2019年9月4日
モトクロスのワールドカップ、日本代表のチームワークに期待!
9月、国際モーターサイクリズム連盟(FIM)が毎年1回主催する国別対抗世界選手権がトライアル、モトクロスそれぞれ開催される。ナショナルチームとして戦う、サッカーで言えばワールドカップ、テニスで言えばデビスカップのようなイベントだ。
トライアルの国別対抗戦「2019 FIM トライアル・デ・ナシオン」は9月27~29日 、スペインのイビサ島が舞台。藤波貴久、黒山健一、小川友幸という2016年から続く現在考えられる“史上最強”の3選手が日本代表として戦う。
一方、モトクロスの国別対抗戦「FIMモトクロス・オブ・ネイションズ2019」はトライアルと同日となる9月28・29日、オランダのアッセンを舞台に開催される。初開催は1947年と、個人戦であるモトクロス世界選手権(1952年)よりも歴史あるというイベントである。世界30か国以上の代表チーム(1チーム3名の選手で構成)が参加する団体戦で、現在は3クラス3選手が2クラス混走(マシンは250と450)となるレースを戦うもので、選手は2レース戦う(1レース2名の代表選手が走る)ことになり、各国チームワークや戦略が重要視され、3選手のリザルトを合計して競いあう。
一般財団法人 日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)から派遣されるその日本代表が決定。MXGP(4ストローク450cc)クラスに現在全日本モトクロス選手権ランキング1位の成田亮、MXOPEN(4ストローク250または450cc)クラスに今シーズンAMAナショナルモトクロスに参戦中の富田俊樹、MX2(4ストローク250cc)クラスにヨーロッパモトクロス選手権に参戦中の能塚智寛のチームHRCによる3選手となった。チームマネージャーはチームHRCの芹澤直樹が務める。 一方、モトクロスの国別対抗戦「FIMモトクロス・オブ・ネイションズ2019」はトライアルと同日となる9月28・29日、オランダのアッセンを舞台に開催される。初開催は1947年と、個人戦であるモトクロス世界選手権(1952年)よりも歴史あるというイベントである。世界30か国以上の代表チーム(1チーム3名の選手で構成)が参加する団体戦で、現在は3クラス3選手が2クラス混走(マシンは250と450)となるレースを戦うもので、選手は2レース戦う(1レース2名の代表選手が走る)ことになり、各国チームワークや戦略が重要視され、3選手のリザルトを合計して競いあう。
3名の中でチームの精神的支柱であるベテラン成田は1998年に初出場以来、モトクロス・オブ・ネイションズの参戦は今回で10回目。日本の過去最高位(2000年フランス大会、2003年ベルギー大会)時のメンバーでもある。2回目の参戦となる能塚はヨーロッパ選手権に参戦中ということもあり、今回の戦いの舞台となるアッセンの日本にはないサンドコースでは逆に経験が生かせると予想。尚、富田はMFJ主催の記者懇談会はトレーニング中の負傷により欠席となった。
1990年のスウェーデン大会が初出場、2000年フランス大会と2003年ベルギー大会の6位が最高位の日本代表チーム。ここ数年は予選を通過できない状況にあり、昨年のアメリカ大会では出場30か国中、総合22位。芹澤マネージャーは「まずは予選突破」と語り、決勝でのベストリザルトを目指す。活躍に期待したい!