2019年8月2日
定番となったNinja 250のKRT Editionがカラー&グラフィック変更
Ninja 250 KRT Edition 642,600円(9月1日発売)
Ninja 250の“KRT EDITION”としては、2018年2月に発売された600台限定のNinja 250 KRT Winter Test Editionが直近のモデルとしておなじみだが、SPECIAL MODELの始まりは、2010年に発売された特別なカラー&グラフィックを採用したスペシャル・エディションがルーツといえる。その後はほぼ本体のNinja 250と歩調を合わせてスペシャルエディションが発売されてきた。2011年6月のスペシャル・エディションは、ライムグリーンのボディカラーをベースにブラック基調のグラフィックを採用したモデルで、前後にはピンストライプを配したホイール装備で限定400台という内容だった。2か月後の2011年8月1日には、Ninja 250R本体の2012年モデルが登場。といってもカラー&グラフィック変更のみで価格、主要諸元に変更無し。2012年4月になって、その2012年モデルにカラーの追加が行われ、メタリックスパークブラックの車体カラーをベースにグラフィックを配したもので、300台の限定発売だった。
そして2013年の2月、Ninja 250の本体が新型へと発展したのに合わせてNinja 250 Special EditionとNinja 250 ABS Special Editionが登場している。2015年9月には、この2代目Ninja 250が2016年モデルへと発展したのと同時に、Ninja 250 ABS Special Editionもメーターパネルのデザイン変更と、カラー&グラフィック変更が行われた。そして2015年11月に登場したのがKRT Editionだ。2015年のワールドスーパーバイク選手権シリーズで、KRTから参戦したジョナサン・レイ選手が駆ったZX-10Rと同イメージのカラーリングが採用されたスペシャルモデルで、タンク上部にはKRTの文字も誇らしげに入っていた。
2016年9月にNinja 250シリーズが2017モデルへと発展したのに歩調を合わせて、このKRT Editionも2017年モデルへと発展している。といってもシリーズ共通のカラー&グラフィックの変更と、ABSの標準装備のみだったが。カラーは「ライムグリーン×エボニー」(GN1)の1色。
2018年2月に600台の限定で発売された「KRT Winter Test Edition」は、ラジアルタイヤの採用でリヤのタイヤ幅を150mmへとワイド化、迫力のリヤビューとグリップ性能を獲得し、パフォーマンスの向上にも貢献している。また、デザインも車名の通りカワサキレーシングチーム(KRT)が冬季テスト走行に使用したモデルと同イメージのカラーリングが採用されていた。スモークハイスクリーンも装備し精悍なルックスと優れた防風性能を発揮。加えてリアタイヤのホッピングやスリップの抑制が可能なレース由来の先進のテクノロジー、アシスト&スリッパークラッチも搭載。KRTの名に相応しい卓越した走行性能と外観を併せ持つスペシャルモデルだった。
今回のKRT EDITIONは、この2018年モデルのカラー&グラフィック変更版だ。
★KAWASAKI プレスリリースより (2019年8月2日)
Ninja 250 KRT EDITION 発売のご案内
- モデル情報
- 車名(通称名) Ninja 250 KRT EDITION
- マーケットコード EX250PLFA
- 型式 JBK-EX250P
- 型式指定・認定番号 II-359
- 発売予定日 2019年9月1日
- メーカー希望小売価格 642,600円
- (本体価格595,000円、消費税47,600円)
- カラー(カラーコード) ライムグリーン×エボニー(GN1)
- ※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。
- ※価格には保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う諸費用は含まれません。
- ※当モデルは川崎重工業株式会社の海外工場Kawasaki Motors Enterprise(Thailand)Co.,Ltd.(KMT)で日本向けに生産された車両です。
- ※当モデルはABS装着車です。
- ※メーカー希望小売価格は消費税8%を含む参考価格です。
- 【Ninja 250 KRT EDITION】
シャープなスタイリングにライトウェイト、ハイパフォーマンスを兼ね備えたNinja 250。質感の高いボディワークや力強いエンジン、軽く扱い易いハンドリング、スポーティ且つ快適なライディングポジションをより高い次元で実現しています。また、アシスト&スリッパークラッチやLEDヘッドライトユニット、ギヤポジションインジケーターなどを標準装備しライダーをサポート。車体デザインにはスーパーバイク世界選手権で戦うNinja ZX-10RRと同イメージのカラーリングを 採用。よりアグレッシブな雰囲気を演出しています。Ninja 250の奥深い魅力は、多様なシーンで幅広いライダーにモーターサイクルの楽しさを提供します。
- ■主な変更点
- ・カラー&グラフィックの変更
★主要諸元
車名型式 | EX250PLFA | |
---|---|---|
Ninja 250 KRT EDITION | ||
発売日 | 2019年9月1日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.990×0.715×1.125 | |
軸距(m) | 1.370 | |
最低地上高(m) | 0.145 | |
シート高(m) | 0.795 | |
車両重量(kg) | 166 | |
乾燥重量(kg) | – | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 37.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
26.2(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | – | |
最小回転小半径(m) | 2.5 | |
エンジン型式 | – | |
水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 248 | |
内径×行程(mm) | 62.0×41.2 | |
圧縮比 | 11.6 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 27[37]/12,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 23[2.3]/10,000 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | バッテリ&コイル(トランジスタ点火) | |
潤滑油方式 | ウェットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 2.0 | |
燃料タンク容量(L) | 14 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.769 |
2速 | 1.894 | |
3速 | 1.500 | |
4速 | 1.240 | |
5速 | 1.074 | |
6速 | 0.860 | |
減速比1次/2次 | 3.086/2.857 | |
キャスター(度) | 24.3° | |
トレール(mm) | 90 | |
タイヤサイズ | 前 | 110/70-17M/C 54H |
後 | 140/70-17M/C 66H | |
ブレーキ形式 | 前 | φ310mm油圧式シングルディスク |
後 | φ220mm油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | φ41mmテレスコピック式 |
後 | スイングアーム | |
フレーム形式 | トレリス |
※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。