わいと素材を生かした質感でご好評を頂いております、エストレヤ ファイナル エディションを下記の通り、2017年モデルとして新発売致します。
- モデル情報
- 車名(通称名) ESTRELLA Final Edition
- モデルイヤー 2017
- マーケットコード BJ250LHFB
- 型式 JBK-BJ250A
- 発売予定日 2017年6月1日
- メーカー希望小売価格 575,640円(本体価格533,000円、消費税42,640円)
- カラー(カラーコード) キャンディアラビアンレッド(RD1)
- ※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う諸費用は含まれません。
- 【ESTRELLA Final Edition】
- 空冷4ストロークエンジンと上質感のあるフォルムで人気を博したESTRELLA。その最後を飾る特別仕様車です。カラー&グラフィックは650RS:W3-Aをイメージし、専用のエンブレムとデカールがシックなデザインを演出します。フューエルタンクの光沢のある美しい仕上がりは水転写デカールによるもの。車体各部のクロームメッキと相俟って、その上質さを一層高めています。空冷4ストローク単気筒エンジンの生み出す心地良いフットワークと、シンプルでありながら気品のある外観はFinal Editionに相応しい特別な一台となっています。
- ■スタンダードモデルからの変更点
- ・カラー&グラフィックの変更
- ・フューエルタンクのグラフィックに水転写デカールを採用
- ・フューエルタンクに専用の「Kawasaki」エンブレムを採用
- ・サイドカバーに専用のエンブレムを採用
- ・フューエルタンク上部に「Final Eiditon」ロゴ(水転写デカール)を採用
- ・特別なシートデザインを採用
- ・フロントフェンダー、リヤフェンダー、フォークカバーにクロームメッキを採用
- ※性能及び諸元に変更はありません。
★主要諸元
車名型式 | JBK-BJ250A | |
---|---|---|
ESTRELLA Final Edition | ||
発売日 | 2017年6月1日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.075×0.755×1.055 | |
軸距(m) | 1.410 | |
最低地上高(m) | 0.170 | |
シート高(m) | 0.735 | |
車両重量(kg) | 161 | |
乾燥重量(kg) | – | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 39.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
31.5(WMTCモード値 クラス2-2 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | – | |
最小回転半径(m) | 2.4 | |
エンジン型式 | BJ250AE | |
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 66.0×73.0 | |
圧縮比 | 9.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 13[18]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 18[1.8]/5,500 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | |
潤滑油方式 | ウェットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 2.0 | |
燃料タンク容量(L) | 13 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.636 |
2速 | 1.733 | |
3速 | 1.300 | |
4速 | 1.050 | |
5速 | 0.833 | |
減速比1次/2次 | 3.363/2.666 | |
キャスター(度) | 27° | |
トレール(mm) | 96 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/90-18M/C 51P |
後 | 110/90-17M/C 60P | |
ブレーキ形式 | 前 | φ300mm油圧式ディスク |
後 | 内径φ160mmリーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | φ39mmテレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
※1 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3 WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。