2019年7月19日
第95回「巷で話題の5Gって、何がどうなるの?」
こんにちは、
今年は7月になっても比較的涼しくて、8月もこの調子で行って欲しいなどと考えているのは私だけでしょうか。
ところで最近、通信界隈でよく聞こえてくる「5G」(ふぁいぶじー)。
第5世代の移動体通信方式ということなのですが、TVでも時折特集されているものの、結局何ができるのかまだ良く分かっていなかったりします。
そういえば2012年に、こんなことを書きました。
「第26回 3Gとか4Gとか・・・次は5G?」(PC版にリンクします)
この時は、ケータイ(スマホ)の通信速度が100Mbpsで驚いていたのですが、今なんて普通に「受信最大1500Mbps」とか書かれているので唖然ですね・・・。
ということで1G~4G世代で何が出来たのかを、超ざっくり振り返ってみますと、
1G 手持ちできるサイズになったケータイ(アナログ方式)
2G 写真が撮れて、メールが送れるようになったケータイ(デジタル方式)
3G カラー画面になって、撮った動画も送れるし、Webも見られるように。
4G ゲームも動画も高画質で自由自在に、通信速度も何100Mbpsに。
ということで、次世代の5Gで実現することについて、こんな話が聞こえています。
<対象>5Gはスマホだけでなく、IoTとか車などにもどしどし搭載される。
自動車が文字通り、いろいろ自動な自動車に。
通販の配達も、ドローンが当たり前に。
色々なものが遠隔で状態がわかって、手に取るように制御できちゃう。
AI(人工知能)とかVR(仮想現実)とかAR(拡張現実)の組み合わせも。
<ネットワーク>超大容量の通信ができる。
ネットワーク全体の通信容量が増して、今よりもっと大量の端末が同時に通信可能に。
<速度>超高速で通信できる。
なんでも10Gbps超えが実現するらしいのです。
今の1G超えの速度でも、DLがめちゃ速い以上のメリットがあまり想像できません。
ところでこれ、毎月20Gとか30Gとかの大容量プランだったとしても、あっという間に容量超過になりませんかね・・・。これはかなり怖いです。
無限プランとかをぜひともお願いしたいです。
<遅延>超低遅延、つまり超高速で移動できる。
衛星通信の場合、ちょっと反応が遅れますね。あれは距離と通信速度の都合なわけですが、
昨今、時速300Kmとかで突っ走るGTレースの中継で、車載動画がけっこう鮮明になっている気がするのですが、今後の性能向上で、あれがさらにすごいことになるのですね。
<省エネ>超省電力(電池がめっちゃ長持ち)
通信については超省電力が実現するらしいので、どこかに埋め込まれるものは大変助かることに。
対してスマホの場合は、本体の性能が今後も俄然進化しそうなので、トータルでは現状維持の可能性も・・・
などなど、見えないものにもどんどん浸透してきそうな夢のシステムです。
これらを形にさせるのは、部品メーカーや電機や機械のメーカー、通信会社だったりするわけですが、なにが最初に実現して広がってくるのかは、もう少し静観することにしましょう。
4Gだって知らない間に浸透し、気づいたら身の回りでこんなに進化していたので、5Gもある日突然ビックリするようなサービスが始まったりしそうなので、ちょっと楽しみです。
それではまた。
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