2017年3月17日
スズキ GSX-S750 ABS
スズキのストリートスポーツ“GSX-S”シリーズに750が誕生
969,840円(3月30日発売)
2015年のモーターサイクルショーで国内デビューし、多くのバイクファンの注目を集めたスズキの新型スポーツモデル、GSX-S1000 ABS/S1000F ABS。スーパースポーツ、GSX-R1000をベースとしたエンジンを、これまたGSX-R1000をベースにさらに開発を進めたフレームに搭載し、“GSX-R”というサーキット指向のスーパースポーツに対して、こちら“GSX-S”はワインディングを制する「高揚感のある加速と走りを楽しむ」ことに焦点を当てたストリートスポーツとして人気を集めてきている。
その“GSX-Sシリーズ”に第二弾として750の弟分が登場した。昨年のインターモトでデビューして以来、多くのファンが待ちに待った発売だ。
低く構えたアグレッシブなスタイリングや、スーパースポーツモデル“GSX‐R750”(海外向けモデル)ゆずりのパワーとスムーズなスロットルレスポンスによる爽快な走りを特長とするという。高出力ながら一般公道での扱いやすさを追求した直列4気筒DHOC4バルブ749ccエンジンを搭載。3段階から選択可能なトラクションコントロール、ラジアルマウントフロントブレーキキャリパーなどを採用。また、スポーティーな印象を与えるペータルブレーキディスクや、力強さを感じさせるテーパー形状のハンドルバーも装備している。
★SUZUKI ニュースリリースより (2017年3月17日)
スズキ、GSX‐Sシリーズの
新型モデル「GSX‐S750 ABS」を発売
スズキ株式会社は、ストリートスポーツバイクのGSX‐Sシリーズに750ccの新型モデル「GSX‐S750 ABS」を追加し、3月30日より発売する。
「GSX‐S750 ABS」は、2016年10月にドイツ・インターモトで発表したモデルで、低く構えたアグレッシブなスタイリングや、スーパースポーツバイク「GSX‐R750」(海外向けモデル)ゆずりのスムーズなスロットルレスポンスと爽快な走りを特長とする。
「GSX‐S1000」に次ぐ、GSX‐Sシリーズの新型モデルとして、一般公道での扱いやすさを追求した高出力の749cm3エンジンを搭載し、3段階から選択可能なトラクションコントロール、ラジアルマウントフロントブレーキキャリパーなどを採用した。また、スポーティーな印象を与えるペータルブレーキディスクや、力強さを感じさせるテーパー形状のハンドルバーを装備した。
- ●「GSX‐S750 ABS」の主な特長
- エンジン
- ・一般公道での扱いやすさを追求した高出力(最高出力83kW/10,500rpm、最大トルク80Nm/9,000rpm)の749cm3直列4気筒エンジンは、「GSX‐R750」ゆずりの高揚感のあるスムーズなスロットルレスポンスと爽快な走りを実現。
- ・ 発進時や低回転走行時に、エンジン回転数、ギヤポジション、スロットル開度等の情報を用いて、エンジン回転数をわずかに上げる「ローRPMアシスト」を採用し、発進・停車を繰り返す市街地走行などでの操作性を向上。
- ・ 平成28年国内新排出ガス規制に対応。
- デザイン
- ・GSX‐Rシリーズ直系エンジンを搭載したストリートスポーツバイクのGSX‐Sシリーズに相応しい、低く構えたアグレッシブなスタイリング。
- ・「GSX‐S1000」と共通イメージの躍動感あふれるラインと、牙を模したポジションランプを装備したヘッドランプスタイル。
- ・前後輪に花弁形状のペータルブレーキディスクや10本スポークのアルミ製キャストホイール、新パターンのブリヂストン社製タイヤを採用し、強力な制動力を発揮するラジアルマウントフロントブレーキキャリパーや新設計のスイングアームを装備するなど、スポーティーな印象を与える足回りで「走りの質感」を表現。
- ・ハンドルが固定される中央部を大径化したテーパー形状により力強さを感じさせるハンドルバー。
- ・車体色は、黒/青「グラススパークルブラック/トリトンブルーメタリック」、赤「パールミラレッド」、黒「マットブラックメタリックNo.2」の3色を設定。
- 装備
- ・3段階から選択可能なトラクションコントロールは、前後輪の速度、スロットルポジション、クランクポジション、ギヤポジションの各センサーの情報により、リヤタイヤのホイールスピンを検出した際、速やかにエンジン出力を低減。エンジン出力をより効率よく路面に伝達することが可能となり、より快適なライディングを楽しめる。※1
- ・前・後輪に取り付けられたホイールスピードセンサーにより各車輪速度を検知し、ブレーキの効きを自動的にコントロールして車輪のロックを一定範囲内で防ぐABSを標準装備。※2
- ・スタータースイッチを押し続けずにワンプッシュするだけで、ECMがスターターモーターを回転させてエンジンが始動する「スズキイージースタートシステム」を採用。また、ニュートラル時はクラッチレバーを握らなくても始動可能とした。
- ※1 トラクションコントロールは、あらゆる条件下で後輪のスリップ(スピン)を完全に制御したり転倒を防止したりするものではありません。
- ※2 路面状況(濡れた路面や悪路等)によっては、ABSを装着していない車両よりも制動距離が長くなる場合があります。また、コーナリング中のブレーキングによる車輪の横滑りはコントロールすることができません。
- ●年間目標販売台数
- 400台
- ●メーカー希望小売価格
- 「GSX-S750 ABS」、969,840円
- ※ 価格(リサイクル費用を含む)には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
- ●発売日
- 2017年3月30日
★主要諸元※1
車名型式 | 2BL-C533F | |
---|---|---|
GSX-S750 ABS | ||
発売日 | 2017年3月30日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.125×0.785×1.055 | |
軸距(m) | 1.455 | |
最低地上高(m) | 0.135 | |
シート高(m) | 0.820 | |
車両重量(kg) | 212 | |
乾燥重量(kg) | – | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 29.3(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
20.1(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | – | |
最小回転半径(m) | 3.0 | |
エンジン型式 | R749 | |
水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 749 | |
内径×行程(mm) | 72.0×46.0 | |
圧縮比 | 12.3 | |
最高出力(kW[PS]/rpm)※6 | 83[112]/10,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)※6 | 80[8.2]/9,000 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
潤滑油方式 | ウェットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 3.90 | |
燃料タンク容量(L) | 16 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.785 |
2速 | 2.052 | |
3速 | 1.681 | |
4速 | 1.450 | |
5速 | 1.304 | |
6速 | 1.148 | |
減速比1次/2次 | 1.857/2.529 | |
キャスター(度) | 25° | |
トレール(mm) | 100 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58W |
後 | 180/55ZR17M/C 73W | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク ABS |
後 | 油圧式シングルディスク ABS | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※1 燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3 WMTCモード値は、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。