2019年6月11日

電動トライアルバイクで世界一へ! 2年目の挑戦始まる

参戦マシンのTY-Eは、ヤマハの「研究開発統括部にて行われる業務時間の5%を利用し、個人の裁量のもと、イノベーション創出のために従来の枠にとらわれない自発的・自律的な活動ができる機会を提供する活動である“Evolving R&D(エボルビング R&D)”活動」から生まれた先行的な開発モデル。

今年は6月22・23 日オランダGP(ゼルヘム)、6月29・30日ベルギーGP(コンブレン・オー・ポン)の2戦が行われる2019FIM トライアル世界選手権・TrialE(Electric)クラスにヤマハは、全日本トライアル選手権IAスーパークラスを戦う黒山健一(YAMAHA FACTORY RACING TEAM)と共に電動トライアルバイクの「TY-E」で参戦する。

昨年は開幕戦となったフランスGPでライバルとの接戦を制して初優勝。次戦ベルギーGPではライバルに僅差で敗れて2位。ランキングでは同ポイ ントで並んだが、最終戦の成績を優先するレギュレーションのよってランキングは2位だった。

黒山健一のコメント
「昨年は、開幕戦こそ優勝することができましたが、第2戦では優勝を逃してチャンピオンに後一歩届かず、とても悔しい結果なりました。自分としてはやり残したことがたくさんあったので、今シーズン、もう一度チャンスをいただけて本当にうれしく思います。昨年の経験上、TrialE クラスは同じトライアル競技でも、ガゾリン車と異なる点も多く、メンタル的にもタフな戦いとなりました。しかし今回は昨年の経験があっての参戦となるので、心の準備もできています。今度こそヤマハの電動トライアルバイク TY-E を世界一のマシンにし、僕自身も世界チャンピオンになってみせますのでご期待ください」