2018年11月14日
KTMがEICMA2018で「790 ADVENTURE」他、5モデルの新型車両を発表
2019年ラインアップの主役として注目されているKTM 790 ADVENTURE、およびKTM 790 ADVENTURE Rは、ユーザーからのフィードバックとKTMの経験と専門的知識を駆使して開発されている。「排気量別セグメントを凌駕するこの2モデルを発表することで、KTM は中排気量トラベル・エンデューロ市場のオフロード走破能力に新たなベンチマークを打ちたてた」として発表している。
「KTM 790 ADVENTUREはライダーの野心と能力を試すかのようなトラベル・エンデューロファンのためのモデルで、どのような地表をどの方向に向かおうとも新たな道を見つけることができます。KTM 790 ADVENTURE Rは、トリッキーな地形を走破しようとする冒険家のための先進技術をつぎ込んだ軽量で俊敏なマシンです」(リリースより)。どちらのモデルもKTM 790 DUKEでお馴染みの799cc LC8cパラレルツインエンジンを搭載。さらにアドベンチャーライディングの特性を踏まえてエンジン回転域を引き下げ、低回転域でのトルク特性を重視している。結果的にスムーズな加速と、十分なパフォーマンス、そして20リットルのタンク容量がもたらす450kmという航続距離を実現しているという。
ストリートセグメントの話題としては、SUPERMOTOモデルのKTM 690 SMC Rが2019年モデルとして復活を遂げたのに注目だ。軽量、俊敏、“癖になる”シングルシリンダーならではのパンチ、プレミアムなシャシー構成に加えて、パフォーマンスを向上させる最先端の電子制御技術も投入された。KTM 690 SMC Rの最新型LC4 エンジンは、世界で最もパワフルなシングルシリンダーエンジンで、圧倒的な74hpと73.5Nmのトルクを発生する。
KTM 690 ENDURO Rは、アスファルトとクロスカントリーコースを走破する上でさらに極限の状態まで煮詰められ、姉妹車のSMC Rと同じLC4エンジンおよび、オフロードに最適化した同系統の電子制御技術を搭載している。先代モデルの特徴は全て生かし、新型のシートとシャープさを増してバイクそのものの動きを良くした新たなボディワーク、そして世界を制したKTM のEXCシリーズ譲りのWP XPLORサスペンションが最新のシャシーに組み合わされた。
新開発のKTM SX-E 5は、「KTMの革新的なラインアップの更なる一歩を表現している」モデルだ。エントリー層向けのモーターサイクルで、e-sectorにおける何年もの開発経験を駆使して生み出された。電気モーターを動力源とし、開発理念はシンプルで“初心者でも簡単に乗れる極めて競争力の高いマシンを作る”ことという。排ガスゼロ、低い騒音、および最小限のメンテナンスという利点を生かし、モーターサイクルの世界に入りやすくするとともに、優れたデザインがもたらすシート高の調節機能により成長期にあるライダーにとっても理想的なポジションを与えられるという。
※EICMA2018で発表されたこれらのモデルの日本への導入は現時点では未定。また、日本導入モデルの仕様は変更される場合あり。
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