2017年4月20日

Honda CBR1000RR SP2 レースベース車

新型CBR1000RR SP2を元にモディファイしたレースベース車を発売

1,782,000円(2017年4月20日発売)

CBR1000RRのレースベース車は、ここまで2012年モデルのCBR1000RR欧州仕様をベースに開発されたモデルがラインナップされてきたが、ベース車両の代替わりスケジュールに合わせるため、ここ数年は苦戦を強いられることもあった。ちなみにこの2012年モデルでは、デジタル表示によって計測中及び最新ラップタイムが同時に表示できる機能や、ベストラップ更新時に点滅するインジケーター、エンジン回転数のデジタル表示、ラップごとの燃料消費量を計測可能とするなど、レース専用の機能が搭載されたメーターが採用された。このほか2012年モデルで新たに採用されたパーツとしては、改良されたカムシャフト、バルブスプリング、フロントブレーキキャリパー、ワイヤーハーネス、セッティング可能なECUの搭載などがあった。

その後、2013年モデルは継続販売とされたが、2014年モデルで吸・排気ポート形状の変更や、ハンドルポジション、ステップ位置の変更などマイナーチェンジ。2015年、2016年モデルは継続販売された。

今回、ベース車両のCBR1000RRがフルモデルチェンジされたのに合わせて、レースベース車もフルモデルチェンジの新型に生まれ変わった。まさに待望の新型レースベース車の発売だ。
 

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CBR1000RR SP2 レースベース車。

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CBR1000RR SP2 レースベース車。


 

★HONDA ニュースリリースより (2017年4月19日)

ロードレース専用車「CBR1000RR SP2 レースベース車」を発売

Hondaは、スーパースポーツモデル「CBR1000RR SP2」をベースとした、ロードレース専用車「CBR1000RR SP2 レースベース車」を4月20日(木)に発売します。

CBR1000RR SP2 レースベース車は、CBR1000RR SP2をベースに、ラジエーター、オイルクーラーなどをレース専用品に変更、レース参戦へのモディファイを前提としたパーツ構成とすると共に、レースに不要な灯火器などを取り外すなど、よりローコストでレースに参戦しやすいものとしています。

ベース車のCBR1000RR SP2は、フルモデルチェンジした「CBR1000RR SP」をベースに、サーキット走行やレースでの使用を想定し、吸・排気バルブ、燃焼室を新設計したシリンダーヘッドやピストンを搭載するなど、さらなるスポーツ性能を向上させたモデルで、2016年10月にドイツのケルン市で開催された「インターモト※1」に出品されました。

車体色はブラック1色の設定。

※1 インターモトは、「国際オートバイ・スクーター専門見本市2016(International Motorcycle, Scooter and Bicycle Fair)」の略

 

●販売計画台数(国内・年間)
40台(受注生産)

 

●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
1,782,000円(消費税抜き本体価格 1,650,000円)
※価格にはリサイクル費用が含まれています
※このCBR1000RR SP2 レースベース車はサーキット走行専用車であり、一般公道での走行はできません
※登録してナンバープレートを取得することはできません
※レースに参加される際には、各レースのレギュレーションに合わせた仕様に変更のうえ、ご使用ください
 

 

■ベース車CBR1000RR SP2との主な変更点
① 灯火器類 廃止(ヘッドライトはケースのみ装着)
② ラジエーター レースベース専用(高密度化)
③ オイルクーラー レースベース専用
④ ウォーターホース レースベース専用
⑤ 排気系 排気バルブ、キャタライザーを廃止
⑥ カウル類 塗装およびストライプ、一部のカウル類を廃止
⑦ フューエルタンク スチール製フューエルタンクへ変更
⑧ フロントブレーキキャリパー TOKICO製へ変更
⑨ 前・後サスペンション SHOWA製へ変更
⑩ 前・後ホイール ENKEI製へ変更
⑪ メーター 北米向け仕様を装着
⑫ その他 ABSシステムを廃止