2017年4月14日

Z250 ABS Special Edition

Z250 ABSのスペシャル・エディションを発売

569,160円(5月15日発売)

2008年4月発売の初代Ninja 250R登場後、あまりの人気沸騰ぶりにライバルメーカーとしてもただ後塵を拝しているわけにはいかないと、それぞれ対抗馬をぶつけてきたことで、250クラスのフルカウル・スポーツに再び脚光があてられることとなったのはご存じの通り。しかし、そのNinja 250Rもスーパー・スポーツをイメージする以上、時代の流れに逆らうわけにはいかず、2013年2月、新型Ninja 250へとモデルチェンジが行なわれた。

ただそれだけで終わらなかったのが勢いに乗るカワサキだった。Ninja 250の人気に油断することなく、Ninja 250をベースに兄弟モデルといえる“ストリート・ファイター”を開発していた。フルカウル・スポーツの次は、Z1000やZ750/800でカワサキ・デザインの真髄ここにあり、のイメージを築き上げた“アグレッシブ・ストリート・ファイター”を、なんと250でも展開しようと放ったのがZ250だった。

まさしく“インスパイアZ1000”で、そっくりスケールダウンしたかのような思い切りの良いアグレッシブ・デザインのZ250は、Ninja 250のエンジン、フレームをベースに、イメージだけではなく、実際にZ800のマルチリフレクターヘッドランプを流用するなど、“アグレッシブ・ストリートファイター”のDNAをキッチリ受け継いでいた。

新型Ninja 250のデザインに唸らされた方は多いだろうが、2ヵ月遅れで登場したZ250は、また別の魅力を放っていた。これこそ国内のユーザーが絶えて久しく待ち望んでいた“ジャパン・クォーター”の再来、といえるモデルだった。その後、2014年3月に初のマイナーチェンジを受け、ニューカラー&グラフィックの2014年モデルとなっていた。

2015年5月、カワサキがそのZ250の2015年版を登場させるにあたって、またまた強力な“隠し球”をもって投入とあいなった。なんと、250スポーツにABSとアシスト&スリッパークラッチを標準で装備してきたのだ。ともに上級モデルの装備といえるABSとアシスト&スリッパークラッチ付きで価格は553,500円。ちなみに2014年モデルは488,250円だから安心感を考えると充分お買い得のモデルといえた。

2016年2月のモデルチェンジは、カラー&グラフィック変更が行われたのみで2016年モデルの登場となったが、2017年2月もカラー&グラフィックの変更のみで2017年モデルとなっている。

この2017年モデルの発売と同時にSpecial Editionが登場した。「キャンディフラットブレイズドグリーン×メタリックスパークブラック」(GN1)の専用色とゴールドホイールの採用、そしてZパターンのフロントシートが採用されている。

 

20170515_Z250_ABS_Special_Edition_ER250D_GN1DRF2CG.jpg

Z250 ABS Special Edition。カラーは1色。「キャンディフラットブレイズドグリーン×メタリックスパークブラック」(GN1)。

20170515_Z250_ABS_Special_Edition_ER250D_GN1DLS2CG.jpg

Z250 ABS Special Edition。


 

★KAWASAKI ニュースリリースより

2017年モデル Z250 ABS Special Edition 新発売のご案内
モデル情報
車名(通称名) Z250 ABS Special Edition
モデルイヤー 2017
マーケットコード ER250DHFA
型式 JBK-ER250C
発売予定日 2017年5月15日
型式指定・認定番号 II-334
メーカー希望小売価格 569,160円
(本体価格527,000円、消費税42,160円)
カラー(カラーコード) キャンディフラットブレイズドグリーン×メタリックスパークブラック(GN1)
※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う諸費用は含まれません。
【Z250 ABS Special Edition】

筋肉質で逞しいシルエットのスーパーネイキッドZ250 ABS Special Edition。独特なタンク形状やコンパクトなヘッドライト、シャープなテールカウルにより、Zシリーズを象徴するアグレッシブなデザインを実現。 スリムなシート形状はフラットでワイドなハンドルとともに扱いやすさや足つき性の向上に貢献しています。エンジンはDOHC4バルブパラレルツインエンジンを搭載。低中速回転域での豊かなトルクと高速回転域での伸びやかな吹け上がりを併せ持つ出力特性を獲得しています。 さらにレース由来の先進テクノロジー、アシスト&スリッパークラッチも装備。ストリートからワインディングまで幅広い領域で優れたパフォーマンスを発揮します。

■2016年モデルからの変更点
・カラー&グラフィックの変更
・ゴールドホイールの採用
・Zパターンのフロントシートの採用

★主要諸元

車名型式 JBK-ER250C
Z250 ABS Special Edition
発売日 2017年5月15日
全長×全幅×全高(m) 2,015×0.750×1,025
軸距(m) 1.410
最低地上高(m) 0.145
シート高(m) 0.785
車両重量(kg) 170
乾燥重量(kg)
乗車定員(人) 2
燃費消費率(km/L)※1 38.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2
25.7(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ)
最小回転小半径(m) 2.4
エンジン型式
水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 248
内径×行程(mm) 62.0×41.2
圧縮比 11.3
最高出力(kW[PS]/rpm) 23[31]/11,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 21[2.1]/8,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑油方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量(L) 2.4
燃料タンク容量(L) 17
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.600
2速 1.789
3速 1.409
4速 1.136
5速 1.000
6速 0.892
減速比1次/2次 3.086/3.142
キャスター(度) 26°00′
トレール(mm) 82
タイヤサイズ 110/70-17M/C 54H
140/70-17M/C 66H
ブレーキ形式 φ290mm油圧式シングルディスク
φ220mm油圧式シングルディスク
懸架方式 φ37mmテレスコピック式
スイングアーム(ユニ・トラック)
フレーム形式 ダイヤモンド

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
 ※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
 ※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。