2018年9月6日
第21回「残暑お見舞い申し上げます。 行ってきました 真岡のSLキューロク館」
8月が終わると夏も終わりって感じですが、まだまだ暑い日が続いています。1月以来久しぶりです。今回は人気の新型クロスカブ110で、下道でキョロトコ(きょろきょろしながらとことこ走る)しながら栃木県は真岡、益子に行ってきました。
最近乗ったバイクの中では小さな排気量の110cc。どのくらい走るものか解らないままに、自宅から国道をひた走ります。小さな車体だからでしょうか、マナーの悪い車にあおられます。アオリ倒してくるのは、おなじみオラオラ系の黒いミニバンはともかく、プロドライバーであるはずのトラックやトレーラーが多いこと!!! こんだけアオリ運転が社会問題になっているのに……意識しなくても自然とスピードが上がり気味の走りになってしまいます。しかし新型スーパーカブ系のエンジンはすごいですね! 制限速度+20km/hの流れの中でもひけを取ることなく走行可能。しかも楽勝で。
キョロトコどころではなくそんなこんなで走り続け、少々疲れたので楽しい裏道田舎道にそれてトコトコ。速い流れにも乗れるエンジンですが、やっぱりトコトコ走りが楽しい! いろんなもの見つけちゃUターンしたりしながら最初の目的地である真岡駅前の真岡鉄道SLキューロク館に到着。ここは以前から何度も目の前を通っていましたが、時間が合わずいつも通過でした。今回は目的地なので初めての訪問です。嬉しいことに入館無料です。北海道からやってきたSL2両とディーゼル機関車に珍しい貨車、さらに内部が休憩場所になっている客車もあります。
訪問したのは夏休みの真っ盛り、子供連れのファミリーでなかなかの人気です。小さい子供がD51を指差して「おっきいね!」とびっくりしたように叫んでいました。その姿を眺めつつ、自分もこんなだったのかなと思ったりして。この日は現役SL列車であるSLもおか号の運転日。ちょうどSL列車が到着してどどーと子供たちが下車、館内は大騒ぎに。みんな夏休みのいい思い出になったでしょうね。
騒ぎが一段落したところで、展示車両を舐めるように見学してから出発。ここは、鉄道好きにはたまらないところでした。
次なる目的へ向かいます。国道294号線を進んでから裏道に入ってとことこと。益子のあたりでちょうどお昼時になりました。どこかでお昼でもと走り回りましたが、どこもいっぱい。なのでいつものようにコンビニで済ませ、しばらく走って益子のひまわり畑に到着です。
ここもすごい車にすごい人。逃げるように端っこで撮影タイムです。写真では誰もいないように見えますが、それがプロの技!?
それにしても暑い。今日も軽く30度越え! すこしクラクラしてきたので川沿いの公園で小休止して、本日のメインイベント、SL列車の撮影に備えます。木陰で受ける川からの風は心地よく、小一時間で復活して、SL撮影も無事にミッションクリア。
田舎道をとことこ走り、以前から気になっていた昔の風情の川や鉄橋などあちこち寄り道し、道の駅でお土産なんか買って帰路につきました。あおられハイペースになりながらもなんと燃費は約71キロ! 益子から自宅まで2リットルも使っていない計算になります。小回りは効くし、荷物も積めるしLEDのライトも明るいし、改めてスーパーカブ系エンジンの高性能と好燃費に驚きながら、財布にもやさしい充実した日帰りツーリングを楽しめました。でも、さすがに1日で250キロ以上走るとお尻がちょっと辛い。もっと休みや休み走ればいいのですが。
■取材協力 ホンダモーターサイクルジャパン・アライヘルメット・ラフ&ロード
カメラマン 志位充一
職業はカメラマン。誰にも優しい人柄で、あらゆる方面に幅広い人脈を持つ。愛車SL230でホンモノのSL(蒸気機関車)を追いかけ回す筋金入りの撮り鉄でもある。
[Part2 第20回|Part2 第21回]
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