2019年3月12日
クロスカブがカラー設定の変更とともに“くまモン バージョン”をラインナップ
クロスカブ50/クロスカブ110/クロスカブ50・くまモン バージョン/110・くまモン バージョン 291,600円/334,800円/302,400円/345,600円(7月19日/7月19日/6月21日/6月21日発売)
“21世紀の原付二種スーパーカブ”として2009年6月にラインナップに加わったスーパーカブ110だったが、わずか3年でフルモデルチェンジが行われた。2009年に登場したスーパーカブ110では、いかに“スーパーカブ”らしいイメージを残すかが配慮されたキープコンセプトのボディスタイルを持って開発されたのに対して、2012年3月発売のニューモデルでは、従来のスーパーカブのデザイン・イメージにとらわれることなく、「純粋にビジネスモデルとしてのユーティリティをアップトゥデート、突き詰めていったらこのスタイルになった」と説明されていたが、要は東南アジア系の新しいカブデザインへの変身といえる。
また2009年モデルは、国内モデルとして開発され、生産も国内の熊本製作所で行われていたのに対して、2012年のモデルは、中国の新大洲本田摩托有限公司で生産を行い、東南アジアなど海外市場を主なターゲットとしたグローバルモデルというバックグラウンドの違いもあった。
この2012年登場のスーパーカブ110をベースに、未だ人気の衰えることのない“ハンターカブ”をイメージして“アウトドアテイスト”でまとめ上げたのがクロスカブだ。2013年6月発売で、黒をベースにイエローかレッドを配した専用カラーの他、フロントヘッドライトをメーターから独立させ、レッグシールド前方に追加したパイプのフレーム枠にマウント。サス自体もスーパーカブ110プロの仕様に変更。タイヤサイズも専用の17インチに、リブレーキ径をφ130mmに拡大するなどの変更も行なわれた。2014年12月には、「ボスグレーメタリック」というモノトーン系でまとめ上げたニューカラーが加わりそれまでの「パールコーンイエロー」、「ファイティングレッド」と合わせて、計3色のラインナップとなっていた。
2018年2月発売で、フルモデルチェンジされた新型クロスカブは、2017年の11月に発売開始された“原点回帰”を図ったNEWスーパーカブをベースにしたモデルで、オリジナルのハンターカブのスタイルを彷彿させるボディデザインに戻ったといえる。
レッグシールドに換えてステアリングヘッドからボディへと続くフレームカバーを採用、LEDヘッドライトを囲むパイプ製のヘッドライトガードやスリット入りのマフラーガードなどによりアウドドアー志向のボディスタイルを取り戻している。
また新型クロスカブ110のフルモデルチェンジと合わせて、新たに49㏄エンジンを搭載し、タイヤサイズも前後14インチ(110は前後17インチ)と小径化した弟分の、クロスカブ50もラインナップに加わっている。
今回、クロスカブ50/110の本体がカラー設定を変更するのに合わせて、モンキーではおなじみ“くまモン”をイメージしたブラックとレッドのカラーリングを車体各部に取り入れた「くまモン バージョン」を50と110両車に設定している。
★HONDA ニュースリースより (2019年3月12日)
原付レジャーモデル「クロスカブ50」「クロスカブ110」のカラーバリエーションを
変更するとともに、新たに「クロスカブ50・くまモン バージョン」
「クロスカブ110・くまモン バージョン」を追加し発売
Hondaは、原付レジャーモデル「クロスカブ50」と「クロスカブ110」のカラーバリエーションを変更し、7月19日(金)に発売。さらに、熊本県とのコラボレーションにより、同県のPRマスコットキャラクター「くまモン」をイメージした「クロスカブ50・くまモン バージョン」と「クロスカブ110・くまモン バージョン」を新たに追加し、6月21日(金)に発売します。
クロスカブ50、クロスカブ110のカラーバリエーションは、従来各モデルの専用色であった、「カムフラージュグリーン」と「クラシカルホワイト」のそれぞれを共通カラーとして設定。クロスカブ50は、「カムフラージュグリーン」「クラシカルホワイト」の2 色設定。クロスカブ110 は、「カムフラージュグリーン」「クラシカルホワイト」「パールシャイニングイエロー」の3色設定のカラーバリエーションとしています。
新たに追加したクロスカブ50・くまモン バージョン、クロスカブ110・くまモン バージョンは、くまモンをイメージしたブラックとレッドのカラーリングを車体各部に採用。赤いパイピング付きシートの後部側面やクロスカブのロゴマークなど、随所にくまモンの足跡をイメージしたデザインを施したほか、くまモンのイラストをあしらったエンブレムやスペシャルキーの採用など、くまモンのかわいらしさを表現した遊び心あふれるモデルとしています。車体色は、グラファイトブラック1色の設定です。
- ●販売計画台数(国内・年間)
- クロスカブ50/110シリーズ合計 5,000台
- クロスカブ50/110・くまモン バージョンシリーズ合計 2,700台
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- クロスカブ50 291,600円(消費税抜き本体価格 270,000円)
- クロスカブ50・くまモン バージョン 302,400円(消費税抜き本体価格 280,000円)
- クロスカブ110 334,800円(消費税抜き本体価格 310,000円)
- クロスカブ110・くまモン バージョン 345,600円(消費税抜き本体価格 320,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | 2BJ-JA45〈2BH-AA06〉 | |
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クロスカブ110/くまモン バージョン〈クロスカブ50/くまモン バージョン〉 | ||
発売日 | 2019年7月19日(くまモン バージョンは6月21日) | |
全長×全幅×全高(m) | 1.935〈1.840〉×0.795〈720〉×1.090〈1,050〉 | |
軸距(m) | 1.230〈1.225〉 | |
最低地上高(m)★ | 0.157〈0.131〉 | |
シート高(m)★ | 0.784〈0.740〉 | |
車両重量(kg) | 106〈100〉 | |
乾燥重量(kg) | – | |
乗車定員(人) | 2〈1〉 | |
燃費消費率(km/L)※1 国交省届出値 | 61.0〈94.0〉(定地燃費値 60km/h〈30km/h〉定地走行テスト値 1名〈2名〉乗車時〉)※2 | |
66.7〈69.4〉(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)★※3 | ||
登坂能力(tanθ) | – | |
最小回転半径(m) | 2.0〈1.9〉 | |
エンジン型式 | JA10E〈AA04E〉 | |
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 109〈49〉 | |
内径×行程(mm) | 50.0×55.6〈37.8×44.0〉 | |
圧縮比★ | 9.0〈10.0〉 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 5.9[8.0]/7,500〈2.7[3.7]/7,500〉 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 8.5[0.87]/5,500〈3.8[0.39]/5,500〉 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) | |
始動方式★ | セルフ式(キック式併設) | |
点火方式★ | フルトランジスター式バッテリー点火 | |
潤滑油方式★ | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | – | |
燃料タンク容量(L) | 4.3 | |
クラッチ形式★ | 湿式多板ダイヤフラムスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式4段リターン※4 | |
変速比 | 1速 | 2.615〈3.181〉 |
2速 | 1.555〈1.705〉 | |
3速 | 1.136〈1.190〉 | |
4速 | 0.916 | |
変速比 | 4.058/2.642〈4.058/2.307〉 | |
キャスター(度)★ | 27°00′〈26°30′〉 | |
トレール(mm)★ | 78〈57〉 | |
タイヤサイズ | 前 | 80/90-17M/C44P〈70/100-14M/C37P〉 |
後 | 80/90-17M/C44P〈80/100-14M/C49P〉 | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディング・トレーリング |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | バックボーン |
■道路運送車両法による型式認定申請書数値(★の項目はHonda公表諸元)
■製造事業者/本田技研工業株式会社
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2 定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
※4 走行中はリターン式で、停車時のみロータリー式になるチェンジ機構です