2017年4月28日
FIMアジアロードレース選手権 (ARRC)参戦記
FIMアジアロードレース選手権 (ARRC)参戦記 第16回
ナイトロ・ノリこと芳賀紀行とその実兄である芳賀健輔がともに立ち上げたK-max Racing。FIMアジアロードレース選手権スーパースポーツ600クラスに参戦を開始した全く新しいチームが、シーズン唯一の母国、そしてホームコースでの一戦に挑む。
●取材協力-K-max Racing
みなさん、こんにちは、K-max Racingの芳賀です。今年おにぃ(芳賀健輔)と一緒に立ち上げたK-max RacingからFIMアジアロードレース選手権(ARRC)に参戦を始めて、レースは今回ホームコースの鈴鹿に戻ってきましたわ。
今回、チームのYZF-R6は走り出しから悪くなかったで、練習走行セッションではセッティングもそれほど変更することなく、セットアップをしていきました。予選セッションでは、ちょびっとラインを変えてみようということでシケインに突っ込んだらフロントタイヤが砂に落ちて転倒してしまったんやが、それでもきっちりウィークベスト、2分12秒685まで持っていけました。予選ポジションは5番手。これまでで一番いいところまでもっていけたわ。
ほんでも、このまんまじゃ決勝レースでは勝負ができーへんということで、違うセッティングを試して、その日の夕方開催のレース1に臨みました。でも、レース1では完全に外してしまっていて、レース序盤に、いっぺんはトップに立ったけれども、タイヤの選択ミスで後半はズルズルと順位を下げていって、終わり。
翌日曜日も前日と全く同じ時間にレース2があったんや。レース2ではちびっとセッティングを戻して挑んだんやが、リアタイヤを変えたらこれがうまく機能せず、ペースが上げられ―へんまんま、なぁんもできーへん13周のレースとなってしまおったんや。
あーしておけばよかった、こうやっとけばよかったというタラレバになってしまうけど、レースは終わってしまったので仕方あれへん。ただ、しっかり鈴鹿を走ったことで、R6のキャラもしっかりとつかむことができ、理解としては進んでおるので、残り後半の3戦もしっかりやっていきます! 皆さんK-max Racing 41号車の応援よろしゅうお願いします!
1975年生まれ。ワールドスーパーバイクをメインに活躍してきた、世界戦43勝を誇るライダー。TEAM KAGAYAMAに合流し、2013年~2015年にかけて鈴鹿8時間耐久レースでは3年連続3位表彰台を獲得している。FIMアジアロードレース選手権への挑戦は今年で3シーズン目となる。
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