2019年9月30日
スズキが「第46回東京モーターショー2019」に出展するジャパンプレミアモデルを事前公開。
今年の東京モーターショーのスズキのブーステーマは、「WAKU WAKU SWITCH for EVERYONE」。
『スズキは、「消費者の立場になって価値ある製品を作ろう」を社是の第一に掲げ、四輪車や二輪車、電動車いす、船外機で、お客様に喜ばれる真の価値ある製品作りに取り組んできました。
今回の第46回東京モーターショー2019では、2020年に100周年を迎えるスズキが、次の100年に向けて、軽自動車に代表される「小さなクルマ作りで培った技術」によって多くの人に「自由な移動」と「実用だけではない楽しみやワクワク感」を提供することで社会に貢献し、「大きな未来」を切り拓いていくことを表現したいと考えています。
今回のスズキのブースでは、四輪車、二輪車、電動車いすに加え、マリン製品を展示します。
スズキが提唱する小さなクルマだからこそできるワクワクのある毎日を“WAKU WAKU SWITCH for EVERYONE つくろう、あなたのワクワクで、みんなのワクワクを。”というテーマで表現します』(スズキのリリースより)。
二輪車のサブステージでは、新開発の油冷エンジンを搭載したロードスポーツバイク『ジクサー SF 250」、「ジクサー 250」、そしてMotoGP参戦車両の「GSX-RR」の3台を参考出品車として展示する。
●ジクサー SF 250」(ジャパンプレミア)
新開発の油冷エンジンを搭載。スポーティなデザインと燃費性能を兼ね備えたフルカウルスポーツ、ジクサー(GIXXER)SF 250。
インドで製造され、インド市場ではすでに発売されているので逆輸入車として国内でも知られた250スポーツ。このモデルの最大の特徴はやはりスズキ独自の“油冷”システムだろう。SOCS(SUZUKI OIL COOLING SYSTEM)はヘッドとシリンダー周りの一番発熱量の多い個所にオイルジャケットを作りオイルを循環させることで冷却を図るという。さらにはカムギアをSOHC方式にとどめることで、メンテナンスの簡易化と軽量化をも両立させる、スズキならではのエンジン開発技術が取り入れられていることだ。
■全長×全幅×全高:2,010×740×1,035mm
■パワーユニット:油冷単気筒OHC4バルブ、249cm3、最高出力26.5PS/9,000rpm、最大トルク2.26kg-m/7,500rpm、ミッション:6速リターン。(最高出力、最大トルクはインド市場向けの参考値)
●ジクサー 250(ジャパンプレミア)
GSX1400でいったん途絶えたスズキの“油冷エンジン”技術を復活させたのがこのジクサー(GIXXER)だ。ただ2015年の東京モーターショーにスズキが参考出品したコンセプトモデル“Feel Free Go!”でも新開発の油冷エンジンが搭載されていたというから油冷エンジンの歴史は綿々と流れてきていたわけだ。
『専用設計で極限まで薄くしたLEDヘッドライトを採用。MotoGPで培われた軽量化、およびフリクションロスの低減技術をフィードバック。小型、軽量、高出力、低燃費、高耐久性、静粛性を高いレベルで実現している』(スズキのリリースより)。
■全長×全幅×全高:2,010×805×1,035mm
■パワーユニット:油冷単気筒OHC4バルブ、249cm3、最高出力26.1PS/9,000rpm、ミッション:6速リターン。(最高出力、最大トルクはインド市場向けの参考値)
●MotoGP参戦車両「GSX-RR」
現在MotoGPクラスで活躍中の「GSX-RR」。
『主な特長
・扱いやすく力強いエンジン特性、燃費特性、耐久性を高い次元で実現する直列4気筒エンジンを搭載。
・車体は運動性能と空力性能の両面より、車幅を抑えたレイアウトとし、車体剛性、重量バランスを最適化。
・高性能エンジンと車体の高次元なバランスで、高いコーナリング性能を実現。
主要諸元
■全長×全幅×全高:2,096×720×1,140mm
■ホイールベース:1,457mm
■パワーユニット:1,000cm3、水冷4サイクル直列4気筒DOHC4バルブ
■車両重量:157kg以上
■最高出力:176kW(240OS)以上
■最高速:340km/h以上』(スズキのリリースより)
この他、スズキのブースでは、KATANA、GSX-R1000R、SV650 ABS、V-Strom250 ABSなども展示される予定です。