2019年8月23日
第96回「なんと、あのPCがミニチュアで復刻!?」
最近、ゲーム機が復刻されたりするのをよく見かけます。
先日、たまたまニュースで見かけたのは、意外にもあのPC-8001の復刻版でした。
PC-8001というのは、1980年代にパソコンブームのきっかけを作った名機の一つで、なんと、国立科学博物館に重要史料として登録されているほど。
発売時の値段は、168000円。
CPUのクロックは4MHz。内蔵メモリは、ROMとRAMを足して最大64KB、という今となっては想像しづらいほどのスペックでした。
その他詳細はメーカーのサイトやWikiなどを参照いただくとして、そんな思い出の一台がNECパソコン40周年を記念したキャンペーンのために製作され、数量限定のプレゼント景品となっているなんて、ちょっとびっくり。
マニアの人がなんちゃってで制作、というのはたまに見かけますが、今回のは純正でマジモノの気配がしたため、すぐ食いついてしまったのです。
ところが、よくよく確認してみると、単品では購入できないらしく残念です。
その内容は、こちらのサイトで確認できます。
サイトへ行ってみると、いきなり「モデル誕生」から現代の「最新機種」までの年表がドーンと表示されて、これだけでもすでに涙モノです。
そして、復刻版のミニPCをゲットする方法について、単刀直入にいいますと、最新のPC「LAVIE Pro Mobile」のプレミアムパッケージを購入する!のが最短ルート?かな。
なんだよ、PC買うのかよ、と思ってしまいがちですが、いやいや最近のPCって超絶薄いですねー。
カッコイイじゃないですか。こういうの。
で、この特別モデル、配色が往年のPC-8001カラーを模しており、それだけで感無量ですわ。
ちなみに、その他のモデルを購入の場合でも、抽選でもらえるかもしれないとの記載アリ。
さて、件の復刻8001(正式名PasocomMini PC-8001)の正体ですが、知る人ぞ知る「ハル研究所」が「ラズパイ(Raspberry Pi)」にPC-8001互換のBASICを仕込んだ一品で、当時のN-BASICで遊べるだけでなく、当時流行ったレトロゲームのBASICプログラムが多々同梱されているだなんて!
・・・ぐぬぬ、欲しいなぁ。
動く実機の模様は、既に多数の方がレビューされているようなので興味あれば探してみてください。
その他、この特設サイトでは「パソコン誕生からの軌跡」の動画(https://youtu.be/khSS94oxblI)も制作され、一定の年代の方々には思い出深いコンテンツだと思います。
ここで、最近盛り上がって来た「ラズパイ(Raspberry Pi)」について、超ざっくりとご紹介です。
ラズパイとは、「超小型」「安価」「工作や制御やプログラムの学習」
に特化したコンピュータボードの略称でした。
すでに、世界中で何千万台も売れているという、驚きの製品です。
ただ、OSがMACとかWindowsとかではなく、どちらかというとLinux的なマニア向けのコンピュータだと思ってくださいまし。
大きさはノートPCのメモリーカード程度のサイズ。
価格は、実装機能により数百円~数千円のモデルが多々。
こんなサイズでも、USBで電源やキーボードを接続、HDMIでモニターを接続しWiFiでインターネットに接続できてしまうので、Webを見るなどの利用でしたら買ってきてすぐ使えてしまうのではと思います。
先ほどのPC-8001もどきには、この辺のモデルが内蔵されている感じです。
なんだか楽しそうな予感がしませんか?
工作や、プログラミングの勉強などに如何でしょうか・・・。
ではでは、またー。
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